かなたの子 の商品レビュー
前半4篇の不気味さがよかった。 後半4篇は、子育てをする母シリーズという感じで、似たり寄ったりな感じ。 子供を思う親の気持ちは偉大だけれど、時に異様だなとも思う。
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2024.3.29 読了 短編集ですが、どうやら2話ずつ 相対してる、 というか なんとなく似ている話というか、 全然 別の話なのですが。 どの話も なんかこう モヤモヤするというか 気持ち悪いというか 変わった話というか。。。 でも 気になって読んでしまう、というような...
2024.3.29 読了 短編集ですが、どうやら2話ずつ 相対してる、 というか なんとなく似ている話というか、 全然 別の話なのですが。 どの話も なんかこう モヤモヤするというか 気持ち悪いというか 変わった話というか。。。 でも 気になって読んでしまう、というような。
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生まれてこれなかった命を感じながら、短いながらも深く物語の世界に引き込まれる短編集だった。村の中で常識となっている異常な風習など、その集団の中にいるとおかしいと気づけない/声を上げられないことが命の重さすらも揺るがすのだと感じさせられた。
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1 おみちゆき 2 同窓会 3 闇の梯子 4 道理 5 前世 6 わたしとわたしではない女 7 かなたの子 8 巡る 8篇が収録された短編集。 今までの作品とは全く雰囲気が異なり、なにげない日常の隙間に口を開けている闇。 そしてそれを偶然、覗いてしまった人々のとまどいと恐怖が...
1 おみちゆき 2 同窓会 3 闇の梯子 4 道理 5 前世 6 わたしとわたしではない女 7 かなたの子 8 巡る 8篇が収録された短編集。 今までの作品とは全く雰囲気が異なり、なにげない日常の隙間に口を開けている闇。 そしてそれを偶然、覗いてしまった人々のとまどいと恐怖が描かれています。 読んでいて寒々しい気分になって行きますが、面白く、途中で本を閉じれなくなります。 角田さんは長編のイメージでしたが、この短編集はかなり読み応えがありました。
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人それぞれが持つ過去の闇から抜け出そうと思いもがくそれぞれの短編集 内容が重いだけに読み進めるのに時間がかかったー 角田さんの表現力に改めて凄さを感じた WOWOWの連ドラで映像化されていたとは 知らなかった 再放送して欲しいなー
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「世にも奇妙な物語」的な短編集。どれもとても引き込まれるのだけど、と思ったら終わってしまうのが惜しいー。やはり私は長編向きなよう。
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他人には話さない(話せない)ような、人間の薄暗い根っこの部分に焦点を当てた8篇の短編集。 「とりかえしのつかないこと」を背負って生きていく。 どれも、薄気味悪くて気持ちのいい話ではない。 でも、人に説明し辛い、心の中のあやふやなものや、自分でも確信を持てないような不確かなもの...
他人には話さない(話せない)ような、人間の薄暗い根っこの部分に焦点を当てた8篇の短編集。 「とりかえしのつかないこと」を背負って生きていく。 どれも、薄気味悪くて気持ちのいい話ではない。 でも、人に説明し辛い、心の中のあやふやなものや、自分でも確信を持てないような不確かなものや、動揺といった感情が、便乗感溢れる文章でリアルに再現されてて、角田光代さんただただ凄い。 ただの言い伝えだったり、占いだったり、思想だったり、それがまやかしだと頭のどこかで判っていても、本当にその通りなのではないかと錯覚してしまう。 何が真実なのか、事実なのか、ただの思い込みなのか、分からなくなる感覚。 読んでて理由の分からない涙がこぼれてしまうのは、私も前世のどこかで母親に「殺められた子」なのだろうか。なんて思ってしまうほどだった。 「道理」とか「前世」とか「輪廻」とか、きっと一生答えの出ない世界。
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女性が描く、自分の意思でものを思考し自分の足で社会ち踏み出す力を得ていない女性って、残酷なくらい切ないのはなんで? どれも辛いけど、「前世」は特にしんどい。
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ゾクっとするような短編集。 都市伝説のようでもあり、日本昔話のようでもある。 でも、読んだ先から内容忘れちゃうくらいに、よくあるようなないような話ばかりで、どかかで聞いたようなー? とか。 似たような話あったなーなんだっけなー? って思ってるうちにおわって次のストーリー。...
ゾクっとするような短編集。 都市伝説のようでもあり、日本昔話のようでもある。 でも、読んだ先から内容忘れちゃうくらいに、よくあるようなないような話ばかりで、どかかで聞いたようなー? とか。 似たような話あったなーなんだっけなー? って思ってるうちにおわって次のストーリー。そんなどこにでも転がっていそうな話のようなないような。笑笑 ちょっと読んだ端から忘れちゃったけど、ゾワっとはできる秋の夕暮れにぴったりの本です。 とりあえず、薄暗いとこでみると表紙すらゾワっとする。
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短編集。昭和初期?を舞台に土着の習わしや言い伝えを題材として薄ら寒い物語にしてます。夜中に読まないように。なかでも「前世」が印象深く。そうだったんだろうなと。運命とか定めとかあの人は見えないことが見えるから相談しようと言っている友人が身近にいるが、私は「占いとか、神さまとか、そう...
短編集。昭和初期?を舞台に土着の習わしや言い伝えを題材として薄ら寒い物語にしてます。夜中に読まないように。なかでも「前世」が印象深く。そうだったんだろうなと。運命とか定めとかあの人は見えないことが見えるから相談しようと言っている友人が身近にいるが、私は「占いとか、神さまとか、そういった、(自分の人生を他のせいにして預けてしまう)目に見えないもの」が嫌いです。
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