あんじゅう の商品レビュー

宮部みゆき【著】

2013/06/11

三島屋シリーズ 第２作
読み始めたら止まらなくなってしまい、一気に読み終えました。
前作からのおちかの心境の変化、新しい登場人物、飽きさせない趣向が楽しい。
タイトルにもなっている『あんじゅう』が一番心に残りました。
やっぱり宮部みゆきさんの時代物はツボです。
近々発売予定の第３作も楽しみです。

2013/03/10

おそろし、の続編。
タイトルの暗獣の話はおもしろかった。
暗い所を歩いていると、ふとくろすけが出てくるんじゃないかと思ってしまう。
でもハッピーエンドではなくて胸がチクリと痛むお話でもあった。

おそろしの続編、として本をみると、おちかの今後の行く末などちょっと物足りなさを感じた。

2013/02/17

おちかさんの三島屋変調百物語、第２弾。この巻は何といっても「暗獣」に登場するくろすけに心惹かれました。ハードカバー出版時にグッズが出たので、思わず購入してしまったほど。

もともとのハードカバーにはくろすけの挿絵がたくさんあったのですが、ノベルズ版には絵はありませんでした。でもそのおかげで、かえって物語りに集中できたかも。

2013/01/19

百物語シリーズの第二編。相変わらず面白く、過去とのつながりがあるが、霊験なんチャラシリーズと被ってしまい、途中完全に忘れてる。し、混ざる。ただ続きは読むだろう

2013/01/03

久しぶりに宮部作品読んだ。なんでこんなにも引き込まれるんやろ？
怪と人の心の絶妙な匙加減。今回も一瞬で取り込まれて、瞬く間に読み終わってしまった。

三島屋伊兵衛の姪おちかは曰くの過去をもつ。その過去を癒すために伊兵衛は不思議な話を集めて、おちかに聞き取ってもらう役をお願いする。
その第２弾。

2012/10/09

現代物の宮部さんともファンタジーの宮部さんとも違う、時代物の宮部さんを堪能させていただきました。
三島屋百物語シリーズも登場人物が増えてすっかり定着した感じ。読める時がいつなのかわかりませんが、続きが楽しみです。

2012/09/21

宮部みゆきの百物語、二作目。

単なる「怖い話」ではなくて、寂しさやせつなさ、なんかちょっと恋とか。
そういうところが面白いなぁ。

挿絵も優しい絵で、素敵。

タイトルにもなっている「あんじゅう」のお話は、とってもせつない。

最後はちょっと暖かさを感じる終わり方で良かったと思います。
せつないままで一冊が終わってしまったら……あぁぁぁ……

2012/09/01

昔語りがうまい。長いけれどもそれだけの余韻を残す恐怖を味わえる。藪から千本やあんじゅう、どれも変わった恐怖を味わえる。

2012/08/01

完全に本の世界へ引き込まれた。
最後まで読んでしまうのがもったいなくなるぐらい。
とくに暗獣『くろすけ』にあたしも会いたいなぁ。悲しく愛おしくなるようなお話だった。
三島屋変調百物語の続きがまたまた楽しみになった。

2012/07/16

『おそろし』の続編ですが、こちらの方が好み。
前作では主人公の心の闇についてじっくり語られているが、
今作ではそこはさらっと流す程度なので、一話一話に集中できて
よかったです。前作同様、面白さに引っ張られて、だーっと読めました。