真夏のエデン(2) の商品レビュー
これぞ北川みゆき!というらしい作品。 たぶん、この人の話の展開が好きじゃないと、 古臭く感じて面白くないかもしれない。
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【デザイナーメモ】1巻と同時発売になった2巻。「白地に向日葵を背景とした人物を置いてドラマ性で見せる。ロゴ等の要素は赤」というところまでが1巻との共通要素で、これだけで「同じシリーズ」という主張をするには充分だったので、逆に「違う巻」であることを主張するために1巻の縦ロゴに対して...
【デザイナーメモ】1巻と同時発売になった2巻。「白地に向日葵を背景とした人物を置いてドラマ性で見せる。ロゴ等の要素は赤」というところまでが1巻との共通要素で、これだけで「同じシリーズ」という主張をするには充分だったので、逆に「違う巻」であることを主張するために1巻の縦ロゴに対してあえて横ロゴ(連載開始時にデザインしたもの)を使用した。したがって1巻で絵のトリミングを変更したのに対し、2巻では作家のもとの意図通りの切り方になっている。このカメラワークによって、1巻と2巻の絵が向かい合わせの構造であることを強調している(男性の右手の位置、男性と女性の視線など)。 1巻を買った人が2巻を探すというシーンを想定すると、やはり大きな手がかりはタイトルになると思われた。「なんとかのエデン」とうろ覚えにしている人が気づくよう、「エデン」の文字はかなり遠くからでも目に入る大きさになっている。帯も1巻では編集者の書いたアオリ重視の構成に対し、2巻ではむしろ「タイトルそのものがアオリ」という優先順位でレイアウトしている。 余談ながら企画開始時にデザインしたロゴは「きらめき」が同時に「痛み」でもある、というコンセプトで作成した。声色は大人の男性で、静かな緊張をはらみつつ早口になるのを意識的に押さえて「真夏のエデン。」という演技をイメージしている。(カバー、帯レイアウトを担当)
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