商人とオウム の商品レビュー

ミーナジャバアービン【文】,ブルースホワットリー【絵】,青山南【訳】

2022/12/07

13世紀ペルシャの有名な詩人ルーミーが書いた詩の中にある商人とオウムの話があり、作者が子供の頃に夜はいつも父親に話してもらっていた。

ペルシャのお金持ちの商人に飼われていたオウムは、故郷の森に帰りたかった。
そして、死んだフリをすればいいという仲間からのアドバイスのとおりにして、商人の家から逃げて、友達にのいるインドへと自由に飛んでいくことができましたというお話。

2020/03/15

ミーナ ジャバアービン (著), ブルース ホワットリー (イラスト), Mina Javaherbin (原著), Bruce Whatley (原著), 青山 南 (翻訳)

2016/05/19

ペルシャの商人は、しゃべれて歌えて、きれいな羽根のオウムのおかげで、大金持ち。オウムは生まれ育ったインドに帰りたいなと思っているけど、商人は帰してくれません。そんなある日、商人はインドに買い出しに行くことになったので、オウムはあるお願いをしました。オウムのお願いって何だったのでしょうか？

2015/10/15

[江戸川区図書館]

オウムの知恵がやや分かりづらいかもしれないので、せめて「死んだふり」の意味や使い方？が分かってから読むといいかも。

小1の息子は、「死んだふり」自体は分かっていて死んだふりでの脱出自体は理解できたけど、オウムの「伝言」や、「そういう手段を求めて」オウムがお願いしたことについては、この話をさらりと読むだけではなんとなーくぼやけていて分かりづらかったみたい。

2022/07/02

オウムが可愛い！もともとの詩ではどんなふうに詠いあげられていたのでしょう？聞いてみたい。それにしても、謡が好きというところ、イランと日本に妙な近さを感じてしまう。

2014/04/12

しっかり土地の風俗を描いている絵が良質。
ストーリーに含蓄があり、
先の読めない展開にひきつけられるところが良。

小学校４年生以上の読み聞かせに。
１０分程度。

2013/09/21

小学校の読み聞かせでおもしろそうだった本の紹介です。

【おしゃべり上手なオウムのおかげで商人のお店は大繁盛。鳥かごから出たいオウムと商人との知恵くらべのお話です。オウムが鳥かごから脱出する奇想天外な方法とは…？】

ペルシャの詩人ルーミーが書いたお話の再話です。
絵がきれい。お話も面白いです。

2013/03/07

8分40秒☆作者は、このお話を夜、いつもお父さんから何度も何度も語ってもらっていました。その後、ペルシャ文学を勉強始めた時、昔の詩だったこと、書いたのは、13世紀の有名な詩人ルーミーだと知ります。

2013/01/26

・色使いが美しく、遠目も効く。
・ストーリー展開の先が読めず、聴き手がいろいろと展開を想像できた。低学年には少し難しいかもしれない。
・商人の目の表情が豊か。

2012/04/22

ペルシャの昔話・異国情緒あふれる鮮やかな絵に惹かれて借りてきた。
鮮やかなのは絵だけではなく、飼い主の商人と解放されたいオウムの智慧比べ！
仲間の力も含めたオウムのアッパレな脱出劇には思わず拍手を送りたくなった。
元ネタはペルシャで１３世紀に書かれたルーミーの詩だそうで、作者にとっては読み聞かせてくれた父親との思い出もあり大切な作品とのこと。
こういう作者の思いのつまった絵本を見つけると嬉しくなる。