インサート・コイン(ズ) の商品レビュー
懐かしのゲームをネタにした連作短編。ゲーム雑誌のライターがマリオやドラクエなどに絡めた、「日常の謎」系ミステリな内容であります。 例えば、古い友人が「ドラクエ3の最大の伏線は?」というメッセージを残して自殺する。ドラクエ・ファンであれば、その答えに納得するとともに、ストーリー...
懐かしのゲームをネタにした連作短編。ゲーム雑誌のライターがマリオやドラクエなどに絡めた、「日常の謎」系ミステリな内容であります。 例えば、古い友人が「ドラクエ3の最大の伏線は?」というメッセージを残して自殺する。ドラクエ・ファンであれば、その答えに納得するとともに、ストーリーと自分の甘酸っぱい記憶の交錯により、ついジーンとくるはず。 いやいや、どれも想定外に「いい話」でした。泣かせます。
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読書の感想よりも、ゲームの思い出でいっぱいになる物語でした。 マリオブラザーズが好きだったけど、持って無くて 友達の家に遊ばせてもらいに行ってたことや、 ドラクエ、自分で遊んでたってよりやってるのを見てたせいか、 印象に残ってるのはFFの方だったり。 でもあの音楽はゲーム好きには...
読書の感想よりも、ゲームの思い出でいっぱいになる物語でした。 マリオブラザーズが好きだったけど、持って無くて 友達の家に遊ばせてもらいに行ってたことや、 ドラクエ、自分で遊んでたってよりやってるのを見てたせいか、 印象に残ってるのはFFの方だったり。 でもあの音楽はゲーム好きには忘れられないインパクトだし。 シューティングゲームは、ファミコンでしかやってないけど、 今でもDSで懐かしいゲームとしてやってるから、 ゲーム好きはいつまでもこれからもなんだろうな。 ただ、ゲームセンターに行ってゲームをする経験が、 ほとんどないので、対戦ゲーム格闘ゲーム系はあんまり分からないんだよなあ。 その世界でしか分からない空気感とか。 ゲームセンター嵐とかまで思い出してしまった。 軽い感じで続くのかと思ったら結構重い部分もあったけど、 面白く読めました。
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ゲーム雑誌「プレススタート」のライターをしている柵馬朋康と、柵馬のあこがれの先輩ライター流川映とが解き明かす、ゲームにまつわる日常の謎。 いやぁ、面白かった!でもこれはかなり読む世代を選ぶんじゃなかろうか? なにしろ扱われているゲームがそれぞれ 「穴へはキノコをおいかけて」→マ...
ゲーム雑誌「プレススタート」のライターをしている柵馬朋康と、柵馬のあこがれの先輩ライター流川映とが解き明かす、ゲームにまつわる日常の謎。 いやぁ、面白かった!でもこれはかなり読む世代を選ぶんじゃなかろうか? なにしろ扱われているゲームがそれぞれ 「穴へはキノコをおいかけて」→マリオ 「残響ばよえ~ん」→ぷよぷよ 「俺より強いヤツ」→ストリートファイター 「インサート・コイン(ズ)」→ゼビウス(インベーダーゲーム?) 「そしてまわりこまれなかった」→ドラクエ という。 どのゲームをやりこんでいたかによって、お気に入りの話が分かれてくると思われます。 私は当然「そしてまわりこまれなかった」。 ドラクエⅠ・Ⅱ・Ⅲをリアルタイムでやり、ハマっていましたので。 いまだに新作がでると聞くと、ワクワクしてしまいます。 だからもう、あの遺書とこのタイトル。本当にやられた。 まわりこまれていたら、違った展開になっていたのだろうか。 そしてこのゲームとこの作品を重ねた、最大の伏線。 今回はヒネてないなぁ詠坂さんなのに、って思っていたら、この遊び心。 とにかく全体的に甘酸っぱくて切なくて、青臭い。そしてラストが前向き。 「心のAボタン」だなんて。 でも作中の詠坂は相変わらず。だけど作品から浮いていないから、やっぱ詠坂作品なんだな、と納得したりもして。 とにかく、ゲームへの愛がひしひしと感じられ、思わず共感してしまった作品。 読むとあのころに戻れます。
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ドラクエ好きな人やレトロゲーム好きは読むべしです。絶対楽しめます。そして、物語中の詠坂さんのボケと微妙なつっこみが面白いです。 ゲーム知らなくても楽しめるので安心です。 テンポもよいのでサラリと読めます。 が 感動は薄いです(笑)
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ゲームをモチーフにした短編集、しかも大概古いタイトルを元にしているものですから、ある種上手に「おっさんホイホイ」している作品です。 実際これ、20代後半から30代の(かつての)男子なら、ここで取り上げられているそれぞれのゲームになんらかの思い出のひとつがあっても不思議ではありま...
ゲームをモチーフにした短編集、しかも大概古いタイトルを元にしているものですから、ある種上手に「おっさんホイホイ」している作品です。 実際これ、20代後半から30代の(かつての)男子なら、ここで取り上げられているそれぞれのゲームになんらかの思い出のひとつがあっても不思議ではありません。その普遍的な元ネタがあるので、それだけで面白く読める……はずなのですが。 なんだろう、響かない。 これは、それぞれの物語の終盤が、やたら説明くさい主人公の独白によってまとめられる、という構成のせいかと思います。筆者はミステリー作家らしく、物語の前半に「伏線」を仕込んで、それを後半で回収するわけですが、その回収に手練れさを感じない。結果、全体的に薄っぺらい感じがし、心に響くものがない。 かといって、ノスタルジーというほどにはこれも書ききっているワケでは無く、なんでしょうね、失礼を承知で言うなら、表現がありきたりで、全体的に「流して」しまうのです。 伏線とその回収、という手法を、人が死ぬミステリーでは無く展開したのは面白いと思いますし、その「伏線」という概念そのものを(ある意味で)「トリック」に用いている短編なんかは結構面白く読めたんですけど……いかんせん、もう数歩の深みが欲しいな、と感じました。
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ゲームをテーマにした軽ミステリといった感じだがミステリ色は薄く、どちらかというと古きよきゲームへのノスタルジーが基調となっている作品集。 ひとことで感想をいうなら「らしくない」感じ。
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スーパーマリオ、ぷよぷよ、ドラクエなどの懐かしいゲームを素材に語られる5つの物語に、ゲーマーではない自分でもあの頃、あの空気、あの情熱を思い出し、胸が熱くなる。何よりも驚かされるのはそのストレートともいえる青春小説っぷり。詠坂作品なのにあまりひねくれてないなんてw
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