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空耳の科学 の商品レビュー

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10件のお客様レビュー

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2018/10/14

実際にそのように聞こえているのではなく、脳が補完することもあると。聴力と聴能の違い、このあたりにつながるのかなぁ。

Posted byブクログ

2017/02/06

高校生を対象とした授業の内容に関する作品なので、非常に読みやすかった。初めて知ることばかりであり、またこの分野の研究および人間についてはまだまだわからないことだらけであることがわかって新鮮だった。

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2013/10/10

「聞こえる」とはどういうことなのか、「聴覚」は人間にとってどんな意味があるのか。 普段当たり前のように聞いている音も、境界に近づくと思ってもみないものに聞こえてしまうのか。。。 とても興味深かった。

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2013/08/27

空耳」という言葉を知っていますか。普段聞きなれた言葉が違った、形や意味として頭の中に入ってくるという経験があるのではないでしょうか。この本は、聴覚の専門家である著者が、横浜の市立高校の生徒を相手にした講義の内容を基に、脳がどのようなメカニズムで音を処理しているかを分かりやすく解説...

空耳」という言葉を知っていますか。普段聞きなれた言葉が違った、形や意味として頭の中に入ってくるという経験があるのではないでしょうか。この本は、聴覚の専門家である著者が、横浜の市立高校の生徒を相手にした講義の内容を基に、脳がどのようなメカニズムで音を処理しているかを分かりやすく解説しています。脳のいつもと違った処理という意味だけではない、空耳のメカニズムがとてもおもしろいです。

Posted byブクログ

2013/05/04

 空耳と言えば、テレビ朝日系列で放送されているタモリ倶楽部の「空耳アワー」が有名だ。著者も述べているが、外国語が日本語に聞こえる、しかもおかしなシチュエーションというオチがつくというコーナー。人間の妄想力は爆発だと言えなくもない。  著者は、情報の9割は、視覚から得ているという...

 空耳と言えば、テレビ朝日系列で放送されているタモリ倶楽部の「空耳アワー」が有名だ。著者も述べているが、外国語が日本語に聞こえる、しかもおかしなシチュエーションというオチがつくというコーナー。人間の妄想力は爆発だと言えなくもない。  著者は、情報の9割は、視覚から得ているという「子供の科学」2011年3月号のデータに対して疑問を抱いている。というのも、視覚と聴覚とでは得意分野が違い、発せられる言葉1つとってみても、声の感じで良い意味にもなれば、悪い意味にもなりうる点から、視覚一辺倒はどうかとしている。  本を読んでいくにつれて聴覚にもさまざまな角度から調べるといろいろなことがわかるのだなと思った。耳も五感の1つで日常生活を送るのに必要不可欠な要素なので、耳に対する研究がもっとあってもいいとも感じた。  この本は、高校で講義をして、まとめたものとある。その高校とは、横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校という2009年4月に開校したばかりのサイエンス教育を軸にしている学校とある。このような研究について研究者から直接話を聞く機会があるのは、いいことだ。学生の科学離れが叫ばれているだけに、もっと科学に対する関心を持ってもらういい機会にしてもらいたい。

Posted byブクログ

2019/05/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

うちの会社にも、こんな面白い本を書く人がいるんだよ!って自慢したい♪ 以前、社内で研究内容について講演されたのを聞く機会があったんだけど、お話も面白い! しかし、人間の近くってほんとに面白いなぁ...

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2012/04/30

聴覚研究者の先生が、理系の高校生たちに講義した内容をテキスト化したそう。前半は文系人間にも読みやすく、かなり面白いのですが、途中から数式やグラフがどんどん難しくなり・・これが授業ならたぶん寝てるなー。 とはいえ、とても刺激的な本でした! 聴覚研究は、脳や神経のはたらきを解明してい...

聴覚研究者の先生が、理系の高校生たちに講義した内容をテキスト化したそう。前半は文系人間にも読みやすく、かなり面白いのですが、途中から数式やグラフがどんどん難しくなり・・これが授業ならたぶん寝てるなー。 とはいえ、とても刺激的な本でした! 聴覚研究は、脳や神経のはたらきを解明していく過程がワクワクするし、言語学や音楽、認知心理学などにも深く関わる分野なのだと知りました。

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2012/03/30

2012/02/19:算数や数学が苦手な自分には対数とかさっぱりでしたが、聴覚のしくみなどの話はとても面白かったです。

Posted byブクログ

2012/03/22

空耳の科学 聴覚は脳によって・・・ということか (♪)この表記であらわされている音源が聞ければわかりやすいのだが 文章が物分かりの良い学生と著者の質問形式だから理解するのに時間がかかる

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2012/03/01

タイトルの「空耳の科学」は何とも素敵なタイトルで思わず買ってしまった。 本書の作りは脳科学分野での池谷裕司サンの本などで成功しているパターンである、高校生にその道のプロである科学者が最新の知見について講義をするという形式、即ち口語体で非常に読み易くなっており、内容的にも成功の部...

タイトルの「空耳の科学」は何とも素敵なタイトルで思わず買ってしまった。 本書の作りは脳科学分野での池谷裕司サンの本などで成功しているパターンである、高校生にその道のプロである科学者が最新の知見について講義をするという形式、即ち口語体で非常に読み易くなっており、内容的にも成功の部類だろう。但し、私自身本書を新宿・紀伊国屋南口店で購入したのだが出版社名から判断された所為なのか「音楽コーナー」に置いてあったので果たして営業的に何処まで人目を引くのかがちょっと心配。 著者はNTTコミュニケーション科学基礎研究所上席特別研究員で東工大大学院総合理工学研究科物理情報システム専攻連携教授。専門は心理物理学・認知神経科学とややこしいのだが、簡単に言えば聴覚と脳神経にまたがる研究をしているらしい。つまり音の伝わり方・聞こえ方と云う基本的な話以上に、音を脳でどう判断しているのかということらしく本書でもそれが十分に表現されている。 講義の一番最初の例で挙げられるのは、ある言葉を読み上げる声を一定間隔で無音に編集したものを聞くと何を言っているか判らないが、その無音部分に”雑音”を挿入すると読み上げの言葉が滑らかに聞こえ読み上げる内容が理解できるというもの。空耳恐るべしだ。 また”ガ”という発音をした音声を(聴覚)”バ”と発音する画像(視覚)に重ねたものでどう聴こえるのか試すと、多くは”バ”と聴こえるらしい。即ち、視覚情報と聴覚情報が矛盾しているときには視覚情報が優先するように脳が判断しているということらしい。これも空耳か。

Posted byブクログ