CUTE & NEET の商品レビュー

黒田研二【著】

2012/03/18

ニートのエーちゃんが姪っ子リサちんと過ごした3週間の話。
ミステリ要素は少ないけれど、エーちゃんの言動がおかしくて楽しめた。
最後も良かったな。

2012/03/10

最初はミステリーか？という気が少ししましたが、

読んでいくうちに気にならなくなりました。

ミステリーというよりミステリー要素を少し含んだ小説という感じです。

読んでいて、りさちゃんと僕が

探偵日暮旅人シリーズのていちゃんと日暮さんみたいだなぁ･･･

とちょっと思ってしまいました。

ニートの僕が成長する様子を温かく見守る感じで読むと、

ミステリー要素の少なさを気にしなくていいかもです。

2012/02/15

ニートの引きこもり青年とキュートな幼稚園児探偵の物語。

全部ひらがなで書けば幼稚園児のセリフになるだろう。
リサちんは「しっかりした五歳児」だから漢字まじりで書けば違いが出ていいだろう。
と、いうわけじゃない。
園児のセリフを漢字まじりに変換すると浮かんでくるのは大人の顔でした。だからというわけでもないのでしょうが、キャラクターが全員横並びな印象で。
年齢とか、性別とか、性格とか、もう少しでこぼこしてる方が厚みがでるかもね、と思いました。せめて、誰かひとり、しっかりした社会人の大人を書いててくれれば……。
ニートの「僕」も、高校生で引きこもって精神年齢も社会への対応もそこで止まった２８歳の男性という設定以前に、発育不全な気がします。最後まで「リサちん」だもんなー。まあ、最後でいきなり「リサ」って呼び捨てにするっていうのも、常套といえば常套手段ではあるけれど、納まりがいいといえば納まりはいいと思う。
寄る辺ない五歳児がそこに居たら、小学生男子でも、もうちょっとしっかりしますって。

「ミステリ」な部分も、「よく気がつきましたね」という感じで、謎を解いたとはとても…………。

2012/02/12

【園児探偵白畠リサ登場!人気ゲームのコミカライズ『逆転裁判』も大ブレイクの著者が贈る謎と笑いのハートウォーミング・ミステリー。幼稚園には危険がいっぱい!?「ひきこもりニートの僕が、姪っ子の世話をするハメに…」。 】

2012/02/05

ニートな青年とその姪のキュートな幼稚園児が繰り広げる、ユーモラスな連作ミステリ。謎のひとつひとつはささやかな日常の謎なのだけど、そこに絡む人間模様の物語に暖かさを感じます。そしてどうしようもない駄目男がだんだんに成長してくる部分も微笑ましいなあ。実際のニートに読ませたら教訓にならないかしら……。
しかし。まださらにこんなショッキングな謎が隠されていただなんて！　たしかに伏線はきっちりありましたね。これにはやられました。

2012/01/29

内容（「BOOK」データベースより）
園児探偵白畠リサ登場!人気ゲームのコミカライズ『逆転裁判』も大ブレイクの著者が贈る謎と笑いのハートウォーミング・ミステリー。幼稚園には危険がいっぱい!?「ひきこもりニートの僕が、姪っ子の世話をするハメに…」。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
黒田 研二
1969年、三重県生まれ。信州大学経済学部卒業。2000年に『ウェディング・ドレス』で第十六回メフィスト賞を受賞しデビュー。ゲームのコミカライズ作品『逆転裁判』『逆転検事』(監修・協力/カプコン、漫画/前川かずお)や、東京ジョイポリスのアトラクション「逆転検事inジョイポリス」の脚本を手がけた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)