イラストノート(No.21) の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
本書では前半に「少女や女性を描く、ガールズイラストの先駆者達」 後半に「時代の最先端で活躍する若手の方々」を取り上げている。 その為2つを比較したり、時代が変わっても変わらない共通点を見出す…といった読み方が出来る。 そして一口に「ガールズイラスト」と言っても、少女マンガのように夢いっぱいのお姫様のようなイラストから、20~30代の女性をファッショナブルに描いたイラストまで様々である事がわかる。 私自身読んでいて感じたのが多くの作家さんが少女(少年)時代の原体験の影響を少なからず受けており、それが作品に反映されているという事。 女性が小さな頃「お姫様」や「お人形さん」や「リボン」等かわいいものに憧れる気持ち…ソレをくすぐってくれるのがガールズイラストなのだ。 3つ子の魂100まで…とは違うかも知れないが、より多くの女性に少女の気持ちを思い出させるような「かわいい」作品が描ければ、ガールズイラストとしては成功なのではないか。 作品のメイキングもアナログ手法からデジタル、デジタルとアナログの併用等とても充実しており、見ごたえ十分。「女性を中心としたイラスト」に興味がある方は必見です^^
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