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井沢元彦の学校では教えてくれない日本史の授業(2) の商品レビュー

4.3

10件のお客様レビュー

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2017/02/03

邪馬台国の謎、卑弥呼は太陽神、248年の皆既日食、卑弥呼の墓、箸墓古墳、天皇陵の選定、平和になれば軍隊は要らないは大きな過ち、ケガレ思想と武士の台頭 天照大神と東照大権現 生病老死、愛別離苦、四苦八苦、怨憎会苦、求不得苦、五蘊盛苦、 諸行無常、悟り、解脱、 物事は、常にいい面と悪...

邪馬台国の謎、卑弥呼は太陽神、248年の皆既日食、卑弥呼の墓、箸墓古墳、天皇陵の選定、平和になれば軍隊は要らないは大きな過ち、ケガレ思想と武士の台頭 天照大神と東照大権現 生病老死、愛別離苦、四苦八苦、怨憎会苦、求不得苦、五蘊盛苦、 諸行無常、悟り、解脱、 物事は、常にいい面と悪い面を持っている、 歎異抄、悪人正機説、怨霊信仰、良かった、これで成仏できる、 多神教の世界では神よりも人間の話し合いが優先される。 絶対神、正直者の頭に神宿る、神も仏もない、旧約聖書、ヨブ記

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2015/11/29

日本の今の有り様は、古来から永続的に続いていることがよくわかった。 話し合い絶対主義は、今の遅々として進まない政治がよく表している。 勉強になった。

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2014/07/01

日本人が軍隊を嫌う理由 ケガレ思想 言霊信仰 白河上皇が院政を始め、北面の武士を創設した。 これが武士台頭の始まり。

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2014/01/15

私は歴史が好きなので、井沢元彦の歴史本はほとんど読んでいます。逆説の日本史シリーズもしかり。本書はシリーズ2作目ですが、1作目を読んでいなくても大丈夫です。 本書が扱うテーマは、古代日本と天皇のルーツ、朝幕併存の謎、天皇絶対と日本教の謎の3つです。古代日本の部分では、卑弥呼の正体...

私は歴史が好きなので、井沢元彦の歴史本はほとんど読んでいます。逆説の日本史シリーズもしかり。本書はシリーズ2作目ですが、1作目を読んでいなくても大丈夫です。 本書が扱うテーマは、古代日本と天皇のルーツ、朝幕併存の謎、天皇絶対と日本教の謎の3つです。古代日本の部分では、卑弥呼の正体や古墳に隠された謎が書かれています。朝幕併存の謎のところでは、日本史最大の謎、なぜ時の権力者は天皇家を滅ぼし自らが王とならなかったのかが解説されています。天皇絶対と日本教の謎では、仏教と朱子学、日本教の違いが解き明かされています。 私は小さい時から、なぜ権力者が天皇にとって代わろうとしなかったのかが不思議でなりませんでした。いろいろな人に、先生にも聞きましたが、だれも明確な答えを教えてはくれませんでした。少なくても私が納得するような答えはありませんでした。他の国を見ても、権力者が変わると、それまでの王家一族を滅ぼすのが世界の常識でした。なぜ日本だけなのか、本書にはその答えが書いてあります。私も深く納得しました。 歴史があまり好きではない人、学校時代に歴史が嫌いだった人にも、一読をお勧めします。

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2014/01/04

何となくではあるが、一冊を通した一貫した流れが感じられず、短編の論文を読まされている感じ。「天皇論」と言う割に、天皇そのものについてよりも、その周辺を見て回っているような感じがした。古代、鎌倉~戦国が扱いやすいのは分かるが、明治維新から現代にいたる天皇制についても言及してほしい。...

何となくではあるが、一冊を通した一貫した流れが感じられず、短編の論文を読まされている感じ。「天皇論」と言う割に、天皇そのものについてよりも、その周辺を見て回っているような感じがした。古代、鎌倉~戦国が扱いやすいのは分かるが、明治維新から現代にいたる天皇制についても言及してほしい。そもそも、著者の天皇に対するスタンスが良く分からなかったのが一番残念だった。

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2013/06/07

著者、井沢元彦(いざわもとひこ)氏特有の鋭い視点をもって日本の歴史を解剖するシリーズ第二弾だ(シリーズ第一弾はこちら)。今回は、天皇制についてだ。例によって歴史教科書にはおろか、学校の先生の話にも出てこないような”裏話”や”行間”を語ってくれている。 通常の歴史専門家が加味して...

