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水を守りに、森へ の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2022/01/05

地下水工学の読書レポートの題材として読了。適当に図書館で「地下水」と検索して在庫があったものとして選んだが、非常に面白かった。 興味のある分野なのももちろんだが、それ以上に著者山田氏のユーモアが炸裂してて、学問分野に留まらない発見があった。 読んでいる間、及び最後のアドバイスして...

地下水工学の読書レポートの題材として読了。適当に図書館で「地下水」と検索して在庫があったものとして選んだが、非常に面白かった。 興味のある分野なのももちろんだが、それ以上に著者山田氏のユーモアが炸裂してて、学問分野に留まらない発見があった。 読んでいる間、及び最後のアドバイスしてくれた人たちの一覧を読み、「地下水を涵養する」というたった一つの目的のためにどれだけの人、組織が携わってきたのか、その規模の大きさを知った。サントリーという一企業が発信者となり、内輪にとどまらずに成果を外部と共有するその姿勢や、それに協力してくれる気持ちのいい大人たち、世の中にはカッコいい大人がたくさんいるんだと思えた。サントリーのことも一気に好きになった(笑)。

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2018/02/03

最初はサントリーの話だと知らずに、環境問題だとか山だとか自分の興味だけで手に取った本だけど、ユーモアのがある文のおかげで、とても読みやすかった。cmでなんとなく環境活動をしていることを知っていたが、ここまで本腰を入れてやっているとは思っていなかったので、驚いた。 いつか工場見学に...

最初はサントリーの話だと知らずに、環境問題だとか山だとか自分の興味だけで手に取った本だけど、ユーモアのがある文のおかげで、とても読みやすかった。cmでなんとなく環境活動をしていることを知っていたが、ここまで本腰を入れてやっているとは思っていなかったので、驚いた。 いつか工場見学に行ってみたいし、もっと知りたくなった。 まずは、森の自然を想像しながら山崎と白州の飲み比べをしてみようかな。

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2013/01/13

水資源・森林関係書籍でおもしろそうなものを見つけたため、買ってきました。 初めて購入する表紙タイプだったので無駄に緊張しました。 著者はサントリーに勤める企業人の方です。 購入当初はてっきり学者の方だと思っていたので、読んでみて少なからず驚きました。 内容は今までにサントリーで...

水資源・森林関係書籍でおもしろそうなものを見つけたため、買ってきました。 初めて購入する表紙タイプだったので無駄に緊張しました。 著者はサントリーに勤める企業人の方です。 購入当初はてっきり学者の方だと思っていたので、読んでみて少なからず驚きました。 内容は今までにサントリーで行ってきた、地下水涵養を目的とする森林保全。 森林が国土の2/3を占める日本で、今森林の多くは放置され荒れ放題となっている。 著者は、あくまで飲料生産という企業の生命線を守るために、その要となる地下水保全を見据えて日本各地の森林を復活させるプロジェクトを実行しています。 実際に行ってきた活動の紹介なので説得力があると共に、元コピーライターであるという経歴からか非常に文章が簡素で読みやすく感じます。 「社会貢献から、本業へ」の一言に、企業が取り組める環境保全活動のあるべき姿を感じられた気がします。

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2012/04/03

著者はサントリーのエコ戦略部。 サントリーがまじめに森作りと地下水の保全に取り組んでいることが分かった。 気を植えれば水が湧くと、僕は思っていました。 でも、違いました。 そのことが分かっただけで、読んだ価値がありました。 内容はまじめなのですが、著者のユーモアにときどき...

著者はサントリーのエコ戦略部。 サントリーがまじめに森作りと地下水の保全に取り組んでいることが分かった。 気を植えれば水が湧くと、僕は思っていました。 でも、違いました。 そのことが分かっただけで、読んだ価値がありました。 内容はまじめなのですが、著者のユーモアにときどき笑ってしまいました。

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2012/02/26

サントリーの水源滋養という視点からの、森を育てる話。 タイトルや装丁からは想像できない柔らかな内容です。 林業が抱えている「材料の出口」、という問題以外はすべて書いてある、といったら過言かもしれませんが、そういうアプローチではないからこそ、より多くの人に読んでもらえるのかもしれ...

サントリーの水源滋養という視点からの、森を育てる話。 タイトルや装丁からは想像できない柔らかな内容です。 林業が抱えている「材料の出口」、という問題以外はすべて書いてある、といったら過言かもしれませんが、そういうアプローチではないからこそ、より多くの人に読んでもらえるのかもしれません。 そして僕のような感化されやすい者は、ビールはやっぱりサントリーだよな、などと思うのです。

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