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福島からあなたへ の商品レビュー

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2013/04/16

p.80 たったいま、隣にいる人と、そっと手をつないでみてください。その手のぬくもりを日本中に、世界中に広げてゆきましょう。

Posted byブクログ

2013/02/15

SLBA選定図書 2012年度 第1期 Bセットから 「さようなら原発集会」で6万人に深い感動をよんだ歴史的スピーチ。 福島県民の不安と葛藤、そして希望を力強く語る。 分類 543/ム

Posted byブクログ

2012/11/18

2011年の9月19日、東京でおこなわれた「9.19さようなら原発5万人集会」での武藤さんのスピーチが、森住卓さんの写真とともに巻頭に収められている。 その後ろの「福島から あなたへ」は、一部は『We』176号で掲載したインタビューに似ていて、一部は『We』180号で掲載した...

2011年の9月19日、東京でおこなわれた「9.19さようなら原発5万人集会」での武藤さんのスピーチが、森住卓さんの写真とともに巻頭に収められている。 その後ろの「福島から あなたへ」は、一部は『We』176号で掲載したインタビューに似ていて、一部は『We』180号で掲載したお話と重なっている(176号では、本にはない、若いころのお話もうかがっている)。 「私自身の脱原発」を、武藤さんはくりかえし語りながら、そして、あなたは?と問いかけているのだと思える。 自信と誇りを取り戻し、「私には力がある」と何度も自分に言ってあげよう、「私はこんなによくやってきた」と何度も何度も褒めてあげようと武藤さんはよびかける。 ▼私たちは生まれてから育っていく過程でたくさんの抑圧を受け、傷つきます。その傷が癒されないまま、行動や考えのパターンを形づくってしまいます。そんななかで自分への自信や信頼を失っていきます。人間以外の生き物は圧倒的な自分の命への信頼感をもって生きていると思います。私たち人類も、本来、深い愛情をもつ心と、すばらしく明晰な頭脳をもっているはずです。本来の私たちを取り戻しましょう。一人ひとりが変わること。それぞれが得意な分野で、世界を変えるために何かをすること。それがいまとても必要です。自分の道は自分の足でしか歩くことができません。でも、たったひとりでやらなくてもよいのです。やろうとする決意を誰かに賛成してもらう。やろうとする怖さや、やりつづけるつらさを聞いてもらう。よくやっていることを褒めてもらう…。私たちは孤独のなかにいる必要はありません。手をのばし、賢く明日を生きるために、助けを求めることがこの世界を生きのびていくひとつの鍵だと思います。(pp.65-66) 8月のWeフォーラムでは、武藤さんのお話を、肉声で初めて聞いた。それまでにも、スピーチを読み、『We』ではインタビューを掲載していたけれど、同じ場にいて、その声を聞いて、この人はどんなふうにしてここまでこられたのだろうと思った。どうやってこういう人がうまれたのだろうと思った。 8月15日にうまれた娘に、ご両親は「人類の平和のために生きてほしい」と類子と名づけ、慈しまれた。父上は、三春の教育改革に取り組んだ方だった。母上は、いまも娘の活動にあらゆる協力をおしまないという。 何度も読んだ武藤さんのスピーチを、あらためて読んで、いまはここが心にひびく。 たったいま、隣にいる人と、そっと手をつないでみてください。 見つめあい、互いのつらさを聞きあいましょう。 怒りと涙を許しあいましょう。 いまつないでいる、その手のぬくもりを 日本中に、世界中に広げていきましょう。  (p.30) (11/17了)

Posted byブクログ

2012/08/23

武藤さんの紡ぎ出す言葉と、森住さんの写真が心に沁みる。 ふくしまは何も終わっていない。 原発と対極の生活を送りたい。

Posted byブクログ

2012/08/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「9.19 さようなら原発集会」での武藤類子さんのスピーチを収めた本書は ページ数もすくなく 行間も空いているので すぐ読めてしまう。 武藤さんは今まで経済優先で 国づくりをすすめてきた 私たちに それは間違いでなかったのかと 重く問いかける。 原発を推進する勢力を糾弾するだけでなく 世代責任を果たすために どうしたらよいか 長年自問自答してきた末に生まれた彼女の言葉は 下流の石のように なめらかであるが 重みをもっている。 思えば 脱原発の考えの人の言説が我が事として 反省し 発せられているのに、それに対して 原発推進の掛け声とともに 聞かれる声は 個人の声ではなく 組織の 企業の 経済の声となってしまっていることに気付く。 武藤さんの 世の経済活動と 距離を置く 生き様が 極端にみえるとしたら それだけ どっぷり経済活動に毒されているからだはないだろうか。 詩魂のつまった一冊である。 ぜひ多くの人に読んでもらいたい。

Posted byブクログ