著者、井沢元彦(いざわもとひこ)氏特有の鋭い視点をもって日本の歴史を解剖するシリーズ第二弾だ(シリーズ第一弾はこちら)。今回は、天皇制についてだ。例によって歴史教科書にはおろか、学校の先生の話にも出てこないような”裏話”や”行間”を語ってくれている。 通常の歴史専門家が加味していない視点・・・すなわちたとえば、通常の学問に宗教学や言語学などを加味することが新たな発見(著者曰く、当然の発見)につながっている。たとえば、幕府と朝廷の二立併存の話。かの藤原氏も、足利氏も、織田信長も、豊臣秀吉も、徳川家康も・・・決して、天皇を抹殺してその権威を奪うようなことはしなかった。著者はその理由について、日本人の怨霊を恐れる気持ちとケガレ(血を流すこと/流した者)を忌み嫌うという宗教観から見事に説明してみせている。 点と点を結んでくれる”学校では教えてくれない”シリーズにおける本書(天皇論)の見どころは、日本史に一本の太い線をとおしてくれることにあるだろう。逆に言えば、天皇制というテーマを深く掘り下げることで、これほどまでに、はっきりと日本史の全体像が見えてくるとは思わなかった。邪馬台国、豪族、聖徳太子、武士、大名、幕府、仏教、2・26事件・・・すべてが天皇制につながっている。 著者も認めているが、この本に書かれていること全てが正しいとは限らない。だが、教科書に載っている歴史も正しいことは限らないのである。むしろ、そうでないことのほうが多いかもしれない。であるとするならば、本書の価値を”書いている内容の正確性”だけで判断するべきではなく、むしろ、”どれだけ人の興味を刺激してくれるか”あるいは”既存の歴史をどれだけ補ってくれるか”で判断するべきだろう。そのようなわけでとりわけ、(もちろん、賛否両論はあるだろうが) ・受験勉強で日本史を丸暗記しようとして苦しんでいる人 ・神道や仏教のつながりに疑問を持っている人 ・天皇はいったい何者なんだと思っている人 ・学校で歴史を教える先生方 といった人達には極めて有益になると思う。 書評全文こちら→ http://ryosuke-katsumata.blogspot.jp/2013/06/2_7.html

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2012/06/04

やっぱり井沢元彦は読みやすくてわかりやすい。書いてあることがどこにもつかえず、ストンと腑に落ちる。本書には時折、教科書の記述が載っているが、やはりそこだけ読むといかに教科書がつまらないかよくわかる。年表をなぞっているみたい。まあ教科書だから仕方ないけど…。 286頁、本地垂迹説の...

やっぱり井沢元彦は読みやすくてわかりやすい。書いてあることがどこにもつかえず、ストンと腑に落ちる。本書には時折、教科書の記述が載っているが、やはりそこだけ読むといかに教科書がつまらないかよくわかる。年表をなぞっているみたい。まあ教科書だから仕方ないけど…。 286頁、本地垂迹説のポイントとして、仏様は日本に教えを広めるために、敢えて日本人と同じ姿をして現れたのが神様だというくだりが面白い。日本人というのは本当に争うということが嫌いなのだな。

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2012/04/22

毎年1冊のペースで単行本化される「逆説日本史シリーズ」は楽しんで拝読していますが、この本を書店で見つけたので手に取ってみました。私が高校で日本史を学習したのはもう数十年も前になり、その時には常識と思っていたことが少なからず変更されていると思います。 理系だったこともあり日本史が...

