わたしが子どもだったころ(1) の商品レビュー
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第一線で活躍するプロたちは、どんな子ども時代を過ごしてきたのか? 1は、よしもとばなな、押井守など、13人の原体験を紹介。NHKのテレビ番組、「わたしが子どもだったころ」のなかから精選して書籍化。 すごい人は,なんだかんだ言っても子どもの頃もいろいろ体験しているのだと思う。
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行間にまで、濃いエッセンスがにじにじと しみ出ていて、とても面白かった。 人間って、自分のことは よくわからないものだ。 でも、 こうしていろんな職種の人の幼少期の話を 聞いてみると、たまたま周りにいた、 いろんな性格の大人や遊び仲間の子どもたちから 人は知らず知らずに大きな影響を受けていて、 それは大人になって、必ず何らかの形をとって 発露されてゆくのがわかる。 今の自分も、 今まで出会った誰かの凝縮形なのだ、 自分では何の自覚もないけれど。 良い学びも、反面教師となったつらい学びも、 みんなこの小さな体に刻み込まれていくし、 ムダなんてひとつもない。 そして、そんな自分の「今」の生き方が、 ただちに誰かの人生にも影響をおよぼしていくんだ。 そのことを忘れずに生きていきたいな。 どの人のお話も面白かったけど、 菊地成孔さんという人のことを初めて知って、 早速You Tubeで聞いてみた。 う〜ん、なるほど…! 確かに香水の原液から 取り出したような、うっとりするような薬効が….。 ご本人の「運命だからあきらめてる」という 一言がまたすごくいいですね。
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