ナチスの知識人部隊 の商品レビュー

クリスティアンアングラオ【著】,吉田春美【訳】

2024/08/17

この本は虐殺に突き進んでいった青年知識人たちにスポットを当てた作品でした。彼らがいかにしてホロコーストを行ったのか、そしてそれを正当化していったのか、その過程をじっくり見ていくことになります。 この本で印象に残ったのはやはり、戦前のドイツがいかに第一次世界大戦をトラウマに思っていたのかということでした。 そうした恐怖が、その後信じられないほどの攻撃性となって現れてくるというのは非常に興味深かったです。

2015/02/13

ナチスを支えていたのは優秀な知識人。彼らが徹底して、どのようにユダヤ人を迫害して、ドイツ人が優秀であるかを立証しようとしていた。

古典的なドイツ歴史学がナチズムに肩入れしたとまではいえない。
敵としてトップに来るのはマルクス主義者と共産主義者、次にユダヤ人、フリーメーソン、政治的教会。
フリーメーソンはユダヤ人が幹部だと考えられていた。

ドイツにとって湯d差野人は人種的、生物学的な敵だった。
ユダヤ人が世界中に分布しているために彼らのイデオロギーが国際化されることを防ぎたかった。

ドイツ人の処刑は銃殺に限られていた。