ITロードマップ(2012年版) の商品レビュー
ビジネスや社会に広く普及しさまざまな影響を及ぼすと考えられるITとして「クラウド・コンピューティング」「ソーシャルメディア」などを紹介。複合的なITの活用による新サービスの可能性、現在のITトレンドも解説
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この本にで「知を持ったIT」について知ることになった。ビックデータの活用と合わせて楽しみなキーワードだ。
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野村総研が毎年発表しているITロードマップは、5年先のITトレンドをつくるキーワード先進事例についてまとめられている。アメリカを中心とした先進市場のトレンドや事例をもとにしている。 まだソリューション化されていないが、コンセプトとして盛り上がりつつある…、というキーワードをざっく...
野村総研が毎年発表しているITロードマップは、5年先のITトレンドをつくるキーワード先進事例についてまとめられている。アメリカを中心とした先進市場のトレンドや事例をもとにしている。 まだソリューション化されていないが、コンセプトとして盛り上がりつつある…、というキーワードをざっくり知る目的では貴重な本である。 今年の傾向としてはクラウドの普及期が目前にきており、その活用に向けたキーワード・課題が増えていることと、ソーシャルCRMに関する扱いが多い。評者が気になったキーワードは下記。 <クラウドの利用拡大> ・パブリッククラウドの利用は、米・中ともにここ3年で急速に普及。 ・セキュリティも基準整備され、徐々に信頼される。金融への適用事例も。 ・先行する米市場では、オンプレミスとの使い分け、複数クラウドの利用などが進むことで、運用面での負担という課題が顕在化しつつある。 ・運用効率化に向けた技術も今後の大事なキーワード(RBA、クラウド仲介サービス) <ソーシャルCRM> ・googleに代わるインターネットの入口としての役割を果たす。 ・集まった個人情報をもとに、より積極的な顧客アプローチ。(ヒアリングから、エンゲージメントへ) ・新たなアウトソーシング領域、ビッグデータにつながるとの期待もある。 <スマートシティ> ・スマートメーターのみならず、幅広いデバイスとシステムの融合。それゆえに技術のモジュール化が必要。 <スマートTV> ・米国では徐々に本格活用はじまる。 ・TVはIT機器に比べ買い替えサイクルが長い、画面レイアウトに法的制約があるなどの、独特の課題も。
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昨年、2011年度版を読んで有用だと思ったので今年も買ってみました。 本書はITの現在の動向と将来の展望を読むには必須本と言えると思います。2012年版は、トピックとしては自分の項目とあまり変わりはなかったですが、内容としては「そういう見方や考え方があるのか」と考えさせてくれる...
昨年、2011年度版を読んで有用だと思ったので今年も買ってみました。 本書はITの現在の動向と将来の展望を読むには必須本と言えると思います。2012年版は、トピックとしては自分の項目とあまり変わりはなかったですが、内容としては「そういう見方や考え方があるのか」と考えさせてくれる本です。 本書を読んで一番感じたことは、日本は遅れているということ。米国に比べると数年遅れています。下手をすると、発展途上国の方が、一から技術を導入する分良いかもしれません。 日本の商習慣は眼前にあるので無視できませんが、携帯だけでなくIT分野でもガラパゴス化しているように感じます。グローバルを目指すなら、本書を紐解き、オープンな世界に足を踏み入れなければならないと思います。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
クラウド。 ビッグデータ。 最近の流行の2つのキーワード。 クラウド化が進むと、建設業のIT業界がずいぶん変わるかもしれない。 ビッグデータは名前だけで特に新しくない気がする。 膨大なデータを処理できる環境ができても、それを分析して意味のある形に加工できる人間なんてそうそういないと思う。 そういう人がたくさん出てくれば、ビッグデータがすごいインパクトを持ってくるかもしれない。
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NRIの本を最近何冊か読みましたが。 偏見かもしれませんが。。。本というよりは論文みたいで、読みにくい部分が 多々ある気がします。 また、ITナビゲータとITロードマップのすみ分けがよくわからず 重なる部分が多いのではと思いました。。。 また月刊でよめる社内報と書いてあることが...
