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開催!世界史サミット の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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2020/05/19

浅野典夫さんの世界史講義録を読了し、本書にたどり着きました。 発想が面白いというのもそうですが、世界史の素養に裏打ちされた綿密に練られた構成には脱帽でした。 ただ単に同時代の歴史上の偉人が面白おかしく会話するだけだろうとたかをくくっていたのですが、「資本主義」や「啓蒙思想」とい...

浅野典夫さんの世界史講義録を読了し、本書にたどり着きました。 発想が面白いというのもそうですが、世界史の素養に裏打ちされた綿密に練られた構成には脱帽でした。 ただ単に同時代の歴史上の偉人が面白おかしく会話するだけだろうとたかをくくっていたのですが、「資本主義」や「啓蒙思想」といったテーマに沿って、偉人たちが真剣にディスカッションしておりとても興味深く感じました。 特に坂本龍馬、リンカーン、マルクスが一同に会する章は一見の価値ありです。 日本の後進性を象徴した卑弥呼さんもキャラがたっていてとても愛らしかったです笑 本書のあとがきに続編を匂わせるような記載があったので、浅野さんの今後の執筆に期待したいです!

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2015/06/27

ぜひ、世界史教員になろうとしている方、世界史の世界に飛び込んでみたい方にオススメの一冊です。 「同じ時代に生きた歴史上の人物たちが、直接会ったらどんな話をするのだろうか?」 という理念のもと作られた一冊。 内容としては、かなり簡単なので世界史をしっかり学んだ方には物足りないかもし...

ぜひ、世界史教員になろうとしている方、世界史の世界に飛び込んでみたい方にオススメの一冊です。 「同じ時代に生きた歴史上の人物たちが、直接会ったらどんな話をするのだろうか?」 という理念のもと作られた一冊。 内容としては、かなり簡単なので世界史をしっかり学んだ方には物足りないかもしれませんが、 ある意味で初めて学ぶ高校生の立場にたって、その目線で面白く見ている一冊だと思います。 あとがきで、 「わたしたち高校教師が授業でしていることは、ある意味(偉人たちの)カタログ(=教科書)の肉付け作業、いわば乾き物を水に浸して戻すようなものです」 と述べられているのが、その理念を表していて感激します。偉人たちの人生は物語じゃない。好きなものがあって、嫌いなものがあって、笑える部分があって、一人の人間として生きていた。 それを伝えてくれる一冊です!

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2014/12/04

世界史の先生に薦められて気になっていた本が図書館に入ったので読んでみました。 世界史選択だったのに、もう名前以外忘れているような私ですが軽く読めてわかりやすい。おもしろいし話の流れの中で様々な歴史的出来事を入れてくれているのでざっとおさらいにもなります。でも毎回出てくる日本の登場...

世界史の先生に薦められて気になっていた本が図書館に入ったので読んでみました。 世界史選択だったのに、もう名前以外忘れているような私ですが軽く読めてわかりやすい。おもしろいし話の流れの中で様々な歴史的出来事を入れてくれているのでざっとおさらいにもなります。でも毎回出てくる日本の登場人物が浮いていたのでいっそ日本人切ってもいいのではないかな、と思いました。特に卑弥呼が酷い。 中国やモンゴルのごちゃごちゃしてわかりにくいところ、イギリスフランスの土地問題なんかを理解するきっかけになります。

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2013/08/06

「あの人とこの人が!」はやっぱり鉄板。 世界史が微妙に偏っていたので、東洋系の登場人物があまりわからない。でも、大体時代がわかれば、なんとなくわかる。まず、発想の勝利だと思った。卑弥呼とか龍馬のキャラがツッコミどころ満載。一回世界史をちゃんとやった人向け。再履はできるけど、これ...

「あの人とこの人が!」はやっぱり鉄板。 世界史が微妙に偏っていたので、東洋系の登場人物があまりわからない。でも、大体時代がわかれば、なんとなくわかる。まず、発想の勝利だと思った。卑弥呼とか龍馬のキャラがツッコミどころ満載。一回世界史をちゃんとやった人向け。再履はできるけど、これで予習は無理。

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2013/02/07

確かに着想は面白いが、内容が薄すぎる。 章を減らして、一つ一つを掘り下げて方が良かった。 特にカール・マルクスと坂本龍馬の対談(リンカーンもいたけどね)はもっと面白くなりそうな可能性が見出されただけに、残念。

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2013/01/14

同時代に生きた、坂本竜馬とマルクスが「資本主義の矛盾」について語りあうところなんてサイコーじゃないですか。 これはアイデア勝ち! 歴史の本といっても、様々な切り口があるんだなあ。と。 どのように学んだり、味わったりしてもいいという前提はあるにせよ、世界史を世界史的に理解するに...

