孔子さまへの進言 の商品レビュー
中国歴史人物批評(月旦)
本書では、7人の歴史的人物について月旦(人物批評)が為される。 冒頭から順に列挙すると、毛沢東、蒋介石、孔子さま(表記のまま)、始皇帝、李煜(後唐の後主)、武則天、魯迅。 李煜は著者の情感が最も籠っているように感じた。 また、魯迅は時代が近いだけに、筆者も親近感を覚えるのか...
本書では、7人の歴史的人物について月旦(人物批評)が為される。 冒頭から順に列挙すると、毛沢東、蒋介石、孔子さま(表記のまま)、始皇帝、李煜(後唐の後主)、武則天、魯迅。 李煜は著者の情感が最も籠っているように感じた。 また、魯迅は時代が近いだけに、筆者も親近感を覚えるのか、微に入り細に入った解説が為されている。 本当なら、★3,5をつけたいところだが、無いので、★4にしました。 理由は、ぶつ切りの短編集ではなくて、長編の人物評論として上梓して欲しかったから。そのため、割愛せざるを得ない人物が出てくるのもやむを得ないにしても、短編は(魯迅の作品は別として)本来、あまり好まない。味わい出したかと思うと、オチがついちゃうのは誠に残念だからです。
聖熟女☆ミ
中国の歴史に残る皇帝、政治家、思想家など歴史は「勝利者のもの」であるように勝者が都合の良い内容に書き換える、現代ではその多くの偽り史実が見直されつつあり今後も新たな発見、真の史実が見つかることだろう。だが、多くは勝利者・独裁者の「欲望」から多くの民、兵士、兄弟が犠牲になった事実は...
中国の歴史に残る皇帝、政治家、思想家など歴史は「勝利者のもの」であるように勝者が都合の良い内容に書き換える、現代ではその多くの偽り史実が見直されつつあり今後も新たな発見、真の史実が見つかることだろう。だが、多くは勝利者・独裁者の「欲望」から多くの民、兵士、兄弟が犠牲になった事実は隠せない。そこにどんな理由と要因が絡んでいたかなど歴史の真実、稀に面白さが今後膨れ上がってくることを期待したい。
Posted by
もっかハマっている楊逸さんだから読んだけど、むずかしかった。 中国の人名がいくつもでてくるとまったくお手上げ。 知っている名前だけ追うとなんとか読めたカンジ。 でもちゃんと内容を理解できていない… それにしても孔子を批判する文章を私ははじめて読んだ。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
毛沢東の功績について、私が偉そうに下した結論は「錯誤は功績を遥かに越えている」というものだ 毛沢東にとって神になることは宿命的であったかもしれない ある統計によれば、建国初期の共産党幹部の教育レベルは小学校卒業程度のものであったとのこと 他に蒋介石、孔子、始皇帝、武則天、魯迅
Posted by
孔子、則天武后、毛沢東・・・の偉人伝。 中国人から見たら、こうなのか的な要素もあり、まずまず。 もっと中国史を勉強したくなる本。
Posted by
- 1