もし富士山が噴火したら の商品レビュー

鎌田浩毅,高世えり子【著】

2012/08/11

どうなる？　どうする？～富士山の噴火の兆候は低周波地震，その後数週間を経て噴火。現火口から噴火しないだろう。火山灰は，１０００度の玄武岩が地表から出て急激に冷やされるために，粉々になったもので，ガラスの粉。コンピュータに吸い込まれると誤作動の原因となる。噴石はピストル並みの速度。黒い軽石はスコリアと呼ばれるもので，温度が５００～６００度。１００年に一度噴火していたのに，３００年ほど噴火しておらず，想定被害総額は２兆５０００億円，東海・東南海・南海地震が連動した時の被害総額は５３～８１兆円～どうしましょう？　引っ越すかねえ。この先生は１９５５年東京生まれで，東大を卒業した後，通産省を経て京大へ。やっぱり，逃げたのかな？　漫画家は娘と同じ程度の８２年生まれ

2015/04/29

2012.6.5

鎌田先生って、赤い髪と派手なファッションで有名な先生……でしたよね？
専門学的なことを一般人にわかりやすく、かつ「役に立つ」ように教えてくれる方という印象です。あと、ずーっと前にブログで書いた気がするけど、ファッションを手段にしている方。派手な格好をすれば注目してもらえる、そうすれば自分が唱えている「火山噴火への対処」を知ってもらえる――――そういう信念で派手にしていると何かのインタビューで読んで、感心したのでした。

で、この本。マンガ仕立てなのでスイスイ読めて面白い。富士山について知らないことばかりでした。人間でいうといま10歳の若さだとか。富士山はこれまで少なくとも100年に1回くらい噴火していたのに、最近300年は噴火してないとか。。それから富士山噴火の被害額試算は2.5兆円だとか（そしてこれは、2020年までの10年間の宇宙基本計画と同じくらいの額なんだそうな）。でもってちなみに東海地震・東南海地震・南海地震の三連動が起こった場合は、約53～81兆円の損害の見込みだとか！！！　日本潰れる。。。
あとですね、富士山噴火は、1か月くらい前からは予測できるらしいです。

2012/05/03

火山噴火は地震に比べると事前の兆候がはっきりしていて予測がたつ。
1か月くらいの準備期間はあるようだ。

2012/04/02

「自分の身は自分で守る」という意識が減災につながるのかな。火山灰によって広範囲に影響が及ぶので、知識の備えも大切だと思いました。小学生くらいから読める入門書だと思います。

2012/03/22

簡単なマンガで状況を提示して、簡単なクイズがあって、簡単な解説。すっきりと読みやすくてわかりやすい。

2012/01/31

もし富士山が噴火した場合どのようなことが想定されるか。マンガとクイズを交えわかりやすく解説してある。自然災害は防災することはできず、減災しかできないと筆者はあとがきで書いている。風評被害から守るためにそれぞれが知識を持たないといけないとも言う。