祝福されない王国 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
野ばらさんの作品はなべて好きな部類なのですが、これは正直読んでいて苦しかったです。 とにかく救われない。救いがない。 人間のダークサイドのみを淡々と描いたような印象を受けました。 もう、読むことはないと思います。
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さすが嶽本野ばら!ほんっっっっまに祝福できひん国のお話ばっかり! 嶽本野ばらのこういう世界観というか発想力というか表現力には評価が二分されるようなクセがあるけど、私は大好きやなー! でもあんまりもう一回読もうとはならんかな笑 アイロニー気分になったときは読みたいかも!
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えーと、飛躍した話なんだろうけど、そもそもの基礎となる世界観に共通認識が出来てないからそこから飛躍されても不発かなぁというか。出発点が見えないから飛距離がわかりません。足元しっかりしてないとアクロバットは出来ません。 そういえば嶽本野ばらさんってこういう感じだったねー、と読んで...
えーと、飛躍した話なんだろうけど、そもそもの基礎となる世界観に共通認識が出来てないからそこから飛躍されても不発かなぁというか。出発点が見えないから飛距離がわかりません。足元しっかりしてないとアクロバットは出来ません。 そういえば嶽本野ばらさんってこういう感じだったねー、と読んでて思い出してきた。真面目なのかな。
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文庫本の裏表紙を読んで買ってしまったが、本編よりも、この背表紙に書かれてある方が魅力的だった。 ---------------- <<裏表紙>> 昔、世界の端に海に囲まれた王国があった。その国では王の統治の下、全ての国民が幸福に暮らしていた。だが、かつて彼の国では不公平が蔓延し...
文庫本の裏表紙を読んで買ってしまったが、本編よりも、この背表紙に書かれてある方が魅力的だった。 ---------------- <<裏表紙>> 昔、世界の端に海に囲まれた王国があった。その国では王の統治の下、全ての国民が幸福に暮らしていた。だが、かつて彼の国では不公平が蔓延し、諍いが絶えず起こっていたのだ。この状況を打開すべく、全国民が出した答えは「平等」。しかし、行き過ぎた平等の結果、王国にもたらされたものとは……。現代アートの鬼才・藤本由紀夫と人気作家がコラボレーションした九篇の黒い寓話集。 ---------------- 9つの短編がおさめられていて、それぞれがテーマを持ちつつも、全体としては大きなテーマにくくられるようになっていると感じた。 たしかに全くつまらないわけではなかったが、物語としての抑揚や余韻が欠けているように感じた。 それは、物語としての欠陥なのか、読者である僕自身の問題なのか・・・ 強いていうなら、ひとつだけ宗教問答が気になった物語がある。 「et/te」 僕にとってはこれだけだな。
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