龍のかぎ爪 康生(上) の商品レビュー
康生を通して中国共産党の黎明期を知る。 広大な土地と人口の中国で権力を把握していく処世術の数々。 国際的にも認知されていた国民党政権を破ったのは、中国人そのものが既存の組織を一層したかったのか? 康生が時勢を読み、主流派を予見し、論述を展開し、自分の足元を固める手法は分か...
康生を通して中国共産党の黎明期を知る。 広大な土地と人口の中国で権力を把握していく処世術の数々。 国際的にも認知されていた国民党政権を破ったのは、中国人そのものが既存の組織を一層したかったのか? 康生が時勢を読み、主流派を予見し、論述を展開し、自分の足元を固める手法は分かったが、国を変革させていく個人的な情熱はまるで伝わってこない。 共産党支配下で、中国の知識人のその後70年を暗示するかのような「整風運動」の舵取りが康生であったこと、この事一つとりあげても、多大な負の遺産を作り上げた人物に思う。
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とりあえず「上」を読みました。翻訳者がこんな感じなのか、著者の思い入れがあるのか・・・・。 康生を告発しようとする意図がわからないでもないのですが。 要するに、全体を通して「悪意に満ちた」表現が多すぎる。 中国の歴史から持ち出して、その風習に習って滑稽な悪さをしているかの表現もあ...
とりあえず「上」を読みました。翻訳者がこんな感じなのか、著者の思い入れがあるのか・・・・。 康生を告発しようとする意図がわからないでもないのですが。 要するに、全体を通して「悪意に満ちた」表現が多すぎる。 中国の歴史から持ち出して、その風習に習って滑稽な悪さをしているかの表現もある。 根拠のない噂もちりばめて、あたかも煙の無いところに・・・とでも言わんばかり。 もう少し冷静な書き方というものもあるだろうに・・・・。 頑張って、「下」も読んでみよう。
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目 次 謝辞 日本語版への序文 地図(中華人民共和国全図/康生の上海) 序 章 見えざる手 第一部 二つの世界に囚われて 第1章 孔子の地に生まれて 第2章 革命の港――上海 第3章 危険な生活 第4章 秘密警察 第5章 モスクワ――...
目 次 謝辞 日本語版への序文 地図(中華人民共和国全図/康生の上海) 序 章 見えざる手 第一部 二つの世界に囚われて 第1章 孔子の地に生まれて 第2章 革命の港――上海 第3章 危険な生活 第4章 秘密警察 第5章 モスクワ――サディストへの最終訓練 第二部 ならず者たちの陣営 第6章 毛沢東への鞍替え 第7章 蛇の貴族 第8章 恐怖を作る 第9章 権勢のかげり 文献一覧
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