NRIの本を最近何冊か読みましたが。 偏見かもしれませんが。。。本というよりは論文みたいで、読みにくい部分が 多々ある気がします。 また、ITナビゲータとITロードマップのすみ分けがよくわからず 重なる部分が多いのではと思いました。。。 また月刊でよめる社内報と書いてあることがダブっていたり。 ちがう意味のようなことが書かれててあったり。 ちょっととまどう部分があります。 でも、天下の総合研究所。お高くとまって権威づける部分はさすが・・
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クラウドの行く末。SNSの行く末がおもしろかったです。ビジネスユースな目線とユーザーユースな目線で見れて満足。後半失速気味が少々残念かな。。
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レビューじゃなく、感想をば。 自社のプロダクトや戦略ばかりで、IT全体の俯瞰をするのを怠りがちだったと気づき。 取扱いプロダクトにおける、マーケットやコンペ、ポジショニングは知れても、それがITロードマップの中でどのようなプロダクトなのか。トレンドが何なのか。虫の目、鷹の目、魚の...
レビューじゃなく、感想をば。 自社のプロダクトや戦略ばかりで、IT全体の俯瞰をするのを怠りがちだったと気づき。 取扱いプロダクトにおける、マーケットやコンペ、ポジショニングは知れても、それがITロードマップの中でどのようなプロダクトなのか。トレンドが何なのか。虫の目、鷹の目、魚の目。 短期ではキツイけど、中長期的に見て行く分には面白い業界なんだなぁと再確認。
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5年後、ITが世界をこう変えます。 様々なデータ(水や電力の使用量、交通渋滞の状況等々)が「見える化」され、クラウドへ情報が集中します。そのような膨大な情報(ビッグデータ)は、リアルタイムに分析され、人々に対して新たな知恵を提供します。 重要なワードは以下の通り。 ・スマート...
5年後、ITが世界をこう変えます。 様々なデータ(水や電力の使用量、交通渋滞の状況等々)が「見える化」され、クラウドへ情報が集中します。そのような膨大な情報(ビッグデータ)は、リアルタイムに分析され、人々に対して新たな知恵を提供します。 重要なワードは以下の通り。 ・スマートグリッド ・ソーシャルCRM ・LTE(3.9G通信システム) ・モバイルWiFiルータ ・ワイヤレス給電 ・ハイブリッドクラウド ・スマートメータ ・MDM(Meter Data Management) ・DWH(Data WareHouse) ・Hadoop、アナリティカルデータベース ・ストリームデータ処理システム(CEPなど) ・RFID ・セマンティック技術
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1年の恒例、NRIレポート技術編。これは正直、評価が難しいと思った。 まず構成が微妙。2章「今後5年の重要技術」にある4節のうち3つが「クラウドコンピューティング」関連で、住み分けされてるわけでもなく、内容も被ってる。どうしてこうなったとしか思えない。 あと、過去の内容からの...
1年の恒例、NRIレポート技術編。これは正直、評価が難しいと思った。 まず構成が微妙。2章「今後5年の重要技術」にある4節のうち3つが「クラウドコンピューティング」関連で、住み分けされてるわけでもなく、内容も被ってる。どうしてこうなったとしか思えない。 あと、過去の内容からの連続性も意識せざるを得ないのだろうが、賞味期限切れの情報も多い。Web2.0という言葉は久しぶりに見たが、意地になっているのか、拘りがあるのか、それとも天然なのか。 ボリュームについても、全体200ページで字も大きめ、アンケート結果の表や図も多いので物足りなさを感じる。更に上記のような「どっかで見たことある」記事は大体書いてある内容も分かってしまうので、悪い意味でスルスル読めてしまう。 しかし、一方で貴重な情報も少なくない。ソーシャルCRMやスマートグリッドなど、新規ネタに関する調査と分析の深さは十分納得レベル。海外の事例紹介が多い事も非常に価値が高い。企業向けIT導入志向のアンケートは日米中の情報があり、中国アンケートは他ではなかなか見れないので希少価値もあるし、内容もツボを抑えているように思う。 という訳で★4つにしておくが、一旦過去とのしがらみとか経緯とかを捨てて、新規の「本当に書きたい」話題に集中した方が、価値が上がるんじゃないかなと正直思う。来年に期待を繋ぎたい。 最後に僕の予想を。 「エクスペリエンステクノロジーは流行らないと思います。」
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