決起! の商品レビュー
「掃除」というスポーツがあるパラレルワールドな日本が舞台の作品、第2作。面白かったのだけど、まとまりとスピード感に欠けた。 前作が創作世界を舞台にしつつ、熱血スポ根ものの王道を歩む展開でのめり込めたのだが、今回は途中からバトル路線への転向を強いられたジャンプ漫画のような印象。前作...
「掃除」というスポーツがあるパラレルワールドな日本が舞台の作品、第2作。面白かったのだけど、まとまりとスピード感に欠けた。 前作が創作世界を舞台にしつつ、熱血スポ根ものの王道を歩む展開でのめり込めたのだが、今回は途中からバトル路線への転向を強いられたジャンプ漫画のような印象。前作&前半で風呂敷を広げすぎたせいか、分量がある割には、後半は急いで伏線を回収してまわったような感じだった。 まぁ、そうは言っても世界観が好きなので、続編とかスピンオフがあったら読みたい。これで完結しそうな感じですが。
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掃除部第2部 段々”掃除”の謎が解かれてきて、なんだかわけわからないものになってきた。掃除の舞を演じることによって、観客の記憶を操作できるとか、主人公の樹は代々掃除の対を演じる家系だったとか、大げさな展開になってきた。 まだ続くのだろうか
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表紙に偽り有りだなあ、というのが最初の感想。イメージ図でお送りします、みたいな。たぶん樹と偲なんだろうけれど・・・。 長物も、こんな形状とは書かれてはいなかったような。 腑に落ちない思いを残したまま、終わってしまいました。人気作?なのかしらね・・・まだ続けられそうな結びだったので、三作目もあるのかもしれません。 でも、その「腑に落ちない部分」は続編への布石だとも言えるし、ただ説明がつかないことをそのままうやむやにしているようにも思えて、なんだか。 二作読んでも世界も、人物もイメージし辛いなあ。 なので話の中に入っていけなくて、引き込まれないままに読み終わってしまいました。 ということで、私には合わないのでしょう、きっと。
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続編。前作「コロヨシ」を読んだ際に、 おもしれぇ、と。 だけど、今回は・・・。 現在185頁。 この先、ずっと、185頁のままで終わりそう。
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この人の言葉遊びの感覚が好きだなぁ。現実にある言葉を読み方を変えて意味を捻って。 作品的には、前作の続きな分、どうしてもあの時みたいな鮮烈な印象は持てなかったのだけど、まぁよくここまで話を広げられる!とむしろそのことに驚く。 もしかしたら今まで読んだ一冊もののなかでは一番厚いかもしれない本。それだけのストーリーをじっくり読み込む幸せな時間を持てた休日でした。。
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やっと読み終わったって感じでした〜。 続編なんだけど、久しぶりに読んだから、架空の競技やら歴史やら土地やらを理解するのに時間がかかったのかな… おもしろかったけど登場人物にあまり引き込まれず…もしまた続編が出ても読むかどうか。
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コロヨシ!!の続編。 よく作りこんではあるんだけれど、内容が薄いなぁ・・・ そして、この厚さが・・・よく頑張ったな自分。
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コロヨシ続編。 樹が主将となり、新入生が入った掃除部は、それを取りまく環境も一変する。 前作よりも大きな陰謀に立ち向かう一大スペクタクル。 更に話は続いていきそう。 しかしこの表紙のイラストには腰砕け。なんだかな〜。 【図書館・初読・3/6読了】
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前作の感想で「続編の計画でもあるのでしょうか」と書いたら出てきました(笑。「図書館戦争」を超えた設定の荒唐無稽さに少々戸惑いはするのですが、全ての謎が明らかになった結末には文句なし。この人の作品にはハズレがありません。
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+++ 藤代樹はスポーツ「掃除」の全国大会で第三位の成績を収め、高校三年生で掃除部の主将となった。マイナー競技であった「掃除」への注目度が上がり、入部希望者も殺到。順風満帆な一年が始まるかと思われたのだが、校長の差し金で部費が半減、部室も奪われる。さらに、思いを寄せる高倉偲と指導...
+++ 藤代樹はスポーツ「掃除」の全国大会で第三位の成績を収め、高校三年生で掃除部の主将となった。マイナー競技であった「掃除」への注目度が上がり、入部希望者も殺到。順風満帆な一年が始まるかと思われたのだが、校長の差し金で部費が半減、部室も奪われる。さらに、思いを寄せる高倉偲と指導者・寺西顧問が樹の前から姿を消してしまう…。前代未聞の奇想青春小説、第二弾。 +++ 第一弾が、ごく普通の日常を描いているようで微妙にずれた世界に引き込まれる三崎流で、とんでもない世界へ連れていかれたので、第二弾はどんな展開になるのかと、読む前からいやが上にも期待は高まる。そして期待に違わず「掃除」は樹(いつき)立ちの手に負えるような生易しいものではない歴史の渦中に巻き込まれる――春か昔から巻き込まれ続けていたと言った方がいいのかもしれないが――のだった。ひとつ謎が解ければ新たな謎が眼前に立ち塞がるような、手が届かないもどかしさを感じつつも、確実に力を増し運命ともいうべきある点に近づきつつある手ごたえも感じながら読み進むのはわくわくする体験だった。不思議な一冊である。
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