沈黙の森 の商品レビュー
軽井沢で管理人をして静かに暮らす伝説の極道。そこへカネ絡みの揉め事がやってきて否応なしに巻き込まれ……中身に触れずに感想を言うのは難しい(笑)読み終えて面白かったかな。満足です。最後にある解説の馳星周に関するテキストが言い得て妙で未読のものも読みたくなるいい解説だった。
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20年間沈黙を守り、しがない別荘の管理人として日々を過ごす主人公田口のもとにきな臭い話と昔の仲間たちが突如集い、元殺し屋としての血が呼び覚まされる。必然か偶然か。20年の時を経て得られた結末やいかに・・。馳ノワール文学やっぱいいね。一気読みかつスッキリ感がなんともいえない~
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
男50歳。20代の頃は命知らずのヤクザだった。中国人との激戦を繰広げ半ば伝説に。 現在は長野の別荘の管理人としてひっそりと生活している。一人の若いやくざが組のお金を持ち逃げし、長野の別荘へ隠れたことをきっかけに、やくざたちの争いへ巻き込まれる。最初は巻き込まれる事を拒んでいたが、ある事件をきっかけに争いの渦中へ。そして殺し合いが始まる。
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「龍が如く」と「24」を足して2で割ったような作品、サバイバルができる元ヤクザって設定が面白かった。
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暴力団・東明会の金を持ち逃げした男が、軽井沢に潜伏している。金額は五億。東明会はもとより、大金の臭いを嗅ぎつけた危険な連中が、この閑静な別荘地に現れ、血眼になって男の行方を捜しはじめた。かつて新宿で「五人殺しの健」と呼ばれ名を馳せたが、今は軽井沢で別荘管理人として静かに暮らす田...
暴力団・東明会の金を持ち逃げした男が、軽井沢に潜伏している。金額は五億。東明会はもとより、大金の臭いを嗅ぎつけた危険な連中が、この閑静な別荘地に現れ、血眼になって男の行方を捜しはじめた。かつて新宿で「五人殺しの健」と呼ばれ名を馳せたが、今は軽井沢で別荘管理人として静かに暮らす田口健二のもとにも協力を要請する輩が訪れ、事態は急変する。雪山に乱反射する、欲望、復讐、狂気―すべてが暴力に収斂していく
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昔から読み続けていた、馳星周。絶望感と暴力のノワールの世界が面白くて最初めちゃはまってたけど、同じような展開に疲れて最近遠ぞかってた。 久々に読んだ本作は、まともな暴力小説で今までと違う感じで、はまって一気読みしてしまった。面白かった!
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かつて「五人殺しの健」と新宿で恐れられていた男が、今は軽井沢で別荘管理人に。 20年の歳月が流れたにも関わらず、再び抗争に巻き込まれてしまう。 暴力に対する爽快感と生々しさの入り交じった文章。さすが馳さん。
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馳星周の本を読むのは久しぶり。好きな作家の1人。 でも、初期の「不夜城」の頃の何とも言えない独特の暗さの方が好きだった。 この本も、決して明るい本ではないけれども、不夜城の頃のテイストとは随分と違う気がした。
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馳節、全開。 平穏な(と、思っている)日常にいると馳作品が心地よい。破壊と殺戮。動物としての生存行動の美しさと、人間としての倫理、ためらいあたりがカタルシスを生むってカンジか。
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多分、期待値が高かったのでいまいちドキドキ感がない気はします。 馳星周といえばどぎついバイオレンスっていうイメージで、触ると切れそうなトゲトゲしさがあった気がするのですが、今回はそれがいまいちな気がします。
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