天然素材で編む かごバッグと帽子 の商品レビュー

成美堂出版

2021/09/07

[江戸川区図書館]

友人が読んでみたいというので探して借りて来た後、ほぼ同名の他書も見つけて追加で借りて来た。

ざっと見た限りでは、書名といい、内容といい似通っている。ただ、出版社は異なるし、作品制作も被っているのは2名、「青木恵理子」と「かんのなおみ」のみ。但し両者の発刊は6年隔たりがあるので、この二名が著名とも限らず、単に活動時期が長い(唯二被った)だけなのかも。

二冊とも、しっかりと中を読み解いたわけではないが、本書の方が"いかにも"天然素材という感じで、色が薄く、定番物の感じ。「編み始める前に」という手ほどきが、実作品の二例をレッスン素材として、編み方をカラー写真でも手ほどきしている上に、各編み図にうっすらとだが色を入れているので、多少見やすく感じ、初心者にはこちらのほうがとっつきがいいかも。

ただ、もう一冊の方は編み図がモノクロオンリーでやや上級者向けな雰囲気もするが、出版が遅いせいもあってか、よりビビッドな色使いと独創的なものも含む豊富な作品例で魅力的だし、「バネ口金のつけ方」、「がま口金のつけ方」、「テクノロートの編みくるみ方」などのポイントレッスンに関してはカラー写真で紹介されているので、いざ編み方自体が分かっている場合にはより実用的な面で頼りになる本なのかな？

普通のかぎ針編みが多少出来るようになったら、少し挑戦してみたいジャンルの本たちだった。