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ハシズム! の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2012/12/01

”得・楽をしている誰か”が許せない問題 あめみやかりん 「自分より得・楽してるっぽい誰か」を見ると、条件反射的にイラッとくる気持ちはわかる。しかし、キツい言い方をすれば少なくない人の「条件反射」や「気分」がある意味この国の政治をグダグダにしてきた面も否定できない。ということで、...

”得・楽をしている誰か”が許せない問題 あめみやかりん 「自分より得・楽してるっぽい誰か」を見ると、条件反射的にイラッとくる気持ちはわかる。しかし、キツい言い方をすれば少なくない人の「条件反射」や「気分」がある意味この国の政治をグダグダにしてきた面も否定できない。ということで、私は自分に「条件反射」的反応を禁じている。とにかく一度冷静になるよう常につとめてはいるつもりだ。 ミュンヘン暴動に敗北したナチスは、それ以降はワイマール憲法下での民主的な挑戦に切りかえた。 世界でも最も民主的な憲法といわれたのだが、それに対する避難を逆手にとってナチスは政権確保に成功したことを、私は橋下氏の手法にも感じてしまう。理性ではなく感情に訴えることで本質をぼかしつつ権力を握ったのがナチスだったからでもある。既成政党への信頼欠如という状況もよく似ているし、「大阪維新の会」の掲げる「維新」という言葉にも右翼的なニュアンスを感じてしまう。 P170

Posted byブクログ

2012/04/14
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※このレビューにはネタバレを含みます

「この人の話すことって、なんとなく腑に落ちないな~」と思っていた私。橋下氏について、自分がどの部分で腑に落ちなかったのかがこの本を読んだことで認識できた。(自分だけでは認識できていなかったこと自体が、この本によると橋下氏の術にハマっている、ということらしい)中でも私がいちばん強く頷けたのは池田香代子さんの意見。 どんな著作でも、内容を鵜呑みにするのはよくないと思うが、今の橋下旋風について考えるにはオススメの本。

Posted byブクログ

2012/03/03

今のところ自分の生活圏外なので傍観できるけど、国政に勢いで乗り込むと、間違いなく構造改革の二の舞だ。 大阪圏域が目指す地方分権と、他地方圏では異なることは、今の報道では理解できないのではないだろうか。

Posted byブクログ

2012/02/20

ハシズムという言葉から反橋下尽くしで敬遠する人もいるかもしれないが、ここ本を通じて言えることは、各人が自らの専門とするところの橋下発言や政策から「高確率で起こると予想される影響」や「冷静な分析」や「素直な感想」を述べているだけ。 そこから言えることは「一歩踏み出す前に考える間」...

ハシズムという言葉から反橋下尽くしで敬遠する人もいるかもしれないが、ここ本を通じて言えることは、各人が自らの専門とするところの橋下発言や政策から「高確率で起こると予想される影響」や「冷静な分析」や「素直な感想」を述べているだけ。 そこから言えることは「一歩踏み出す前に考える間」を与えてくれる本ということだ。 「何か変わるはず」、そんな得体の知れない物に我が身を任せること、 一度走り出した権力はなかなか止まらないこと、 そして何より、一つの論の専制が起きる時、失われるのは自由の気風ということを自覚し、それが大阪府民、特に教育という根幹で起きようとしていることを訴えたい! この事の顛末、原因も結果も無関心と人任せな風潮であることも考えて欲しい!

Posted byブクログ

2012/02/05

大阪維新の会が掲げる政策に対する「政策的批判」を読むことができるかなと期待して購入しましたが、記者会見の内容や言動から、橋下氏の危険性を煽っているだけ。これではただの「人格批判」ではないか。こういう恣意的な本はあまり好きではありません。

Posted byブクログ

2012/01/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

これは思わず書かずにはいられない。 今は本書を読んでる最中だから、その評価が読了後にどう変わるかという意味も込めて、現在思っていることを述べる。 本書の前半は、橋下氏の過去の書籍(たしか交渉術に関するもの)を引用し、それは詐欺に近いという批判を大学の先生がしている。 なるほど橋下氏を批判する材料として、とても論理的に話されている。30ページ弱読んで、すでに不可解な疑問点が数点あるが。 一番引っかかるというか、とても許せない点が一つ。 著者は「解決策を示さない」というもの。いわゆる批判をして、満足しているように感じる。 例えば、著者が「相手のためを思う嘘だって嘘の一つ。やってはいけないこと」という論だったら数々の批判も多少は納得する。 しかし、その『先』が全く見えてこない。 「あの人は嘘をついています!この嘘がどんな結果を生むかは僕よくわかんないけど、あの人嘘ついてます!危険ですね!!」 と読める。 ホント、この一文に尽きる。 一体、デマゴーグはどちらか。 また、議論では彼に勝てる人はいない。それは恥ずべきことではない。と聞こえるのは気のせいだろうか。 また地方債が府就任当時より増えているという指摘は、反論文が橋下氏の新著にあったはず(たしか)。 他のページでその新著を引用しているにもかかわらず、その点の追及はない。 「騙そうとしている人に騙されないように注意喚起する本」に騙されないよう、常に中立の立場で本書に引き続き挑みたい。

Posted byブクログ