武門源氏の血脈 の商品レビュー
娯楽というよりも、学術書です。 それ故、少々難しいところもあります。 でも、私の好きな系図もあったし、楽しめました。 これでより、鎌倉殿の13人を楽しむことができます。
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頼朝以前というニワカ歴史好きには未知の世界 頼朝が親譲りの坂東で高貴な血ゆえに一大勢力 を成したというおとぎ話が現実世界に繋がる為 には本書のような前提を知る必要があった 武家の王足利氏/谷口雄太 荘園/伊藤俊一 源氏と坂東武士/野口実 清盛が最も恐れた男源義朝/宮下玄覇 と、続けざまに読んで漸くイメージが固まる 刀伊の入寇/関幸彦も読み返そう 列島を翔ける平安武士/野口実と 伝説の将軍藤原秀郷/野口実も楽しみだ 現代の政局にも素人目には不思議な動きがある 頼朝の成功前提を理解する為に随分遡ったなw 考えてみれば江戸時代を知るために室町に手を 出し(ヤバイ女みたいなひょうげんw)太平記 を将来読みたくなり鎌倉時代に行って、日本の 原型が創られた奈良時代をかじったり、藤原氏 の栄枯盛衰を知ろうと基経まで本を読み、道真 辺りにはまり・・・沼が深い
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武門源氏の血脈 為義から義経まで 野口実 中央公論新社 ISBN978-4-12-004318-5 http://www.chuko.co.jp/tanko/2012/01/004318.html
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為義~義経までと、よくある本よりは始まりが早いのですが、一番面白かったのは、義経の章でした。 義経は、どうも史料から読み取れることよりも、義経記などの伝承によるイメージが先行するところがあるので、あまり好きではないのですが、知らなかった史料も出てきて、勉強になりました。
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大河清盛の評判が残念ななか、野口先生の源氏に関わる論文がまとめて読めて、とても読みやすい一冊です。 私的に注文箇所は平治の乱後、京から逃走する郎等の中に、熊谷直実がいたこと。東国での再会を約束し東近江当たりで別れた郎等には、斎藤実盛、岡部六弥太、金子十郎、上総介広常、などなど、 ...
大河清盛の評判が残念ななか、野口先生の源氏に関わる論文がまとめて読めて、とても読みやすい一冊です。 私的に注文箇所は平治の乱後、京から逃走する郎等の中に、熊谷直実がいたこと。東国での再会を約束し東近江当たりで別れた郎等には、斎藤実盛、岡部六弥太、金子十郎、上総介広常、などなど、 なんとも濃いこの時代、大河もその辺りが伝わると嬉しいのですが
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