不思議の国のアリス の商品レビュー
あまりにも有名な物語。 でも、ディズニーのアリスしか知らなかった。 原作はこんなにも無茶苦茶なんだ! 全く訳がわかんないけど、不思議と面白かった。 これがこの本の魅力なのかな。
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『アリス・オンパレード』第4弾。全訳の3冊目は文春文庫版。訳者は山形浩生。この人は随分と忙しい人で、野村総合研究所で開発コンサルタントを勤めつつ、バロウズをはじめとした多数の翻訳、執筆活動を精力的に行っている。さて、彼の訳文だが、細部にまで工夫の凝らされたもの。これなら確かに訳者が言うように新たな翻訳書を1冊加えた価値は大いにあるというもの。アリスの語りも自然だし、場面によって語法もちゃんと使い分けられている。流れを阻害しない補足説明という方法も的確だ。絵はカズモトトモミ。アメリカンポップ風の絵だ。
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同じ作品でも、訳者によってぜんぜん面白さが変わるのだという、当たり前すぎることに今更ながら気づいたわけですが。 山形浩生さんは昔からずっと好きで、崇拝をするほど著書に触れてきたわけではないけど、憧れの先輩として今でも尊敬している。 『不思議の国のアリス』をこんな風に新鮮に読め...
同じ作品でも、訳者によってぜんぜん面白さが変わるのだという、当たり前すぎることに今更ながら気づいたわけですが。 山形浩生さんは昔からずっと好きで、崇拝をするほど著書に触れてきたわけではないけど、憧れの先輩として今でも尊敬している。 『不思議の国のアリス』をこんな風に新鮮に読めたことに、ただ単純に驚いた。 これは英文を和文にする際のことだけでなく、文を書くときに働く、語り口としての翻訳力というものも存在するのだろうなと思って、お勉強にもなりました。 あと、あとがきに書いてあることが面白くてかっこよかった。
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