骨とともに葬られ(下) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ジェニファー・リー・キャレル氏のサスペンス『骨とともに葬られ』を読了。ダン・ブラウン氏の各作品と同じように次から次へと謎に絡んだ事件が起き続けるジェットコースター・サスペンスだというのがまず最初の感想。ダビンチ・コードのシェークスピアバーションといったところか。シェークスピアの失われた戯曲の発見?とシェークスピアは本当は誰だったのか?という二つの謎を巡ってのトリビアの大盤振る舞いの内容で、実際にあった研究資料をベースに著者の創作が加わりものすごい早い展開で物語が進んで行くので上下巻の大作だがページ数の多さはそれほど感じない。すべてが創作ではなく実際の発表されている研究の内容を知る事が出来るので知識欲も満たされるおトクなサスペンスかも。翻訳は可もなく不可もなくといったところだ。そんなちょっぴりお勉強できる海外サスペンスを読むBGMに選んだのがマイルス・デイビスの”死刑台のエレベーター”。贅沢な映画サントラだなあ。 https://www.youtube.com/watch?v=On9hWewcYZw
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