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同性愛の謎 の商品レビュー

3.2

21件のお客様レビュー

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2013/06/27

自分はクルマのハンドルの遊びのような存在ではないだろうか。だなんて、ブルボンヌさん、素敵。 オルガスムスの際に、大事なホルモンであるオキシトシンの分泌が最高潮に達するだなんて、人間の体ってよくできてますなぁ。

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2013/03/19

僕はカミングアウトされた女性の同性愛者には未だお会いしたことはありませんが、男性の同性愛者は知り合いが2人います。 今でこそ社会的にその人たちの能力が広く認知されてきていますが、僕はこれまで、何故この世に同性愛者がいるのか(何故子を残しにくい同性愛遺伝子が消えずに存在し続けるのか...

僕はカミングアウトされた女性の同性愛者には未だお会いしたことはありませんが、男性の同性愛者は知り合いが2人います。 今でこそ社会的にその人たちの能力が広く認知されてきていますが、僕はこれまで、何故この世に同性愛者がいるのか(何故子を残しにくい同性愛遺伝子が消えずに存在し続けるのか)とは考えたこともありませんでした。 この本はあくまで現時点における理論に過ぎませんが、深く理解することができました。 実生活における苦労や悲しみを本当に理解することは難しいのですが、彼らが生まれてきた意味や存在理由にそれほど深いものはなく、僕ら人間の遺伝子レベルでの問題に過ぎないということでしょうか。 僕は同性愛者でもないし、この本も何気無く手に取った本でしたが、人に薦めたくなる一冊となりました。

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2013/01/30

同性愛者についての疑問が、遺伝や、生物学にもとづいて説明されていて、おもしろかった。人間以外の生物でも同性愛的な行動は多いと知って驚いた。 また、古代ギリシャでは同性愛が高級とされていたこと、キリスト教以外の文化では、同性愛に対して比較的寛容な文化が多いことなどが分かった。

Posted byブクログ

2012/12/02

オキシトシンは愛と癒しのホルモンだったのか。オキシトシンとバゾプレッシンのくだりが一番おもしろかったかも。 自著や翻訳書の紹介が多くて、出てくるたびにげんなりさせられる。買ってまで読む本じゃなかったな。

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2012/07/17

 三島由紀夫、アンディウォーホル、エルトンジョン、ジョンメイナードケインズ、トムフォード、フレディマーキュリー、マークジェイコブス、ミックジャガー、アレキサンダーマックイーン、ジャンポールゴルチェ。彼らの共通点は何かわかるだろうか?彼らはみな同性愛者またはバイセクシュアルである。...

 三島由紀夫、アンディウォーホル、エルトンジョン、ジョンメイナードケインズ、トムフォード、フレディマーキュリー、マークジェイコブス、ミックジャガー、アレキサンダーマックイーン、ジャンポールゴルチェ。彼らの共通点は何かわかるだろうか?彼らはみな同性愛者またはバイセクシュアルである。YouTubeで海外のファッションショーを見ることが私は好きだが、多くのファッションデザイナーで同性愛者の人がとても多い。疑問に思っているときに、本著に出会った。  まず初めに言いたいが、この本は個人的に面白くなかった。内容が理解しにくく(これは理系の分野に弱い私が悪いが)、話に絶対的な結論が少なく、統計的データからの推論がたんたんと述べてあるだけである。しかも文章のなかにちょくちょく著者の過去の作品を宣伝してくる。ただいくつか興味深い内容があったので一部紹介したい。  第一章の最初の項目が「まずはペニスサイズを測定する」である。福岡伸一の本でも書いてある通り男の胎児はほうっておくと体も脳も女性化する。よって男性化させるために、男性ホルモンのテストステロンを分泌する。特に胎児期ではジヒドロテストステロンが関係している。男のペニスの発達具合を調べれば、その人の胎児期のペニスの発達具合も推定され、胎児期の性ホルモンの環境についてもわかってくる、らしい。結果として同性愛者の方が平常時、膨張時ともに異性愛者より5%長く、3%太い。著者も本書を読んだ私も意外な結果と感じた。胎児期の脳の男性化が同性愛に関係しているのかはこの実験ではわからずじまい。  もう一つ面白かった実験がある。男は右の睾丸が大きく、女性は左の卵巣と乳房が大きい傾向にあるらしい。そこで男女それぞれ睾丸と乳房が右が大きい、左右同じくらい、左が大きい人にわけ、男が得意とする分野、女が得意とする分野、性に関係ない分野のテストをさせたところ性に関係がない分野では全く左右の大きさの差に関係がなかった。そして右の睾丸が大きい男、右の乳房が大きい女は男が得意とする分野が得意だった。逆も同じ結果が出たが、驚くべきことに左の睾丸が大きい男は、左の乳房が大きい女よりもいっそう女性が得意とする分野で得意という傾向が出た。ただあくまで統計的データによる傾向が示されただけで化学的な根拠がなく残念。  理系の性染色体とかの勉強を避けて学生生活を過ごしていたので、いまさらツケがきたなと公開。結構難しい本のような気がするので、テーマ自体に興味がある人はある程度知識をつけてから読んだほうがいいかも。

