聖なる怪物たち の商品レビュー
医療機関の内部については専門家では無いのでわからないけど、夜間救急をやっている病院って、この程度の人数で外科処置するかなぁ。なんとなくリアリティに欠けているような気がする。サラリと読めるけど、読後は必ずしも後味の良いものでは無い。デジタル文庫で読む分には十分か。
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経営難に苦しむ総合病院に、ある夜、「飛びこみ出産」の妊婦がやってきた。 当直の外科医・健吾による帝王切開手術の甲斐なく、妊婦は急死。身元のわか らない新生児が病院に残された。直後、手術に立ち会った看護師長・春日井と 、健吾の恋人でもある看護師・瑤子が、謎の男に「妊婦のことは口外するな」 と脅され、数日後、健吾は院長から、この夜の出来事を理由に病院を辞めるよ う言い渡される―。妊婦は何者なのか?なぜ死んだのか?脅しに来た男は誰な のか?新生児は誰の子か?なぜ、病院を辞めなければならないのか?様々な疑 問を抱える健吾は、「出産」にまつわるひとつの“真相”にいきあたるが…。 傑作医療ミステリ。
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普通に楽しめました。テレビをあまりみないのですが、かつて流行った二時間のサスペンスドラマのような印象。特段考えさせられることもないけれど、物語にははいりこめ、読了しましたから。
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読後感がスッキリとしない作品だった。 最初の出だしの文章は、結局誰に向けて、誰が言った 言葉なのだろう。 登場人物全員に当てはまるような、当てはまらないような。。。 微妙。 ラストも綺麗に収まるところに収まり、少し物足り なかった。
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登場人物が全員嘘をついていて、 その嘘で全員が均衡を保っていて、、、 代理出産を中心にして その周辺を私利私欲や 正義感、保身その他諸々が 渦巻いてる。 代理出産がどういうものなのか 代理出産を望む人、臨む人、関わる人が どんな気持ちなのかがわかる本。
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代理母出産という難しい問題ですが、どこかで同じようなことが起こってるのではと感じる内容でした。日本ではまだまだ厳しい問題ですが、訴えるべき内容が多い作品でした。
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あまり評価がよくないですね。私は楽しめました。 「代理出産」 日本では認められていない。 お子さんに恵まれない人にとっては、大きな壁。 何としてでも自分の子供を手に入れたい圭子の気持ちはよくわかる。 ストーリーとしてはもうひとつか。そのへんで評価が低いのかな。
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一人ひとりの隠匿したい「罪」が互いに交錯する医療サスペンス作品。 ストーリーは面白く読みやすいのだが、タイトルにある「怪物」ほどの人物はいなかったかなぁと。 あと、最後のオチのインパクトがちょっと薄い、あのオチにするなら三恵の心理描写がもっと欲しかった。
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そうなるか、という結末だった。 現在、連続ドラマを放送中だけど、登場人物の描写はドラマとは少し違っていた。けれど、大まかなストーリーの流れは同じなので、先は大体予測が出来た。 それぞれが、少しずつ罪を犯していて、それらが噛みあって大きな罪のようになってしまっていて、どこにも完全なる善人はいかなった。 罪が無いとしたら、生まれて来た赤ちゃんだけではないかと思う。 登場人物たちが、この先抱えていく罪。表に出せばどうなるか。表に出さぬまま、それぞれの心に秘めたまま生きていくのか。隠し通せるのか。 もしも、少しでも綻びを見せたら、傷つくのは、何の罪もない、あの赤ちゃん(子供)だろうと思う。 正義とは一体なんなのだろう、と少し考えてしまった。
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ドラマ化を機に読んでみた。ドラマと少し違っていた。ドラマはよりドロドロな展開で原作はやや易しい。どんな人にも自らを守る為には悪になることもありえるなぁと思わされた。
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