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14歳のための時間論 の商品レビュー

3.5

18件のお客様レビュー

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2023/12/02

 新垣結衣さんのDVD『真昼の星』で佐治晴夫先生を知りました。  時間論を哲学に昇華しており、宇宙の崇高さを感じます。詩情豊かで優しい文章を読んでいると、穏やかな時間が流れているかのようです。佐治先生は博識ですね。例えが分かり易く、文章がするっと入っていきます。哲学としては難し...

 新垣結衣さんのDVD『真昼の星』で佐治晴夫先生を知りました。  時間論を哲学に昇華しており、宇宙の崇高さを感じます。詩情豊かで優しい文章を読んでいると、穏やかな時間が流れているかのようです。佐治先生は博識ですね。例えが分かり易く、文章がするっと入っていきます。哲学としては難しいですが…。佐治先生御自身による写真も素敵です。  『その5-木曜日のお話 すべては「ゆらぎ」の中に』の、地震の話に少しヒヤリとしました。  『その7-土曜日のお話 「これから」が「これまで」を決める』で、「昨日(金曜日)お話しした「ゆらぎ」に似ていますね。」(P.223)とありますが、ゆらぎの話は『その5-木曜日のお話 すべては「ゆらぎ」の中に』では?  関係有りませんが、『真昼の星』で新垣結衣さんが「佐治先生の話は面白い」と語る感性はとても素敵ですね。

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2023/02/10

「これからが、これまでを決める」が結論で、今この瞬間を大切に生きようということなのだが、全体的には哲学的というよりも科学的(物理学)観点から書かれているので、少々とっつきにくい部分はあり、14歳にはやや難解かもしれない。

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2023/01/31

分かるようで分からない。分かりやすそうで分かりづらい。 最初はふむふむと読んでましたが、だんだん難しくなっていったような、、理解しきれず置いてかれたような気分のまま読んでました。 14歳の倍は生きてますが、読後にこんな感想しか出てきませんでした。

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2022/08/10

発想や物語りの展開に、視座の高さや人生を俯瞰するバランスの良さを感じる。 時間を捉えるためには、視野を広く掘り下げて行くべしという道標が示されており、謎が謎を読む仕掛けが14歳への贈り物である。 14歳に向けた平易な解答を期待して、我が疑問の解答に近付こうとした者にとっては、元の...

発想や物語りの展開に、視座の高さや人生を俯瞰するバランスの良さを感じる。 時間を捉えるためには、視野を広く掘り下げて行くべしという道標が示されており、謎が謎を読む仕掛けが14歳への贈り物である。 14歳に向けた平易な解答を期待して、我が疑問の解答に近付こうとした者にとっては、元の木阿弥であったと言う点で、期待がズレていたのだろうが、個人的に残念だったと言う気持ちで評価は低くした。

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2021/11/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

(2021.11.22 @アイドク) 14歳のための時間論 Ⅰ.この本をなぜ選んだのか? 学校の行事に追われることを理由に宿題してくれない中学生にギャフンと言わせるため(半分冗談、半分本気) Ⅱ.この本で何を得たいのか? 中学生に時間の使い方を考えてもらいたい、そのための時間についての知識や考え方を得たい その上で、その考えを共有し、お互いに、個々の納得する時間の使い方をできている状態を得たい Ⅲ.目次で気になる3箇所の周辺を記録 ★その1 時間の不思議 ・太陽の光や、星の瞬きなど空を見上げることが時間と空間を旅していること 具体例:太陽の光が地球に届くまでの計算… 太陽ー地球の距離 1億5000万キロ 光は1秒に30万キロ 8分20秒 そして、遠い星ほどより昔にその星を旅立った光を私達は見ていることになる 今この瞬間にたくさんの星を見ているということは遠い過去から近い未来までの時間の広がりを、言い換えると、遠いところから近いところまでの宇宙という空間の広がりを見ていることになる  時間と空間の広がりを感じることになる ★その4 見えない時間、聞こえる時間 p.120 時間は極端な言い方をすると、時間そのものというのは本質的に存在しない 時計が発明されたことにより、時間が物質化したとも言える。 何かを分割する営み=時間   心臓、呼吸、鼓動も何かを分割する動き 心臓や鼓動も時計 自然界の動きで言うと、太陽、星、それらの季節によって繰り返される季節に変動も皆、 時計 ・心の状態によって、時間の進み具合を早く感じたり、遅く感じたりする 心の状態によって、 緊張状態や緊急時には人間の脳の中にある時計が激しく時を刻み始める そのために感覚的には時間を長く感じることがある p.97 •仕事量=しなければならない仕事量/仕事をこなす速さ ★その5 全ては揺らぎの中に p.156 人には全て自分の今の状態にピッタリのリズムがある Ⅳ.共感と、明日からできる具体的なアクション 1.時には空を見上げて、宇宙空間と時間を感じる。そもそも、宇宙=時間なので、全ての時間を思い通りにしようとすることより感じること 2.心の状態が、やることがたくさんあると気ぜわしいと時間が早く感じる •仕事量=しなければならない仕事量/仕事をこなす速さの式をつかって客観的に今の状態を知ると言う方法もある 3.地震、音=声などのいろんな振動を通して、自分のリズムを知り、いまの自分の状態にピッタリのリズムで過ごすことが大事 以上から、この本を読む前は、時間を管理しようと言う考えが強くあったが、自然の風土や気候を感じるように時間という見えないものを感じ、自分の心や体の状態に合わせて、上手に付き合っていくことを考えたいと思う。

