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知りすぎた犬 の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2018/11/21

これぞ「慣れ親しんできたミステリー」 書かれたのは1997年、どうりで。 誰もが犯人に思えて、主人公の大胆な行動にヒヤヒヤして、というオーソドックスな。 パートナーは犬。

Posted byブクログ

2013/01/31

大分前に図書館で借りたのですが登録していなかったみたいなので。 元ドッグトレーナーと犬と太極拳は何となく覚えていたのですが主人公が女性だったことはすっかりコロリンと忘れておりました。内容もあらすじ読んでそうそう、そんな話だっけ…という程度。で、リサさんはなんで死んじゃったんだっ...

大分前に図書館で借りたのですが登録していなかったみたいなので。 元ドッグトレーナーと犬と太極拳は何となく覚えていたのですが主人公が女性だったことはすっかりコロリンと忘れておりました。内容もあらすじ読んでそうそう、そんな話だっけ…という程度。で、リサさんはなんで死んじゃったんだっけ?と結局思い出せませんでした。まあ最後ドタバタしてなんか一件落着した思い出はあるのですが。 なんか太極拳とヨガとが混じっている気がします。海外の人から見たら東洋って括っちゃうとあんな感じなのかなあ?と言う感想です。

Posted byブクログ

2012/07/23

自殺をしたリサの両親は、なぜ娘は自殺をしたのか、真相を知るために私立探偵のレイチェルを雇う。 話をつかむのに少し苦労した。ハードボイルドを少しゆるくしたような雰囲気は悪くないのだけれど、どこかいま一つ感が...。 ただ犬の存在が物語にいいアクセントをつけているなと感じた。

Posted byブクログ

2012/04/11

「知りすぎた犬」 ある日、美しい1人の女性がたった一言の言葉と愛犬である秋田犬を残して窓から飛び降りた。娘を溺愛していた両親は納得がいかず、私立探偵・レイチェルに調査を依頼する。自殺だとしたら何故愛犬を見捨てることが出来たのか、殺されたのなら何故愛犬は女性を守らなかったのか。 ...

「知りすぎた犬」 ある日、美しい1人の女性がたった一言の言葉と愛犬である秋田犬を残して窓から飛び降りた。娘を溺愛していた両親は納得がいかず、私立探偵・レイチェルに調査を依頼する。自殺だとしたら何故愛犬を見捨てることが出来たのか、殺されたのなら何故愛犬は女性を守らなかったのか。 どうやら「バセンジーは哀しみの犬」に続く探偵・レイチェルシリーズ第2弾のようです。したがって、レイチェルの経歴にはさほど触れていない様子です。しかし、レイチェルの家族背景が物語に登場してきます。 感想としては「何故リサが自殺をしたのか」という謎が物語全体を覆っているメランコリーな感じがありました・・・、とかっこよく言ってみるものの、ようは最後までリサの自殺の動機、または他殺の原因は分からないということですw 物語はレイチェルが被害者(リサ)と同化する、例えばリサの服を着たり、リサと同じように太極拳を習ったり、リサの靴を履く、調査スタイルでリサの死の真相に迫る形です。この被害者と探偵の立場が混同されるような探偵小説は初めて読んだかもしれません。よって、とても新鮮でした。 またこの「知りすぎた犬」では文字通り犬が登場人物として登場します。例えばレイチェルの相棒はアメリカンスタッフォードシャーテリアのダシールであり、リサの愛犬チャンは秋田犬です。彼ら2匹は飼い主の特徴を現す存在であり、事件に迫り関わる存在です。よって、この「知りすぎた犬」を楽しむ為にはリサとレイチェルに加えて、彼ら2匹にもスポットを当てる必要があると感じました。 リサの死が物語の全体を覆う中で、リサと同化しながら真実を見つける為に動くレイチェル。そこにダシールとチャンから見るレイチェルとリサの心理が加わり、より読み応えのある探偵小説になっていると感じました。 さらに時折挟まれるO.J.シンプソンの事件。これにより、小説が一気に現実性を高めているような。

Posted byブクログ

2012/03/27

若く美しい女性が窓から飛び降りて死んだ。自殺とは信じられない両親の依頼を受け、女性探偵と闘犬のコンビが謎解きに挑む シリーズ物の2作目という。 元ドッグトレーナーのレイチェル・アレグザンダーと強面の闘犬(アメリカン・スタッフォードシャー・テリア)のダシールが主役のハードボイルド...

