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鷹のように帆をあげて の商品レビュー

3.4

19件のお客様レビュー

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2022/07/20

野生を知らずに飼うと痛い目を見る。鷹匠になりたい女子中学生、理央。親友だった遥に鷹の姿を見せたい。親友の形見を外せない理央とペットショップで出会った鷹のモコ。いっぱい愛して、育てて、落ち込んで、それでも前に向かって成長していく姿が爽やかでした。

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2021/08/07

まはら三桃さんは児童文学を書かれているそうなので、この作品も読者想定は児童なのかもしれない。シンプルなテーマを真っ直ぐに描かれていて、すっと物語に入って行けた。 伸びやかな読後感に、たまにはこういう話も良いと素直に思う。

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2018/10/08

31:事故で親友の遥を亡くした中学生の理央。遥との思い出であるペットショップで見かけた鷹を飼いはじめる。「鷹匠」に憧れる理央はモコと名付けた鷹を訓練し始めるが、彼女の本当の目的は他にあった。 個人的な体験に似た部分もあり、理央がモコとの絆を深め、モコを飛ばそうと努力する過程で徐々...

31:事故で親友の遥を亡くした中学生の理央。遥との思い出であるペットショップで見かけた鷹を飼いはじめる。「鷹匠」に憧れる理央はモコと名付けた鷹を訓練し始めるが、彼女の本当の目的は他にあった。 個人的な体験に似た部分もあり、理央がモコとの絆を深め、モコを飛ばそうと努力する過程で徐々に成長してゆくさまが健気でたまりませんでした。数々の失敗を経験しつつも、幼馴染の康太やクラスメイトの舞子、そして両親や康太の養父母、鷹匠の先輩でもある平橋さんなど、周りの大人たちの支えによって遥の死を受け止め、受け入れてゆく遥と、鷹本来の勘を取り戻し、高らかに舞うモコ、両者の成長にこんなに泣けるのは年のせいでしょうか。 爽やかな青春小説。中高生のかたにお勧めしたいです。

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2015/06/20

親友を亡くした女の子が鷹を飼い、育てていく中で親友の死を受け止め乗り越えていく物語。 結構ヘビーな内容が書かれているけど、それぞれあっさりしていて物足りなさはあり。 でも、鷹を飼う難しさ、厳しさ、大変さがよくわかり、それと同時に鷹の魅力が存分に伝わってくる。雄大な自然が感じられ、...

親友を亡くした女の子が鷹を飼い、育てていく中で親友の死を受け止め乗り越えていく物語。 結構ヘビーな内容が書かれているけど、それぞれあっさりしていて物足りなさはあり。 でも、鷹を飼う難しさ、厳しさ、大変さがよくわかり、それと同時に鷹の魅力が存分に伝わってくる。雄大な自然が感じられ、とても清々しい読後感でした。

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2014/05/05

児童文学なので読みやすい。 親友を亡くした中学生が、鷹を育てる中で自己を昇華させる物語。 2012年初版とあって、イマドキのアイドルグループなどの名前もちょくちょく出てくるので、賞味期限は短そう。 物語そのものは、普遍性のあるテーマを扱っているのでもったいない。

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2013/10/22

不覚にも最後のページで涙しました。 ボーイッシュな女の子っていいな〜と思いつつ、一度は夢見た鷹を飼うということのリアルさがわかりました。 まだまだ優しい表現にとどめてはいるでしょうが、こうして夢を形にする若者を応援したくなります。

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2013/09/04

中学生の女の子が主人公。夕方、仲の良かった友達と別れた直後にその友達は交通事故で亡くなった。別れる前に貸してもらった手袋を外せずに一年中毎日、お風呂と手を洗う時以外はつけてきた。そんな彼女が、友達との思い出のペットショップにいた鷹のヒナを毎日のように見続け、その鷹を大空にはばたか...

中学生の女の子が主人公。夕方、仲の良かった友達と別れた直後にその友達は交通事故で亡くなった。別れる前に貸してもらった手袋を外せずに一年中毎日、お風呂と手を洗う時以外はつけてきた。そんな彼女が、友達との思い出のペットショップにいた鷹のヒナを毎日のように見続け、その鷹を大空にはばたかせたいと願うようになる。幼なじみのお寺の男の子は、3歳の時にお寺に養子としてやってきた子で、お互いに(恋愛などではなく)自然な思いやりの気持ちを持ちあっているところも、好感。

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2013/08/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

さくさとく一気に読め、読後感も良かったのだけれど、親友のお母さんの、子どもを亡くした悲しみの深さとか、友だちの養子縁組の話とかが、あまりにあっさりと書かれていて、ちょっと違和感があった。出木杉くんと話しているような感じかな。

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2013/03/16

中学生にしてはヘビーな設定(親友の交通事故死、養護施設からの養子縁組など)だが、それぞれが互いにかかわりあうことで、乗り越えていく感じが清々しかった。 「鷹匠は女子高生!」を読んだ後だったので、石橋さんが登場してきただけでうれしかったです! まはらさんの作品は2作目ですが、中・高...

中学生にしてはヘビーな設定(親友の交通事故死、養護施設からの養子縁組など)だが、それぞれが互いにかかわりあうことで、乗り越えていく感じが清々しかった。 「鷹匠は女子高生!」を読んだ後だったので、石橋さんが登場してきただけでうれしかったです! まはらさんの作品は2作目ですが、中・高生が読むにはいい感じかな。

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2013/02/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

珍しく検索一発おっけー。 治ったのかしら?? まはらさん作品3作目。 まあまあ、かな。 幼なじみが事故で死亡。 その遺品になった手袋をずっとはめたままでいる主人公の理央が 亡くなった遥に見せたい、と鷹を飼い飛ばす訓練をしていく。 多分、失ったものに大きく傷ついて、 それが鷹を育ててゆくなかで、段々と癒えていってるんだろうけれど、 そのへんは別にいらないような・・・・。 ただ鷹匠に憧れて、鷹に夢中になっていくってゆーだけでも十分な気がした。本当はもっと重いものなんだろうけど、手袋の存在感があまり感じられなかった。康太も、彼自身はいっぱい悩んだりしたんだろうけど、 ちょっと人間できすぎだろって感じ。本当は違うんだろうけど、 読んでるといやにあっさり解決したなーって印象がぬぐえず。 鷹を育てる部分はおもしろかった。 非常に興味深い。 一番印象的だったのは、必要がなければ鳥は飛ばない、ということ。 びっくり~。 生きるために必要だから、飛ぶ。 なんか、すごい。 自然に生きるってことの厳しさと、なんとゆーか、よくできてるなあっと ゆう、畏敬の念。 ヒヨコぴよぴよを食べるってのは確かに想像するとちょっとぎょっとする。 けど、私が毎日していることだって同じことなんだ、と思う。 何かの命を糧に今の私がある。 その実感のなさに愕然とする。 鳥の要素だけがない。 その表現が素敵。 鳥は生きるために飛ぶ。 じゃあ、人は?生きるために、何をすればいいんだろう?

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