亡き母や の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
歳月の流れの中で見送ってきた人々。 母を語り、父を語り、そして自らの人生を見つめる。 阿川弘之の過去、現在、未来は、いつしか別離の繰り返しとしての家族史となる。 おかしみを湛えながらも、芳醇な文章で綴った著者の自伝的到達点。 作家の肉親への哀惜をこめた長編小説。 (アマゾンより引用) ムリ… 大正生まれの作家さんだけあって、言葉が昔風だし読めない漢字がいっぱい出て来るし(笑) 加えて、面白くない 読むのに時間かかったなぁ
Posted by
阿川弘之の癇癪持ちは、彼の著作を通じて知っていたが、その癇癪持ちは、母から伝わったものらしい。その母方や父方のルーツを探る本である。とても面白かった。 本の中に、タクシーの女性客が降りる際、支払いがもたつき、そのタクシーの後続車で待たされる阿川が、地団駄踏みたくなる、と書いてあ...
阿川弘之の癇癪持ちは、彼の著作を通じて知っていたが、その癇癪持ちは、母から伝わったものらしい。その母方や父方のルーツを探る本である。とても面白かった。 本の中に、タクシーの女性客が降りる際、支払いがもたつき、そのタクシーの後続車で待たされる阿川が、地団駄踏みたくなる、と書いてあった。 私も先日、高校生がバスの降りる際、料金箱の横に立ってから、財布を広げるのを見て、何とおろかな、なぜバスが止まる前に、料金を用意しておかないかと、歎じた。 私の場合も、バスの高校生を歎じる性格は母譲りのようである。そのルーツを調べてみたい気もするが、手がかかりがなさそうなので、きっと調べることは生涯ないであろう。
Posted by
- 1