やまねこのおはなし の商品レビュー

どいかや(著者),きくちちき

2022/04/06

どいかやさん作、と見ていつものテイストの絵と違うなと興味を惹かれ図書館より借りてきました。よく見たら絵はきくちちきさんでした。
なるほど。味のある色彩と画風です。

やまねこが語ったというスタイルで紡がれる不思議で温かいお話。
最近読んでいる絵本が何故か「○○と思っていたら実は△△だった」という話が多いのが不思議（笑）本作も意外な顛末。黄色が目に、心に、染みてきます。

2021/09/26

絵だけで、語れる絵本でした。
優しい迫力。
もちろん、ストーリーも優しかったけれど。

黄色という色が、効果的に使われていて
すごく印象に残っています。
どいかやさんも、きくちちきさんもたまに手に取らせていただいてますが、
合わさるとこうなるんだなと。

カルマというか、因果応報というか、
そういうことが描かれていました。

裏表紙のねこたんが、かわいいなあ。

ちいさなえほんや”ひだまり”さんセレクト、
”10才までに読みたい110冊”より。

2021/02/02

ページをめくると風が吹いたような暖かい日光にあたるような素敵な絵
お話の結末も絵の入りかたにもキュンとする
絵本って素晴らしい…大人こそ読んでほしい…

2016/11/04

なんでやまねこの主食が果物なの？ねこは肉食だぞ。肉を食べないと生きていけない生き物なのに、どうしてビーガンにしちゃうのさ？狩りをさせたくないなら、主人公をウサギにすればいいのに。こんな狂ったねこもどきのおはなしなんか、知るものか！
吉祥寺美術館でやっている個展へ行くか迷っていたけど、行かないことに決めたわ。

知らない世界を見に行って、それで死んだとして、一体何が悪い？運がちょっと悪いだけだ。

2013/05/15

どいさんらしさを感じる文章で、柔らかな印象を受けます。絵は素敵で、お話の内容と合っていますが、やまねこの一人語りで話が進み、ちょっと違和感がありました。

2013/02/27

自分の体にくっついたタンポポの綿毛を
1粒ずつ「芽生えるように」と地面に置いてやる
山ネコの絵がこの絵本の中で1番好きな絵です。
柔らかく温かな雰囲気が、これから春を迎える今の季節に
合わせた読み聞かせにもしっとりなじみそうです。
この絵本の作画きくちちきさんの原画を
見たのがきっかけで読んでみた1冊♪

2013/01/16

勢いのあるクレパス調の挿絵がドラマチックさを期待させてくれますね。息子も好む絵です。ワタシはネコ好きなので、特にネコが気になるのですが…でも多く題材にされているネコは、ありふれすぎるきらいもあり、作家もネコチョイスは手出し難いのではないでしょうか。なのでありふれ感から、あまり期待せず手に取りました。息子の絵本ですけど。文体が丁寧な話し口調で、ヤマネコの野性味と相反させて、マッチョだけど紳士的という理想の男性像？女親には引き込まれる主役コンセプトですね。深読み？とても性格の良いヤマネコが、町に行きたくなり、その旅路の道中、可哀想なたんぽぽに優しくしました。そこからしばらく歩くと、子猫がうずくまっていて、ヤマネコは子猫を拾って山へ引き返しました。子猫は山の神サマの取り計らいで、人間に殺される運命のヤマネコを助けるために、たんぽぽは子猫の姿に変えられ、ヤマネコが町へ行くのを引き止めたのでした。白い子猫だったのに大きくなるにつれて段々黄色くなってきたので、ヤマネコは不安でした。とうとう次のたんぽぽの季節に真っ黄色になった子猫は、ヤマネコにお別れを伝えました。こんな感じの内容ですが、ヤマネコはずっと山に一人で暮らしていたけど、寂しくなかったそうですが、子猫が来てもっと楽しくなったのに、子猫はたんぽぽに戻ってしまったのよね。でも毎年会えますと言われて、ヤマネコはたんぽぽが毎年咲くのを楽しみにしてる…寂しくない…のでしょうか？絵本は何故か大人の心に残るように作られてるね。