ロリータ・クラブでラヴソング の商品レビュー
表紙は甘い砂糖菓子のような感じよね。中身は骨付き肉のローストって感じかしら。かなーりハードボイルドよ。双子の兄は休職中の刑事。弟は知的障害者でローラって言うママがやっている売春宿に入り浸っている。恋人がいると言う。兄激怒。乗り込んでつれ戻そうとする。家族含め弟も宿屋の人間も何が悪...
表紙は甘い砂糖菓子のような感じよね。中身は骨付き肉のローストって感じかしら。かなーりハードボイルドよ。双子の兄は休職中の刑事。弟は知的障害者でローラって言うママがやっている売春宿に入り浸っている。恋人がいると言う。兄激怒。乗り込んでつれ戻そうとする。家族含め弟も宿屋の人間も何が悪いのかわからない。兄は弟が騙されていると思う。兄以外の人間は兄がオカシイと思う。そんな中嫌な事件が起こり、それぞれの人間が現実をまざまざと見せつけられるのだが。作者は三島由紀夫の金閣寺をスペイン語に訳してるそうだよ。
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2012年内一番作かも。 なのにこのタイトル。。。でもそうか、直訳なんだよね。 ロリータはまったく出てこない、それどころか出てくる女性たちは人生を半ばあきらめてる娼婦たち。 純粋な愛と、自他共に傷つけてしまう男と、そんな男に結局ひかれてしまう女と。 やるせない、悲しい、美しい。...
2012年内一番作かも。 なのにこのタイトル。。。でもそうか、直訳なんだよね。 ロリータはまったく出てこない、それどころか出てくる女性たちは人生を半ばあきらめてる娼婦たち。 純粋な愛と、自他共に傷つけてしまう男と、そんな男に結局ひかれてしまう女と。 やるせない、悲しい、美しい。 映画化されたみたい、そう、すごくビジュアルが浮かぶ、しかもスペイン人作家なのにフランス映画チックな。 筆者72歳のときの作品だって! 心はいつまでも自由だなぁ。 セルバンテス賞を追いかけるか、この作家の他の作品を読むか。
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