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サムスンの真実 の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2021/01/31

サムスン首脳陣は、国家の利益に対してどれだけ関心があっただろうか。ほとんど無かった。 サムスンでは監視と盗聴は日常業務であった。 李健煕パーティーの費用は10億ウォン(日本円で約1億) 歌手のナフナだけは、高額なギャラを積まれても決してパーティーに行かなかった。彼の答えは『...

サムスン首脳陣は、国家の利益に対してどれだけ関心があっただろうか。ほとんど無かった。 サムスンでは監視と盗聴は日常業務であった。 李健煕パーティーの費用は10億ウォン(日本円で約1億) 歌手のナフナだけは、高額なギャラを積まれても決してパーティーに行かなかった。彼の答えは『私は大衆のアーティストだ、公演を見るためにチケットを購入してくれた大衆の前でだけ歌う。私の歌を聴きたければチケットを買え』 李健煕は家に引きこもることが好きで会社に出てくることはほとんどない。 韓国は個人の努力で構造的な限界を飛び越えることはほぼ不可能だ。 セーフティネットが極度に脆弱な我々の社会では、失業はそれ自体巨大な恐怖である。

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2019/06/12

想像以上の腐敗。 だからこそ、拡大し続ける大企業サムスン。 さて、この忌まわしい企業に正義は訪れるのか。 日本の比じゃない既得権の多さに圧巻

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2018/10/09

2007年に著者による「良心の告白」により晒されたサムソンと韓国司法、政治の結びつきその告白すら半ば封じ込められたような実態だという。大き過ぎる財閥が残り経済を支えている現状に対する処方箋はあるのか…?ただ程度の差はあれ他国でも散見されることのようにも感じるのも事実、また情緒的な...

2007年に著者による「良心の告白」により晒されたサムソンと韓国司法、政治の結びつきその告白すら半ば封じ込められたような実態だという。大き過ぎる財閥が残り経済を支えている現状に対する処方箋はあるのか…?ただ程度の差はあれ他国でも散見されることのようにも感じるのも事実、また情緒的な否定と受け止められる記述も多く冷静に読む必要性を感じつつ読了した。。

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2014/03/01

韓国社会の雰囲気だと倫理に反して寝返ったもの、裏切者と烙印を押されれば、通常の社会生活を送れなくなる。 「管理のサムスン」という言葉があるくらいサムスンは伝統的に管理部門、特に財務部門が強かった。 権力機関に対するサムスンのロビー活動は並大抵のものではない。接待攻勢は社内でも同様...

韓国社会の雰囲気だと倫理に反して寝返ったもの、裏切者と烙印を押されれば、通常の社会生活を送れなくなる。 「管理のサムスン」という言葉があるくらいサムスンは伝統的に管理部門、特に財務部門が強かった。 権力機関に対するサムスンのロビー活動は並大抵のものではない。接待攻勢は社内でも同様だった。 韓国では権力機関い多くの卒業生が入る学校に子供を入学させようとする親の私欲がある。だから受験戦争がなくならない。

Posted byブクログ

2013/06/01

サムスン=サムスン電子 と、今まで思っていた自分が恥ずかしい。 サムスン生命、サムスン火災、etc.・・・サムスンって、悪の巨大グループだったのか。   日本の電気メーカー、がんばれィ!

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2012/10/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2007年に、元サムスン構造調整本部法務チーム長の著者が「良心の告白」という内部告発を行いました。 日本ではあまり報道されなかったのではないでしょうか。 この本は「良心の告白」を行った背景や詳細について記されたものです。 本書を拝読して命懸けの行為であったことをしりました。 主に3つのサムスンの不正行為を告発した内容です。 1.組織的な裏金作り、脱税、隠蔽 2.経営権継承をめぐる不法行為 3.政界、官界、法曹界、マスコミへの不法ロビー活動(買収行為) 日本でもこういった疑獄事件は絶え間なく発生していますが、それらとは決定的な違いがあります。 それはサムスンの巨大さです。 サムスンは、TVやスマートフォンのメーカーとして日本でも御馴染みですし、日本の家電業界にとって手ごわい競争相手としても良く知られています。 サムスンは、そのサムスン電子を含む巨大企業グループで韓国最大の財閥でもあります。 韓国GDPの20%を担い、グループの売上高は国家予算並みというほどですので、日本ではちょっと想像つかない存在でしょう。 日本の家電メーカーも恐ろしい企業を相手にしているのだなあ、と少し同情しました。 昨年、大王製紙で創業者ファミリーの異常な支配構造による会長への不正融資事件が発覚しましたが、サムスンも良く似た体質を持っているようです。 サムスン会長は皇帝に例えられ、会長に忠誠を示したものが出世してゆく様子が描かれています。 著者は、サムスンを韓国が甘やかして育てたドラ息子と例えていますが、読んでいて納得できました。 そして読みえて強く感じるのは、サムスンの企業決算は正しいのだろうか、という疑問です。 日本企業もサムスンと取引を増やしていますが、彼らは確かな情報を得ているのでしょうか。 この本を読んで冷静でいられる人はあまりいないのではないでしょうか。 反日行動や領土問題にしても、こういった問題から国民の眼を背ける道具なんではないだろうか、とも考えられたりします。 企業は多くの利益を得るために同様な体質を持っていますが、韓国では賄賂や顔利き・口利きが半ばあたり前になっているのかな、とも思えたりします。何よりも、何事もなかったように報道している日本のマスコミにも疑問が生じます。 韓国の多くの国民は一体どんな思いでいるのでしょうか。 そのことが一番気になります。

Posted byブクログ