千世と与一郎の関ヶ原 の商品レビュー
ずばり、面白くなかった。 細川忠隆と前田千世は夫婦。忠隆が廃嫡されてしまった後も離縁しなかったり、徳川から離縁を申し渡されても離縁しなかったりと愛情の存在と数奇な人生が想像される。 この本の帯を見て存在を知り、興味を持ち、手に取ったが、実際の中身で忠隆と千世夫婦の話が出てくる...
ずばり、面白くなかった。 細川忠隆と前田千世は夫婦。忠隆が廃嫡されてしまった後も離縁しなかったり、徳川から離縁を申し渡されても離縁しなかったりと愛情の存在と数奇な人生が想像される。 この本の帯を見て存在を知り、興味を持ち、手に取ったが、実際の中身で忠隆と千世夫婦の話が出てくるのは3%位。 主人公不在の歴史を読むようで、ただただしんどかったし、とってもがっかりした。
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千世と与一郎ってより細川家の関ヶ原。忠興の存在が強すぎて忠隆がずっとぼけ~っとしてる印象。全体的に細川兄弟のやりとりがとってもかわいかった。
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本作の与一郎のような、大名家の嫡子ともなれば「何処までも公人」という存在であることを求められたかもしれない。「公人」として「公人」たる妻―他の有力な大名家の娘―を娶った筈だったが…二人は互いに「私人」として、仲睦まじい夫婦となって行ったことで、“波紋”が起こってしまう…色々と「読...
本作の与一郎のような、大名家の嫡子ともなれば「何処までも公人」という存在であることを求められたかもしれない。「公人」として「公人」たる妻―他の有力な大名家の娘―を娶った筈だったが…二人は互いに「私人」として、仲睦まじい夫婦となって行ったことで、“波紋”が起こってしまう…色々と「読みどころ」の多い作品で愉しかった…
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