クリムトの世界 の商品レビュー
出ました、クリムトです。 ほんとに好きな画家の一人で、たしか『愛』って作品がすごく衝撃的で、爾来『接吻』を始め、圧倒されっぱなしです。絢爛、妖艶、甘美。 私はシーレーもクリムトに引け目を取らないくらい大好きなのですが、やはり彼の師でもあるクリムトの絵がこうも沢山載っていると、「や...
出ました、クリムトです。 ほんとに好きな画家の一人で、たしか『愛』って作品がすごく衝撃的で、爾来『接吻』を始め、圧倒されっぱなしです。絢爛、妖艶、甘美。 私はシーレーもクリムトに引け目を取らないくらい大好きなのですが、やはり彼の師でもあるクリムトの絵がこうも沢山載っていると、「やっぱクリムトやなぁ、ほんとにすげぇなあ」と足りない語彙力で納得してしまいます(笑)。 (追記)最近『エルフェンリート』という━━クリムト絵画をオマージュしたOP『LILIUM』で有名な━━アニメを視聴したのですが、EDのダナエのオマージュを始め、揺さぶられるような衝撃と感慨を抱かずにはいられませんでした。
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(2015.06.28読了)(2015.06.18拝借) 展覧会を見るのが好きで、沢山の展覧会を見てきました。年間40として45年ほどになりますので、概算で1800ということになります。 クリムトの展覧会やクリムトの作品を含む展覧会も何度か見ています。 この本に収録されている作品...
(2015.06.28読了)(2015.06.18拝借) 展覧会を見るのが好きで、沢山の展覧会を見てきました。年間40として45年ほどになりますので、概算で1800ということになります。 クリムトの展覧会やクリムトの作品を含む展覧会も何度か見ています。 この本に収録されている作品の半分ぐらいは見ているのではないでしょうか。 金を使った装飾的作品は、父親が彫金師だったからとか日本画の琳派の影響とか言われます。そうなのでしょう。風景画も紹介されていますが、シニャックの影響ではないかと解説されています。展覧会で、クリムトの風景画に接したときは、クリムトは、女性ばかり描いていたわけじゃなかったんだと驚くとともに、正方形の画面にも驚きました。 華やかな女性の絵もいいのですが、風景画もいいですよね。 クリムトは、一生独身で過ごしたそうですが、何人かの子供がいたということです。 「彼自身は生涯一度も結婚しなかったが、死後、14名にものぼる子どもが私生児として遺産相続に名乗りをあげたという。」(128頁) 【目次】 CHAPTER1 若き日の絵画 CHAPTER2 物語と寓意の絵画 CHAPTER3 風景の絵画 CHAPTER4 美女たちの肖像画 CHAPTER5 素描と習作 クリムト、絵画の錬金術師(平松洋) ☆関連図書(既読) 「クリムト」飯田善国著、新潮美術文庫、1975.12.25 (2015年6月28日・記) (「BOOK」データベースより)amazon 空前絶後。名作160作品を集めた究極の一冊。
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図書館立ち読み。 初期のロマン主義的な作風の頃の図版から、素描、習作まで収録されている。 運びやすいサイズの本なので図版は小さいが、収録数は多い。 ジャポニズム、父のルーツであるチェコの流れ、女性たちへの讃歌など、クリムトの作風を語る上で外せない3つの切り口からの解説。初心者向け...
図書館立ち読み。 初期のロマン主義的な作風の頃の図版から、素描、習作まで収録されている。 運びやすいサイズの本なので図版は小さいが、収録数は多い。 ジャポニズム、父のルーツであるチェコの流れ、女性たちへの讃歌など、クリムトの作風を語る上で外せない3つの切り口からの解説。初心者向けの内容。 2006年の映画『クリムト』でも、ボクシングの構えを見せるクリムト。彼は耽美な世界とは裏腹(?)に体育会系の屈強な男性だった(笑)
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感想 クリムトの絵は金がすごく印象的で、ゴールド好きとしては一目で気になる。特に本の表紙でもある「ユーデッド I」という絵がすごくセクシーで、かつ金の様々な表情がリアルで、それなのに肌の色はぼやけて柔らかそうで、引き込まれる。 コラージュもすごい。グロいものも官能的なものもできる...
感想 クリムトの絵は金がすごく印象的で、ゴールド好きとしては一目で気になる。特に本の表紙でもある「ユーデッド I」という絵がすごくセクシーで、かつ金の様々な表情がリアルで、それなのに肌の色はぼやけて柔らかそうで、引き込まれる。 コラージュもすごい。グロいものも官能的なものもできる、すごい。 好きな作品 ユーデッド 鶏のいる庭の小道 なんとかわいい! 踊り子 色んな柄があって素敵。デザイナーにも向いていたのでは? グスタフ•クリムト Klimt ウィーン1862年出身。美術学校にてデッサンを叩き込まれる。父はチェコ出身。ちなみに、同時代でアール ヌーボーのアルフォンス ミュシャもチェコ出身。 無骨、無愛想、日焼けしたマッチョタイプ。 毎朝のダンベル体操と散歩を欠かさなかった 生涯独身、母と妹二人と暮らした。モデルと多く関係を持ち、婚外子も何人もいる。 素描は職業モデルを、油絵にはウィーン社交界の華である上流階級の貴婦人を選んだ。 同時代、同国出身のフロイトによると、母親との固着が強固すぎると、性愛と情愛を統合できないと、女性を愛することができない。確かに彼の絵のモデルも街の女と淑女に分かれていた。 気前がよく、社交性があり、面倒見が良い ジャポニズム(19世紀から20世紀にかけて西洋美術における日本の影響)の影響受ける、特に金の余白など。なんだか嬉しい。 確かに、彼の得意なコラージュには日本独特の印や文様(花紋ちらし)がある。 特に琳派や尾形光琳(紅白梅図屏風とダナエ)の影響強い。平面的で幾何学的な画面構成。 常に新しいスタイルを提示した。
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