まんがファッション の商品レビュー
大きく分けて7人の漫画家の先生へのインタビューと、たくさんの作品から抜き出したジャンル別のファッション集という構成。7人の先生方それぞれのこだわりがよくわかるインタビューがよかった。流行のファッションを描かないという話が多かったのは意外ですね。流行遅れになると古臭さが出てしまうの...
大きく分けて7人の漫画家の先生へのインタビューと、たくさんの作品から抜き出したジャンル別のファッション集という構成。7人の先生方それぞれのこだわりがよくわかるインタビューがよかった。流行のファッションを描かないという話が多かったのは意外ですね。流行遅れになると古臭さが出てしまうのは否めませんが、TVドラマと違って作品に流行を織り込むことはないんですね(TVドラマは借り物を着せてるか)。 一条ゆかり先生の、着るための服と見るための服は違うというのは、マンガ家ならではのコメントですね。一条先生には『デザイナー』というファッション業界を描いた作品もあり、単にファッションが好きなだけではなく、ファッションに対する眼力が強い方だと思いました。 ちょっと気になったのは、7人の先生が、いずれもベテランか、それ以上の大御所の方だということ。その点では少々偏りがあるような気がします。若手でファッションにこだわりのある漫画家はいないんだろうか。本人はオシャレ好きでも作品には描かないから、取り上げてもわかりづらいのか。近頃はファストファッションが強すぎて、ファッショナブルに描いてしまうとリアリティがなくなる?リアリティに乏しいものが描けるのも漫画の良さだと思うんですけどね。最近はファッション誌があまりおもしろくなくて、漫画のファッション見てる方が楽しいのよね。だからこの本が気になったのだと改めて気がつきました。 ところで男性向け漫画は…一条先生もおっしゃってましたが、少年誌や青年誌の女性ファッションは失笑物。少年ジャンプでファッションにこだわっても受けないよね…ということで論外か。少女マンガでファッション男子をテーマにした作品があってもよさそうですけど(服装の描き分けが難しいかな)。 若手の漫画家にもインタビューして欲しかったのと、他に取り上げるテーマがあってもよかったのでは。まんがファッションという着眼点がいいのに、内容は物足りない。星は少なめ。
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少女漫画のファッション誌を紐解いているけれど、内容としては割とストイックな仕事本。参考資料やそれぞれのキャラにあった服のセレクションなど。 ビジュアルにとらわれず、仕事人とか働き方の選書にいれても楽しいかもしれない。
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※このレビューにはネタバレを含みます
まんがもファッションも好きでここ取り上げられた漫画家さんたちもちろん好きな人で、いや最高じゃんと思ったけど、読んでいくにつれインタビュー内容が同じじゃね?・・・ってなってくるな・・・。 いっそ[ファッション雑誌(漫画の)]にしてくれてた方がこの値段の甲斐あったのかもしれない。 このアイテムとこのアイテムで着回し!とか、実際売るならいくらとかさ…。 ていうか服作って売るカタログにしてくれ(無茶)
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漫画を描くときの、それぞれの服に対するこだわりが知れて楽しかったーー!!とくにシュガルン、ハチクロがすきなのでたくさんかわいいお洋服が見れて嬉しい!きせかえユカちゃんやパラキスも登場していて、まるで雑誌を見ている気持ちになりました!おしゃれをしている女子はみんなきらきら輝いてます...
漫画を描くときの、それぞれの服に対するこだわりが知れて楽しかったーー!!とくにシュガルン、ハチクロがすきなのでたくさんかわいいお洋服が見れて嬉しい!きせかえユカちゃんやパラキスも登場していて、まるで雑誌を見ている気持ちになりました!おしゃれをしている女子はみんなきらきら輝いてますなあ
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一条ゆかり、羽海野チカ、安野モヨコ、水城せとななど7人の漫画家に、マンガの登場人物のファッションについてインタビューする前半パートと、その7人以外の漫画家も含めた各種マンガ作品のファッションをジャンルごとに紹介した後半パートに分かれています。 どの漫画家さんもものすごくファッシ...
