咆哮！ 島津十字(2) の商品レビュー

sanorin(著者)

2014/11/17

いよいよ、沖田畷。非常に丁寧に描写をされています。龍造寺の描き方も、単なる暗君で終わらせないし、鍋島の覚悟もかっこよかったし…そうなんです!!沖田畷が、すごいんです!!
それでもって、いよいよ迫る秀吉、島津魂をかけて戦いたい弟たちと板挟みの義久、だけど、最後の最後、家久たちに思いっきり戦うがいいと決断するところもいい。
戦って戦ってズタボロになっても、ただじゃおかない島津魂を貫き通した四兄弟。
責任を感じた家久の死は非常に悲しいですが、今も九州には島津のお家がある、それがきっと救いであり、歴史物の見方なんですよね、きっと。