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構造、状態、磁性、資源からわかる金属の科学 の商品レビュー

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2012/02/05

金属に関して解説してある本です。20年以上前に大学の材料工学を卒業した私ですが、当時の教科書を数冊分の内容をまとめて分かり易く解説してある本のようです。 内容的には、金属にまつわる親しみやすい話題から、大学専門課程で学ぶまで幅広く取り扱っていて、大学時代にこの本に出会っていれば...

金属に関して解説してある本です。20年以上前に大学の材料工学を卒業した私ですが、当時の教科書を数冊分の内容をまとめて分かり易く解説してある本のようです。 内容的には、金属にまつわる親しみやすい話題から、大学専門課程で学ぶまで幅広く取り扱っていて、大学時代にこの本に出会っていれば、定期考査前にあれほど悩むことは無かったでしょう。また、今時の話題も解説されていて、楽しく読ませてもらいました。 以下は気になったポイントです。 ・純鉄は1536℃以下になると、デルタ相(BCC)が出現、1392℃になると、ガンマ相(FCC)、911℃(A3)でフェライト相(BCC)が出現する(p47) ・結晶の磁気異方性をさらに上げるジスプロシウムを5~10%、ネオジムに置換する形で添加して保持力を高め、200℃まで耐熱性を高める(p146) ・都市鉱山(資源の国内蓄積)には、全世界の天然鉱石の1割を超える金属が多数存在する、Au:6800t, 16%、Ag:60,000t、22%(p263) ・新技術の実施に対して、他社を排除する権利を国王が特別に許可するのが特許の始まり(p278) 2012年2月5日作成

Posted byブクログ