人類は衰退しました 新装版(4) の商品レビュー
人類は衰退しましたシリーズ4巻目。前回は長編かつSF要素が強すぎたこともあり、少し描写に難しさや退屈さを感じていた反面今回はまたメルヘンな世界観にスパイスとしてダーク感を付け加えている田中ロミオ氏の生み出した世界設定や登場人物の軽快な掛け合いを見ることができた。 一つ目のお話の...
人類は衰退しましたシリーズ4巻目。前回は長編かつSF要素が強すぎたこともあり、少し描写に難しさや退屈さを感じていた反面今回はまたメルヘンな世界観にスパイスとしてダーク感を付け加えている田中ロミオ氏の生み出した世界設定や登場人物の軽快な掛け合いを見ることができた。 一つ目のお話のチキンのお話は顛末に寓話のような一種の恐ろしさ、ハッとする感じを加えながらそれを軽快に描写していることからもこの凹凸さを持って発展しているこの世界が我々の住んでいる今の世界との価値観の違いなどがより味わえた。 二つ目のお話は妖精さんたちの人口爆発に伴う島暮らし。凹凸ながらも先史時代の人類たちよりもはるかに発達した力を己のスイーツ欲に使うとこうなるんだといった面白さ、そんなコミカルな妖精さんたちが我慢をしたり周りに妖精さんが増えすぎてしまうとストレスを感じ、「自分がいる意味って」と考えちゃう。なんだか旧人類から毒素をとってるはずなのに残った毒素が煮詰められているかのような新人類妖精さんたちのこれからの生き方が気になりました。 こういう全面にはあまり出さないけど煮詰められたダークさが読み手の解釈により広がるのがとても作者の田中ロミオ氏の素晴らしさを感じるため次の話も楽しみにしている。
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『人類は衰退しました』第4巻。 『妖精さんの、ひみつのこうじょう』 微妙な物資不足・食糧難なクスノキの里に出回る謎の品々。それらにラベリングされているのは「カタツムリに乗った小人のシルエット」―――「妖精社」の印。ほぼ間違いなく妖精さんの仕業ということで、調停官である"...
『人類は衰退しました』第4巻。 『妖精さんの、ひみつのこうじょう』 微妙な物資不足・食糧難なクスノキの里に出回る謎の品々。それらにラベリングされているのは「カタツムリに乗った小人のシルエット」―――「妖精社」の印。ほぼ間違いなく妖精さんの仕業ということで、調停官である"わたし"たちは、「妖精社」の工場視察へ―――。 『妖精さんの、ひょうりゅうせいかつ』 "わたし"が調停官としてクスノキの里へ赴任してから数か月で、クスノキの里が「妖精密度世界一」となったとの報告が上がってくる。過密状態を解消するため、調停所所長である祖父の命により、亡命希望(?)の妖精さんと共に、離れた地へ一時的に移住することになった"わたし"。しかし、不幸な事故から湖の孤島に流されてしまい―――。 妖精さんの「"楽しいこと"に対する熱量」と「とんでも技術」が巻き起こすメルヘン2編。内容と言ったらもうこの一言に集約されているかと―――「いやあ、妖精さんって不思議ですねぇ」(p123)。
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資源の乏しい島国が生き残るには外交が不可欠なのですよ。 そこに気づけなかった女王様。 それ以外は驕りすぎることなく善政だったんだけどなあ。 無人島サバイバルが目的だったのに、外に出ることを考えないというのもなかなかアンバランスなんですけどね。 でも、外交始めちゃうと今度は戦争が起...
資源の乏しい島国が生き残るには外交が不可欠なのですよ。 そこに気づけなかった女王様。 それ以外は驕りすぎることなく善政だったんだけどなあ。 無人島サバイバルが目的だったのに、外に出ることを考えないというのもなかなかアンバランスなんですけどね。 でも、外交始めちゃうと今度は戦争が起こっちゃうかもしれないしな。 それはともかく、ショートカットはショートカットで良いものだと思うんだけどなあ。
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ひみつのこうじょう、とひょうりゅうせいかつ。 アニメで先に見て、はまるきっかけになったのが「ひみつのこうじょう」だったので、 ようやくでてきたぞと。 怖いようで怖くないというか、怖くないようで怖いところが、やはりSFだよなと。 まあ、チキンはワンフェスでフィギュアまで買っちゃったし(^^; ひょうりゅうせいかつは、むしろSFでよくある建国物というか、ディストピア物風でも有り、短い中にもおかしさや、怖さなどが有り、これがまた良い。
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アニメでも不思議だったチキン話。突飛な妖精さんの行動に対応する側も結構突飛な行動をする(させられる)ので、予測不能で面白いです。妖精さんは始終明るい(のーてんき)なのに、時々暗い現実が目の前に突き付けられるギャップが面白いです。
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「妖精さんの、ひみつのこうじょう」 物資不足の里に妖精社からの配給を。 チキンから反撃にあい、工場を乗っ取られるなんて予想外すぎた。 後アニメでも見たが、実はキャロットミックス果汁パンだったあの子の行動は何度見ても衝撃だな…。 「妖精さんの、ひょうりゅうせいかつ」 憂鬱な毎日に変化を求めた結果。 能天気な妖精さんでも鬱みたいになる事があるんだな。 妖精さんメモに書かれた事は、普通に人間でもありそうな事だな。 「七月期報告」 気になるのは逃げた鶏肉の行方と、散り散りになった大勢の妖精さんの行方かな。 特にまだ逃亡したままであろう鶏肉は、もし出会ってしまったら色々衝撃的過ぎるだろうな…。
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「ひょうりゅうせいかつ」が出色。オチまで含めた構成と、軽くブラックな所、あと妖精さんの出番が多いので読んでてほんわかしますね。
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妖精さんの、ひみつのこうじょう まだ始めしか読んでいないのだけれど・・・ ツギハギ娘と姦し三人の対比やガムの包み紙といつのまにかほっかむりをとっているわたしとの対比がいい。 あとあにめではたしか 「がむはおやつにはいりませんので」 「はいりません・・ので?」 の「ので」が妖精さんではなく、私ちゃんから始まっているのにびっくりした・・・かな?それが合ってたかどうかはわからないけれどね。 妖精さんの、ひょうりゅうきょうしつ まだ読んでないです。
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今回は「ひみつこうじょう」「ひょうりゅうせいかつ」の中編2本で、さくさく読めました。 特にひょうりゅうせいかつは妖精さんの出番が多くとてもかわいかったです。 「おめーのせきねーです」………このパロディには笑ってしまった。 妖精さんのシュールでブラックなネタが大好きです。
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