イラストでわかる原発と放射能 の商品レビュー
無知ほど怖いものはない。 本当にこれに尽きると思う。 この本を読めば現状の放射線量を評価できる基礎的な知識を学ぶことができた。その反面、原子力発電はまだまだ技術的な課題があると改めて感じた。原発を知るファーストタッチとしては良本だと思う。 2024年現在の福島の空間線量は全国...
無知ほど怖いものはない。 本当にこれに尽きると思う。 この本を読めば現状の放射線量を評価できる基礎的な知識を学ぶことができた。その反面、原子力発電はまだまだ技術的な課題があると改めて感じた。原発を知るファーストタッチとしては良本だと思う。 2024年現在の福島の空間線量は全国レベルとほぼ同じであり、福島を嫌煙する風評被害は放射線への無知から来るものだと感じた。知らないから怖れる。
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原発と放射能 内容では、放射線、放射線源、放射能の区別を最初にしている。 技術的な事項を図解で分かり易く説明している。 「はじめに」で、「まるでお化け」とし、「課題評価による恐怖」と「過小評価による危険」を指摘している。 「風評に惑わされないために」、「リスクコミュニケーションの必要性」を提唱している。 放射線と放射能を新聞などで、しばしば混同して用いていることが、誤解を与えているのではないかと感じていた。 風評は、放射線、放射線源をどちらも放射能として表現している事が一つの原因になっていないだろうか。できれば放射能という用語ではなく、放射線、放射線源という用語で説明すると風評に強くなるかもしれないと感じた。 内容ではきちんと分けて説明しているので、駄目押しとして標題が誤解を解くためのものだという説明があるといいかもしれない。読んだ人の、印象に残るように。
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