同時代に生きた、坂本竜馬とマルクスが「資本主義の矛盾」について語りあうところなんてサイコーじゃないですか。 これはアイデア勝ち! 歴史の本といっても、様々な切り口があるんだなあ。と。 どのように学んだり、味わったりしてもいいという前提はあるにせよ、世界史を世界史的に理解するには、縦軸(ある一定地域内の時間の流れ)だけでなく、横軸(そのある一時代に別の地域では何が行われていたか)も把握したいところ。 それが見事になされた本です。

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2022/02/21

なんとなく歴史が学べるのが好きという人はぜひ。 世界の同時代に生きた偉人達がもしも会議をしたら……という一冊。 これは高校時代、世界史になかなか興味が持てなかった頃に出会いたかったと思った。 細かい歴史までは無理だが、偉人たちの会話を通して、その時代の背景や、事件が起きた時のこと...

なんとなく歴史が学べるのが好きという人はぜひ。 世界の同時代に生きた偉人達がもしも会議をしたら……という一冊。 これは高校時代、世界史になかなか興味が持てなかった頃に出会いたかったと思った。 細かい歴史までは無理だが、偉人たちの会話を通して、その時代の背景や、事件が起きた時のことなんかが学べる本。

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2012/04/22

現在は毎年のようにサミットが開かれて世界経済を引っ張っている国の首脳が一堂に会して重要事項を討議しています。 この本のコンセプトは、もし昔にもこのような会議があったとしたらという想定の元で、メンバそのーや場所、会議内容を想定したものです。 世界史を横断的に勉強することは高校時...

現在は毎年のようにサミットが開かれて世界経済を引っ張っている国の首脳が一堂に会して重要事項を討議しています。 この本のコンセプトは、もし昔にもこのような会議があったとしたらという想定の元で、メンバそのーや場所、会議内容を想定したものです。 世界史を横断的に勉強することは高校時代にはできなかったことですが、このような見方で世界史を見てみるのは興味深いことですね。 以下は気になったポイントです。 ・ローマが広大な領土を支配するようになると、元老院による集団指導体制では統治できなくなった、一人の人間に権力を集中したほうが能率的なので、初代皇帝:アウグストゥスは元老院を尊重しながら統治をした(p21) ・神聖ローマ帝国は、西ローマ帝国を引き継いだ国ということであるが、実際にはドイツである、10世紀から19世紀初頭まで続くドイツの呼称である(p59) ・グレゴリウス教皇は、ハインリヒを破門したので、ドイツからカノッサ城まで詫びを入れに来た、カノッサの屈辱(p63) ・もともとはフランス王国内にあるノルマンディー公国の君主であるウィリアムは、イングランドも征服した(p68) ・1534年にエリザベス女王の父は首長法を公布してイギリス国教会をつくり、国民もそれに倣った。所属した教会は変わっても信じる神は変わらないので問題なし、ローマ教会所属の修道院の土地財産を没収して貴族に分け与えたので得した者も多い(p125) ・スペイン艦隊は、1571年のレパントの戦いでオスマン帝国海軍を破って以来、1588年に負けるまで無敵艦隊と呼ばれた(p132) ・モンゴル帝国がバラバラになったのちに、一代で西半分を再統一したのがチムール(1336-1405)で1402年にはアンカラの戦いでオスマン帝国を滅亡の危機に陥れさせた、欧州ではモンゴルをタタールと呼んだ(p140,152) ・ルイ14世が太陽王と呼ばれるのは、少年の頃に太陽神アポロンのコスプレをしてバレエを踊ったことにある(p152) ・綱吉の「生類憐みの令」は人間も含まれていて、牢獄における囚人の待遇改善も命じている、施行されたのは幕府直轄領のみで諸藩は適用外(p168) ・ロシア・ピュートル1世は北方戦争で1700-21年、スウェーデンと戦って得てバルト海沿岸に念願のサンクトペテルブルグを建設して、モスクワから遷都(1712)した(p169) ・フランスは独立戦争でアメリカを援助しなければ財政難も酷くならなかった(p184) ・フィリピンは第二次世界大戦中の1942年に日本軍の占領下に入り、戦後アメリカ領となった後に1946年に独立した(p234) ・ハンニバルのアルプス越え時に37頭いた象は、イタリア半島に着いたのは3頭のみ、兵隊は5万が2.6万人へ減少(p241) ・ローマが強かったのは、ローマにもどった指揮官に対して感謝して、ローマ市民全体の団結を図った(p250) 2012年4月22日作成

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2012/03/14

発想は面白いのだけど中身があまり面白くない。私の知識不足か、知らない人物も多いんだな。同じ時代に生きていたということにこだわり、人物選定の間口を広げたからでしょうか。であれば時代ではなく、事象を軸にすれば良かったのに。 革命とか、文学とか、戦とかね。

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