穂足のチカラ の商品レビュー
家族の再生は盛り込まれているし、意外は意外なんだけど、どうもしらけちゃう。[more]著者の意図があまりに押し付けがましく感じるのだろうか。それとも世界観というか、全体のバランスが私と合わないのかも。それに、慈悲や慈愛は大切かもしれないけど、欲望や我のなくなった世界ははたして平和...
家族の再生は盛り込まれているし、意外は意外なんだけど、どうもしらけちゃう。[more]著者の意図があまりに押し付けがましく感じるのだろうか。それとも世界観というか、全体のバランスが私と合わないのかも。それに、慈悲や慈愛は大切かもしれないけど、欲望や我のなくなった世界ははたして平和だろうかと疑問もある (それは平和ではなく安穏ではないか?)。ひとつひとつのピースは悪くないのだろうけど。
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時にはこんなおとぎ話もいいかな〜。 だけど効率を考えたら熊本という田舎じゃなく 都会に、それも世界中に同時多発的に ホタル的な子をつかわせばいいんだけどね。 くまもん嫌いの私は、出身地ってだけで 必然性がなくいつも熊本なのがちょっと嫌だな
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安月給のダメ社員の父、パチンコ依存症の母。 シングルマザーの娘に、登校拒否の息子。 そして祖父は認知症気味。 それぞれが上手くいかない何かを抱える海野家で、愛らしい3歳の孫、穂足だけが唯一の救いだった。 ひさびさの梶尾さん。 現在社会を象徴するとも言える複雑な家庭が登場して、暗...
安月給のダメ社員の父、パチンコ依存症の母。 シングルマザーの娘に、登校拒否の息子。 そして祖父は認知症気味。 それぞれが上手くいかない何かを抱える海野家で、愛らしい3歳の孫、穂足だけが唯一の救いだった。 ひさびさの梶尾さん。 現在社会を象徴するとも言える複雑な家庭が登場して、暗いながらも興味深い。 これは、SF小説です。 解説では、「SF」をサイエンス・フィクションと同時に「すこし・ふしぎ」と称していましたが、まさにそんな感じです。 あれよあれよと不思議な出来事が起こって、不思議な気持ちに陥ります。 誰もが一度は自分のコンプレックスが解消されたらいいな、なんて夢を抱いたりすると思いますが、では果たして何1つコンプレックスも欠点もなくなったら嬉しいものか?と問われると悩んでしまう。 欲のない世界は平和かもしれないけど、自分の欠点と向き合って乗り越えようとする過程も好きなので、一段抜かしじゃない世界の方が好きかもしれない。 とはいえ、たまにはこんな夢のような物語も楽しいですね。
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とても穏やかになる小説。続編がありそうな終わり方であり続編を読みたいが・・・。しかし穂足のかわいらしさには参るしかない。
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2013/8/25 思わせぶりな終わり方だなー 続編出す気マンマン? 前半は夢中で読んだ。 後半もそこそこ。 でもなんか違うよ感は残る。 この世界は平和になって羨ましいなぁ。 理不尽なキチガイとかいなくなるんだもん。 いいなぁ。 でもみんな同じ考え方ってのもつまんないんだけどね。 修羅にしか生み出せないものはあるから。 パチンカスが嫌いなので月代にはイライラした。
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海野家の3歳児、穂足は不思議な男の子。穂足が事故に遭い、病院で彼の体に触れた家族にもまた不思議な力が。 家族一人一人が持つ劣等感には共感出来、家族が一つにまとまって行く過程も面白く読めるが、終盤には違和感を覚える。
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最悪。評価無しにしました。★ひとつもつけられません。 久々読み終わって後悔した本。時間と目の疲れを返してほしい。 半年続く朝ドラが、収拾つかなくなって、支離滅裂な内容になっていくような感じ。「天花」とかぶるかな?新聞小説って読んだことないけど、連載していると、こういうダラダラした内容になってしまうのだろうか。SFチックになるところは、そういうもんなんでしょと諦めました。 途中、もしかしたら新興宗教の本なのかと思ってしまった。で、危ないかと思ったけど、黄泉がえりを書いた人なので、とりあえず読み進めた。 善意の固まりみたいな人がずっと追い続けてくるような、気味の悪さ。私悪意なんか無いんですよ、どうして嫌がるんですかと問われているようで、最後まで気分の悪さが抜けなかった。 殺人や、戦争は、絶対無い方がいい。極端な話それだけで、それ以外は、自然に任せるべきだと思う。 誰も妬まず、うらやまず、誰もが仲良しで、誰もコンプレックスが無くて、という世界が本当に幸せなんだろうか? 救いは、最後曖昧に終わったところだろうか。もし続編があるのなから、黒いドロドロしたものが全て戻ってくるといい。それからが勝負でしょう。 これだけひどい感想なら、誰か読みたくなるのではないでしょうか。極端に嫌われるものは、誰かがすごく好きになる可能性がありますので・・・。失礼しました。
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途中までは、一気読み。ただ、「幸福の握手」あたりから、あれ?そうなるの?って感じでした。なんだか、どっかで聞いたことのある響きに、ちょっと引いたかな。 でも、握手したら、大きな黒い塊が出てきそう。で、それによってすっきりと生きられるなら、良いかも。何より、簡単ダイエットできちゃうし。
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ファンタジックなSF? 妬みや私欲が無い世界は、確かに争いは無いかも知れないが、経済だの芸術だのは衰退するんじゃないか。 映画「フォーガットン」と同じで、穂足の出生の秘密が分かったあたりからオイオイそこに持ってくか…って、興味半減。
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久しぶりの梶尾さんです。 梶尾さんは何冊か読んでいるのですが、どうも『黄泉がえり』以外の印象が薄い。文庫本の帯にも「『黄泉がえり』の著者が送る・・・」とありますから、世間でもそういった位置づけなのでしょう。 心温まるSF系ファンタジーで『黄泉がえり』と同じ路線です。 しかし、欲...
久しぶりの梶尾さんです。 梶尾さんは何冊か読んでいるのですが、どうも『黄泉がえり』以外の印象が薄い。文庫本の帯にも「『黄泉がえり』の著者が送る・・・」とありますから、世間でもそういった位置づけなのでしょう。 心温まるSF系ファンタジーで『黄泉がえり』と同じ路線です。 しかし、欲望や妬みを捨てればそれが理想社会という単純さがどうもね。何処にもヒネリが無くて、みんなが善い人になり過ぎて。。。 確かに気持ち良く読める本なのですが。
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