若く美しい女性が窓から飛び降りて死んだ。自殺とは信じられない両親の依頼を受け、女性探偵と闘犬のコンビが謎解きに挑む シリーズ物の2作目という。 元ドッグトレーナーのレイチェル・アレグザンダーと強面の闘犬(アメリカン・スタッフォードシャー・テリア)のダシールが主役のハードボイルド。 犬の名前は、ダシール・ハメットに由来するものか・・・? 裕福な家の娘で若く美しいリサ。彼女は秋田犬チャンを飼っており、自殺したとされたときにチャンは同じ部屋にいた。自殺だとするならば、犬を放置して死ぬだろうか? 他殺ならばなぜ忠実な犬は主人を守らなかったのか? レイチェルの捜査法は独特である。前作が未読なので、これがいつものスタイルなのかどうかはわからないが、リサの家に住み、リサの服を着、リサと同じ行動を取ってみて、何が見えてくるかを探っていく。但し、リサの犬は預からない。ダシールとの結びつきが強いからだ。 全般に乾いて都会的な雰囲気は悪くない。 ユーモアと皮肉の中間のような地の文は、ときに発想の飛躍が感じられ、ちょっとごつごつした印象がある。ただ、訳次第ではもう少し滑らかな感じになるのかもしれず、原文にあたってみないとよくわからない。 謎解き部分は個人的には今ひとつな印象を受けた。 舞台となるのは太極拳のクラスである。 リサは太極拳や禅に惹かれていて、これが本作のポイントになっていくのだが、前述の通り、飼っているのは秋田犬。付いているのは中国語の名前(チャン=禅)で、中国と日本のイメージが混乱している感じがする。ニューヨーカーが思い描く「東洋の神秘」とはこういうイメージなのかと思えばそれはそれで興味深いのだが、どうにも居心地が悪い。 著者自身が精通しているわけではないことをイメージで描いた感じがするのだ。 幕切れもいささか唐突で、伏線の回収も十分には思えない。 タイトルで期待したほど、秋田犬の活躍がなかったのも残念だった。 ドライで自立した、だが弱さも秘めたレイチェルのモノローグ自体は嫌いではない。 犬と女性探偵のハードボイルドという設定をもっと生かす、別の可能性は秘めているような気がする。もしかしたら、ドッグショーが題材だった第1作『バセンジーは哀しみの犬』はより魅力的だったのかもしれない。こちらも機会があれば読んでみたい。 *一時期、アメリカのニュース番組を騒がせたO.J.シンプソン事件。殺害された前妻が秋田犬を飼っていたというのは本書で初めて知った。へぇ。

Posted byブクログ

2012/03/25

たった一言の遺書を残して窓から飛び降りたリサ。 自殺なのか他殺なのか? リサの両親の依頼でレイチェルは真相を探ろうとするが…。 いくら死の真相を探るためとはいえ、その当人の服を着たりアクセサリを身に着けたり、果ては彼女のフラットで彼女の元彼と寝てしまうレイチェルに激しく違和感。...

たった一言の遺書を残して窓から飛び降りたリサ。 自殺なのか他殺なのか? リサの両親の依頼でレイチェルは真相を探ろうとするが…。 いくら死の真相を探るためとはいえ、その当人の服を着たりアクセサリを身に着けたり、果ては彼女のフラットで彼女の元彼と寝てしまうレイチェルに激しく違和感。 なんか作者は東洋的なものに変な思い入れでもあるんじゃないかとも感じる。 それで事件が解決するのか?いいのか?という展開は鼻白むよなぁ。 作者は静的なハードボイルドを目指しているんだろうけど、道を間違えているように思えてしまうよ。 そして何より普通話のピンインの間違い。 蒸し餃子を食べたはずなのに「水餃子よかったよ」とか言ってるものだから、どこか読み落としてるのかとページを戻って何度も読み直してしまったよ。 さらにはリサの元彼がレイチェルに呼びかけた「xiao yue」という言葉。 「小月」がどうしたって?ってずーっと引っかかって読んでたらラスト近くで「小魚」だと…。「小魚」は「xiao yu」だっつーの。 これ、ピンイン間違いがなかったら作者が念を入れて描いているレイチェルが他人との境界を曖昧にしてしまう傾向がこの時点で伝わって、その後の展開が多少は自然に受け入れられたのに。 これは翻訳者ではなく作者のミスなんだろうけど、何とかならなかったのかなぁ。 こんなところに落とし穴があるとは思ってもなかったよ。 という訳で、点は辛め。

Posted byブクログ

2012/03/07

歯がゆい進み方です。独特のリズムなのかもしれませんが辛いです。 前作も読んだのですが物悲しい表紙のイラスト以外記憶にありません。 女性作家による女探偵の話なので女性読者だと違う感想を持たれるかもしれません。

Posted byブクログ