毎年1冊のペースで単行本化される「逆説日本史シリーズ」は楽しんで拝読していますが、この本を書店で見つけたので手に取ってみました。私が高校で日本史を学習したのはもう数十年も前になり、その時には常識と思っていたことが少なからず変更されていると思います。 理系だったこともあり日本史が好きであったにもかかわらず熱心に授業を受けていなかったせいか?井沢氏のような新しい考え方も、それほど違和感なく受け入れることができるようです。 この本は日本の歴史の根幹をなす「天皇論」について、12のテーマで解説してくれています。天皇にはまだ明らかになっていない秘密が多くあるようですが、日本人の祖先(大親)である天皇について、今回も興味深く読ませてもらいました。 以下は気になったポイントです。 ・一番北の端に皇帝の宮殿がおかれる理由は、都市を囲む城壁の門が南の端に位置している、この唯一の門を「南大門」という(p19) ・平城京に城壁が無い理由は、必要がなかったから、異民族である遊牧民族がいなかったから(p23) ・農耕民族が遊牧民族に対して持った有効な対抗手段が「城」(p25) ・長州型は弥生人の身体的特徴を持っていて、薩摩型は原日本人である縄文人の身体的特徴を持っている(p31) ・銅鐸は青銅器を持ってきた第一次農耕移民の聖なる信仰の道具、彼らが鉄器を持つ第二次農耕移民に征服されたことで、信仰の道具として使われなくなった(p45) ・邪馬台国は当時(西暦240年代)には、「やまどこく」という発音になる(p51) ・当時、本名は公文書に署名する場合や、亡くなった後に墓に刻まれるなど、ごく限られた時しか使われなかったし、やたら教えるものでもなかった(p56) ・仁徳天皇陵が「大山陵古墳」と言われるのは、江戸時代の学問水準で決められたあやふやな伝承に基づくため(p71) ・日本に武士が生まれた理由は、権力争いをしていた両者(天皇家、藤原氏)がともに武力を手放したから(p110) ・明治まで北海道に興味がなかったのは、稲作ができなかったから(p111) ・荘園とは、藤原氏が考え出した「脱税システム」、藤原氏は例えば、自分たちの小作人になれば税金を30%で良いとして小作人を集めたと予測される(p116,118) ・日本人が今でも軍隊を嫌う理由として、1)穢れに触れる存在だから、2)平和だと言っていれば維持できるという言霊信仰(p122) ・中央で出世の望みが絶たれた中流貴族が、地方に土着して財産を守るために武技を磨いた結果として誕生したのが武士(p132) ・源氏は農業専門なのに対して、平氏(西日本)は大陸に近いという地の利を生かして水軍と組んだ国際貿易をやっていた点が異なる(p141) ・天皇家の逆襲は、外戚に藤原氏を持たない後三条天皇の第一皇子である白河天皇が退位して上皇の立場から政治をする「院政」(行政機構の外の存在)(p146) ・幕末の人が大政委任と考えたのは、警察権と刑罰権、軍事権を手に入れたこと(p183) ・鎌倉幕府を崩壊させたのは、均分相続(p190) ・乱とは、下の者が上の者に反抗すること、天皇が起こすのは「変」である(p196) ・日蓮宗は「妙法蓮華経」という「お経」+日蓮という人を信じるもの、他は仏様に対する信仰(p272) ・天照大神は大日如来、八幡様と熊野権権は阿弥陀如来、愛宕権現は地蔵菩薩、素戔嗚尊は薬師如来、大国主命は大黒様と同一とされた、これが本地垂迹説のポイント、これにより日本のお寺と神社は一体化した(p287) 2012年4月22日作成

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2012/04/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

日本史と天皇制を宗教や日本人のメンタリティで読み解く本。好奇心が刺激される。必ずしも定説ではないような意見も含まれていそうだけど、こういう本に学生時代に出会っていたら日本史の授業がもっとおもしろかったろうな。ケガレ意識が武家政権成立の背景になっている等、いろいろ歴史の根底に流れる背景を解説していてかなり面白かったです。

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2012/03/12

日本人の根底に流れている思想や宗教感を俯瞰するような内容で非常に面白かった。特定の時代だけをクローズアップしたものではなく、歴史の「流れ」を宗教観をテーマにつなげていく感じ。 そして、我々日本人にとって天皇とは何なのか、その歴史や認識の変化がしれて面白かった。 教科書を引用しな...

日本人の根底に流れている思想や宗教感を俯瞰するような内容で非常に面白かった。特定の時代だけをクローズアップしたものではなく、歴史の「流れ」を宗教観をテーマにつなげていく感じ。 そして、我々日本人にとって天皇とは何なのか、その歴史や認識の変化がしれて面白かった。 教科書を引用しながら、詳しい解説もしてあるページも多いので学生が歴史を学ぶ際の補助としても使えるかも。 著者の他の歴史本も読みたくなった。やっぱり歴史って面白い。

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