五大湖フルバースト 大相撲SF超伝奇(下) の商品レビュー
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★★★★☆ ドクターグラマラスの奸計にはまりサイボーグと化した技の横綱五大湖、米国相撲の存続を賭けて始まった伝説の横綱との対決中頃で終わっていた上巻からの続き。 ここからは取組中に人としての意識を取り戻した五大湖の独白が主になるため、時間的なストーリーの展開というものはほとんどない。 が、この漫画の肝はむしろこの独白にある。 意識を取り戻した五大湖。 彼が人生の大半を賭けて培い、体に染み付いた技の横綱五大湖としての相撲は、今までブーイングを浴びせていた観客の心を動かし、やがて怒号は歓声へと変わる。 だが、それは力士としてではなくただの人間としての生を望む彼にとっては罵声を受ける以上の苦しみなのだ。 そんなときに目に入ったのが息子のクリス。 会場で一人だけ自分を五大湖ではなく人間として見てくれるであろうクリス。 ただひとこと「父さん」と読んで欲しい、その一縷の望みを託して息子を見つめる五大湖に向かってクリスが叫ぶ。 「負けるな、五大湖」 これを読みながらふと思い出されたのは、ももいろクローバーの「Chai Maxx」のPV(http://www.youtube.com/watch?v=-unBkHoprrQ)において、レニちゃんが耳を押さえる場面(3'28”くらい)。 客観的状況と内面との対比が痛々しくも面白い。 作者がノッて描いているのが伝わってくる。 熱量というのは作者の体温であり、熱いまんがというのは作者と読者の肌が密着するまんがだ。 まさに取り組み。 荒唐無稽なんのその。 これは紛うことなき相撲まんがだ。
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ベタは最後まで突き抜けてハッピーエンドへ。伏線らしき伏線はだいたい放り投げ。なんだこれ…。誰にオススメすればいいかわからない、しかし誰かにオススメしたい漫画。
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しょうもない。相撲がアメリカの国技になって、マッドサイエンティストに改造された技の横綱と長い長い眠りから目覚めた伝説の横綱の死闘とか、ほんとしょうもない。どこからこういう発想が生まれるんだ。
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上巻冒頭は実は息子の二代目だったという展開はよかった。両国リヴァイアサンの方とあまりにも流れが同じだったのが残念。
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題材は相撲であるが、SF的発想と融合させた意欲作にして異色作。鬼才なる作者にはただただ脱帽である。 ストーリーラインは極めて典型的であり、ここは特筆すべきものではない(五大湖ジュニアの、残酷でもあり最大の「応援」は印象的ではあった。)が、力感・迫力に満ちた描写に心躍り、引き込ま...
題材は相撲であるが、SF的発想と融合させた意欲作にして異色作。鬼才なる作者にはただただ脱帽である。 ストーリーラインは極めて典型的であり、ここは特筆すべきものではない(五大湖ジュニアの、残酷でもあり最大の「応援」は印象的ではあった。)が、力感・迫力に満ちた描写に心躍り、引き込まれた。 奇抜な発想に驚嘆し、息も継がせず流れるように、それでいて魅力的に進む取組(最早異次元格闘)を勢いで楽しむ。 難しいことを考えずに何か漫画を読みたい。話題はありきたりではない方がいいな。そしてせっかくの漫画なのだから視覚的にも楽しみたいと言う人にはお勧めしたい。
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話題の五大湖フルバースト。またすごい才能が現れたよ!秀逸なギャグアクション漫画と思ってたらちょっとホロリとさせられた。未だにウェイトトレーニングを怠っていない親友に送ってあげたい。
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出落ちのような設定で始まりながらも、父と子の物語を貫き通した王道漫画の怪作。これはすべての父と息子に読んでほしい。
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凄い邪道なことをしているハズなのに、芯がブレてない感じ。凄いぞこれは。 本作を読んだ感動は、『進撃の巨人』を最初に読んだ時の感動に似ているかもしれぬ。 最初に絵を見た時は、初期山口貴由っぽい感じがしたんですがー。
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エクストリームな絵柄と表現で魅せる作品だが、きちんと結構がついており、歌舞伎的な様式美がある。上手い。
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相撲ロボヒューマンSFの後編。 上巻で温めておいた場をさらなる熱量で燃やす展開に。 この『五大湖フルバースト』は技の横綱の話で、 一緒に収録されているのは体の横綱の話「両国リヴァイアサン」。 この単行本が売れると心の横綱の物語も制作が実現できそうなので、 是非そこそこに人気...
相撲ロボヒューマンSFの後編。 上巻で温めておいた場をさらなる熱量で燃やす展開に。 この『五大湖フルバースト』は技の横綱の話で、 一緒に収録されているのは体の横綱の話「両国リヴァイアサン」。 この単行本が売れると心の横綱の物語も制作が実現できそうなので、 是非そこそこに人気になることを願う。 流行の実写化をするなら、井口昇監督か……三池崇監督がいいかなあ。
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