副島種臣 の商品レビュー
この出版社のこのシリーズ、という枠組みを意識しすぎた伝記。今日、書画や漢詩の世界だけでその名が知られているのはとても残念。脚光不足。 意外なことに、酒を好まなかったらしい。豆腐、蒟蒻、おからが好物だった。粗食に徹するも、お茶にはうるさかったという。鼠色の山高帽子にフロックコート...
この出版社のこのシリーズ、という枠組みを意識しすぎた伝記。今日、書画や漢詩の世界だけでその名が知られているのはとても残念。脚光不足。 意外なことに、酒を好まなかったらしい。豆腐、蒟蒻、おからが好物だった。粗食に徹するも、お茶にはうるさかったという。鼠色の山高帽子にフロックコートという出立ちを貫き、外国の要人たちに侮られることを警戒していた。すなわち、対等な外交関係の樹立こそが明治国家の宿願であったわけで、副島種臣もそれを体現していた。
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