一条ゆかり、羽海野チカ、安野モヨコ、水城せとななど7人の漫画家に、マンガの登場人物のファッションについてインタビューする前半パートと、その7人以外の漫画家も含めた各種マンガ作品のファッションをジャンルごとに紹介した後半パートに分かれています。 どの漫画家さんもものすごくファッションについて考えておられて、とても楽しく読みました。確かにマンガのファッションって、私も「この組み合わせかわいいなー、おしゃれだなー」って参考にしてる。そういえば。 中でも印象に残ったのは水城せとなさん。「失恋ショコラティエ」の薫子さんとサエコさんについて、薫子さんは元が美人なだけにそこに安心してしまって生きてきた人、サエコさんは元がそんなに美人じゃないことを自覚してメイクとかファッションを頑張ってきた人(だからモテる)という分析をしておられ。コミックス一巻で初めてサエコさんを見た薫子さんが「全然普通じゃん!」と思うのは、こういう背景からなのかと今さながらに納得しました。努力は大事ですね。
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少女漫画に登場するファッションを、それぞれの作者にインタビュー。 登場人物たちに着せる服の設定や世界観、発想の元を探る。 がっつり図鑑みたいに漫画のファッションをスクラップして行くのかと思っていたけど、そうでもなかった。 好きな作家のインタビューがあれば、多少面白いかも。
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7人にインタビュー、一条ゆかり、安野モヨコ、羽海野チカ、陸奥A子、いくえみ綾、西村しのぶ、水城せとな。 意識するにせよ、しないにせよ、マンガにおける表現の重要なアイテムであることを再認識。
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陸奥A子や一条ゆかり、水城せとなetc...少女漫画家7人に漫画の中のファッションについてインタビューしたもの、著者がピックアップしたカテゴリ別のファッション解説、という構成。インタビューは非常に興味深く、キャラにそれらしい服を着せている理由、年月が経っても読まれる(読まれ続けて...
陸奥A子や一条ゆかり、水城せとなetc...少女漫画家7人に漫画の中のファッションについてインタビューしたもの、著者がピックアップしたカテゴリ別のファッション解説、という構成。インタビューは非常に興味深く、キャラにそれらしい服を着せている理由、年月が経っても読まれる(読まれ続けて欲しい)ことを想定してベーシックな服を着せている…という細部にまで至るあれこれに何度も頷いたり、感銘を受けたりと読み応えのあるものばかりでした。著者によるファッション解説は漫画読みなら普通に思いつく&考えることばかりだったので、もう少し厚みのある内容だとよかった。例えば漫画年代別ファッション比較、とか。叶うのなら、東村アキコ、矢沢あい、おかざき真里、高須賀由枝、魚喃キリコ、ヤマシタトモコの漫画ファッションインタビューも聞きたい。というわけで相対評価で☆3です。ちなみにこちら、もう店頭に在庫がなく、とある機会に「希少本」として購入したもの。ちょっと高かったけど、インタビューを読めただけでも買う価値はありました。全ての少女漫画愛好家に読んでいただきたい…!
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図書館の返却期限を過ぎていたので駆け足で読む。漫画家が作中のファッションをどれだけ緻密に考えているかが分かってとても面白かった!また改めてじっくり読みたい。
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七人の少女漫画家に自分の作品のなかのファッションおよびファッション観について訊いたインタビュー集。 いかに表現するかについて真剣に考えている人たちが、作品ではなく言葉で語ってくれるというのは面白い。 現実できれいに見えるファッションと漫画できれいに見えるファッションは違うのだそ...
七人の少女漫画家に自分の作品のなかのファッションおよびファッション観について訊いたインタビュー集。 いかに表現するかについて真剣に考えている人たちが、作品ではなく言葉で語ってくれるというのは面白い。 現実できれいに見えるファッションと漫画できれいに見えるファッションは違うのだそうだ。 キャラクターの性格や状況によってきれいさの種類が変わるし、場面によっては美しくないファッションも必要になる。 どう見せるか、どこを目指すか、どんな嘘を信じさせてどうリアルを感じさせるか。 言語化してきっちり考えている人もいれば、わりと感覚優位な感じの人もいる。 でもみんなどう見えるか・どう見せるかを常に考えている。 一条ゆかりと西村しのぶは長く一線を走っている人。 だから昔の絵を見ると古い。昔の絵も古いってだけでしっかりしている(絵柄が確立されている)のに、それをどんどん変えて「今の自分の絵」を作っているのがすごい。 ただ素材がよいだけに、というか素材が大きすぎて?著者の力量不足が目立つ。さばき切れていない。 地の文がインタビューの中の言葉に見劣りする。 たとえば「著者(竹村)の思い出」「作家の話の要約」「読者からの反応」「読者はこう思ったはず、という著者の感想」などが区別されず、誰の言葉かあいまいになっている。 文脈で一応わかるけれども、きちんと主語を書こうよ。 作品について語るときも、全部読んでいることが前提になっている。 ついてこられる奴だけついてこい!というコンセプトならそれでもいいけど、多分そうじゃない。 マニア向けの濃い内容ではないのに読んでいないとわからない。 多分単純に作品を読んでいない層が著者の頭から抜けてしまっているんだと思う。 私は出てくる作品をほとんど知らないから、いきなりキャラクターの名前をだされても性別すらわからない。 漫画のコマが載っていても、複数の人物が描かれていればどれが該当キャラクターかわからない。 インタビュー前に全部読んだだろう著者の感覚をスタンダードに設定して書いてしまっているんだろうな。 読めないほどではないから、普段だったらうまくないと思う程度だけど、(たとえば「3.11を心に刻んで」http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4002708659の河北新報の一部がそんな文章だったのはさほど気にならなかった)表現に本気な人たちを扱っているだけに、雑な文章が目につく。 なんだか憧れの人を見て舞い上がっちゃったファンの素人レポートを読んだような感じ。
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