Posted byブクログ

2012/06/23

なぜ同性愛者は常に一定の割合で存在するのか。子孫を残すには不利であるにも関わらず。という問いについて、最近の研究成果などをもとに解説。 無理やり新書の量まで増やしたような感じがなくもないけれど、ヒトという生き物を考える上でなかなか興味深い内容でした。

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2012/04/30

子供を作る可能性の低い同性愛者が、なぜいつの時代も一定数いるのか?を考察した本。 同性愛か否かは遺伝子で規定され、本人ではなく親経由で遺伝していくそうな。

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2012/03/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アルフレッド・キンゼイの調査結果では、男性の4%が同性愛者、13%が、16~55歳の間で3年間はその経験(バイセクシャル)がある。著者の竹内久美子によると、女性のそれは、男性の比率の1/2から1/3あるとのこと。同性愛者が残す子孫の数が少ないという統計結果をふまえ、本来自身の遺伝子を残したいと考える動物行動学の視点から、考察が続けられる。本の最後で、女性ホルモンが強い家系から女性ホルモンの多い男性が、逆に男性ホルモンが強い家系からは、男性ホルモンが強い女性が生まれる。そしてそれぞれのケースで自身が遺伝子を後世に残さなくとも、自分の親の代が強い生殖ホルモンを有しているので、家系としてみれば、遺伝子の継承が行われていると結論付けている。本題に関係なく展開される色々な話も興味深かった。

Posted byブクログ

2012/02/20

この本を読みだして、 「何故子供が出来ない(出来る率が低い)同性愛が無くならないのか?」 という当たり前の疑問を持った。 それが遺伝によるものなら、子供が出来ない同性愛の遺伝子は滅びるはず。言われてみればそうだよなぁ。 さて、この本、タイトルが「同性愛」なので読むのに躊躇してし...

この本を読みだして、 「何故子供が出来ない(出来る率が低い)同性愛が無くならないのか?」 という当たり前の疑問を持った。 それが遺伝によるものなら、子供が出来ない同性愛の遺伝子は滅びるはず。言われてみればそうだよなぁ。 さて、この本、タイトルが「同性愛」なので読むのに躊躇してしまうかもしれないが、上記のような内容が書かれていて至ってマジメ。 考えてみれば同性愛という観点から異性愛の謎が見えてくることもあるんだろうなぁ。 同性愛の遺伝子が残ることに対し様々な説があることで、結果として遺伝子が一定の確率で残ることに「なるほど」と思えたし、女性の同性愛者の方が男性のそれより少ないであろうことも一応納得できた。 「一応」というのは、何となく又別の説が出てきて、それが最も有力ってことに今後なるんじゃないかなぁと思ったから。そう思う明確な根拠は無いけど。 # 同性愛行為が異性愛行為の練習っていうのは中々面白い説。

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2012/02/20

竹内久美子さんの本は久しぶり。 遺伝子モノは最初に出た頃からよく読んでいたが、 ちょっとぞんざいになった。文章や構成が。 結局「いまだ結論は出ず」という当たり前の結論で、 統計に頼るしかないのが現実。 異性愛の自分から観ると、生物学的に確かに興味深いのですが、 そんなことより...

竹内久美子さんの本は久しぶり。 遺伝子モノは最初に出た頃からよく読んでいたが、 ちょっとぞんざいになった。文章や構成が。 結局「いまだ結論は出ず」という当たり前の結論で、 統計に頼るしかないのが現実。 異性愛の自分から観ると、生物学的に確かに興味深いのですが、 そんなことより両方いていいじゃん、みんな仲良くやろうよ、と思う。 ただ、好きな男性を男性と取り合うのだけはいやだ(^^;)

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