黒猫ルーイとロマンス作家の秘密 の商品レビュー

キャロル・ネルソンダグラス【著】,甲斐理恵子【訳】

2012/10/04

黒猫ルーイ、シリーズ第５弾。

前作、突然失踪し５ヵ月行方不明だったマックスが突然姿を見せたところで終わった、その場面から始まる今作。
マックスには悪い印象しかなかったので、普通に戻ってきても苛っとしかしないし、テンプル自身も態度がうやむやで苛っとするし。と思ったけど、読んでるうちに、何故か意外にマックスが嫌いじゃなくなった。というか、またたまには出てきてね、みたいな気分に（笑）
でも、この辺りの事に関して、これから曖昧にうやむやに進んでいくんだとしたら、それはちょっと嫌。

ロマンス小説に関しては、私も殆ど読んだことないし、申し訳ないけど、テンプル他読んだことのない人が抱く印象しかなくて。でも、ちょっと読んでみたくなりましたｗ
今回登場するテンプルの叔母キットも好印象＜煙草吸うのはいただけないけど

前作に出てきたキャラや場所が、次作にちょっとずつ関わってくるというスタンスになってきたのか、それが好きなキャラや場所だと楽しい。
ダニーはこれからも出てきて欲しいな。

ハラハラ度は前作に比べると低い。長さもあるけど、今回は事件の表側と云うか、テンプル側の場面が多く、マットやマックスが何してるのかが殆ど見えなかったので、その辺は残念。
でも次作も待ってます。