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2021/02/23

とっくに14歳を過ぎましたが、いつか娘に読んでもらいたく購入しました。わたしのこれからがこれまでを決めるのならば、私はより今日、明日を大切に生きたいと思ったら本でした。

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2021/01/18

時間の感じ方について。 “1年間は、 5歳の人にとっては、これまで生きた長さの1/5 30歳の人にとっては、これまで生きた長さの1/30 年を重ねる程これまで生きた長さに対して1年間の占める割合が少なくなるため、同じ1年間でも速く過ぎ去るように感じる” 聞いたことのある説。 ...

時間の感じ方について。 “1年間は、 5歳の人にとっては、これまで生きた長さの1/5 30歳の人にとっては、これまで生きた長さの1/30 年を重ねる程これまで生きた長さに対して1年間の占める割合が少なくなるため、同じ1年間でも速く過ぎ去るように感じる” 聞いたことのある説。 以前『動的平衡』(福岡伸一著/小学館)で違う説を見かけた気がするので、そちらを読み直してみる。

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2019/10/26

「時間」いや、「生きる」ということを照らしてくれる素晴らしい一冊です。 誰にでも平等に与えられている「時間」 でも思うにままならぬ「時間」 物理学者でありながら、音楽や文学、歴史にも造詣の深い佐治先生(著者)の豊かな文章で、文系の私でも書斎での対話のようにじっくりと読み進める...

「時間」いや、「生きる」ということを照らしてくれる素晴らしい一冊です。 誰にでも平等に与えられている「時間」 でも思うにままならぬ「時間」 物理学者でありながら、音楽や文学、歴史にも造詣の深い佐治先生(著者)の豊かな文章で、文系の私でも書斎での対話のようにじっくりと読み進めることが出来ました。 時間とは宇宙や地球の刻むリズムであり、生命にとって、我々人間にとって時間とは生きること。 「いま、生きている」この瞬間のすばらしさ、不思議さを実感出来る名著と思います。

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2018/12/22

あらたまって「時間とは何か」と考えてみると、これほど私達の生活に密接に関わっているものでありながら、うまい答えが見つからない。それもそのはず、物理学者でさえも本当のところ時間の正体を知らず、そもそも時間が実体を伴うものなのかすらわかっていないというのだから・・・。時間は貨幣のよう...

あらたまって「時間とは何か」と考えてみると、これほど私達の生活に密接に関わっているものでありながら、うまい答えが見つからない。それもそのはず、物理学者でさえも本当のところ時間の正体を知らず、そもそも時間が実体を伴うものなのかすらわかっていないというのだから・・・。時間は貨幣のように預け入れたり、引き出したりできるものではなく、今だけ使えるものだ。生きている今の連続が人生だとするなら、これからの自分がこれまでの自分を決めると著者は優しく読者に語りかける。

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2018/10/21

物理の勉強になるし、なかなか詩的で格調高いと思うのだが、結局結論はなんだかよくわからん、という印象。

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