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バカな研究を嗤うな の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2023/06/12

アレルギーや心の病を治せる・・・だと!? 方法がちょっとハードル高過ぎるけど、最近は腸内どうとかがテレビでもよく取り上げられてるし、菌を食べる(ヨーグルトとか納豆とか)ことにはそれほど抵抗がなくなってるからいけるかも!? いや、キツいよな・・ でもこの方法が普及して効果が実...

アレルギーや心の病を治せる・・・だと!? 方法がちょっとハードル高過ぎるけど、最近は腸内どうとかがテレビでもよく取り上げられてるし、菌を食べる(ヨーグルトとか納豆とか)ことにはそれほど抵抗がなくなってるからいけるかも!? いや、キツいよな・・ でもこの方法が普及して効果が実証されたらマジでノーベル賞級だと思う。そういえば衛生仮説ってあったな・・(そんな言葉すっかり忘れてた) 今後の研究の進展が望まれます。

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2012/07/14

幼少期の個人的な体験談から現在「寄生虫博士」と呼ばれるまでに至った半生記。 アメリカでの貧乏暮らしや、発展途上国での体験談など、いろいろな土地での体験談が読んでいて面白いです。研究のために世界各国のウンコを集めていて、食物繊維の摂取量が少ない国ほど便秘が多く、うつなどの心の病気が...

幼少期の個人的な体験談から現在「寄生虫博士」と呼ばれるまでに至った半生記。 アメリカでの貧乏暮らしや、発展途上国での体験談など、いろいろな土地での体験談が読んでいて面白いです。研究のために世界各国のウンコを集めていて、食物繊維の摂取量が少ない国ほど便秘が多く、うつなどの心の病気が多いとか書かれていて勉強にもなります。 血液型と性格との関係については、各血液型と各地の病原菌との親和性が地域毎の血液型の分布の偏りや性格の違いを生んだ、と述べています。こういった意見はタブー視されるのですが事実は事実として研究されるべきだ、とも。

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2012/10/11

確かにアレルギー体質の人が増えてきたのは、寄生虫と縁が切れた世になってきてからですね。自分の小さい頃はまだ、近所の農業を営んでいる所には普通に肥え溜めも存在した。 それがなくなった少し後、ちょうど自分にもアレルギー症状があらわれ始めた。 しっかし、その目の付け所が鋭いなー、藤田先...

確かにアレルギー体質の人が増えてきたのは、寄生虫と縁が切れた世になってきてからですね。自分の小さい頃はまだ、近所の農業を営んでいる所には普通に肥え溜めも存在した。 それがなくなった少し後、ちょうど自分にもアレルギー症状があらわれ始めた。 しっかし、その目の付け所が鋭いなー、藤田先生♪ そしてその理論の正しさを証明するために寄生虫をお腹に飼うことにした藤田先生。・・・ステキです!! 寄生虫を飼い続けるには、食べ物や生活にも注意しなくてはならないってところが目から鱗!現代の荒れた生活が、いかに寄生虫にも人間の身体にもよくないということまで証明してくれた気がします。 「寄生虫を飼うと優しくなる」という結果まで得ることができた藤田先生。 寄生虫のおかげではないけれど、「アレルギーが無くなると性格が穏やかになる」ということを実感しかけているワタシにも、十分納得いく答えでした。

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2012/03/02

ちょっと難しい本が続いたので、箸休めにバカな本を、と思ったのだけれど、期待に答えすぎ。あまりに面白くて、一日で読んでしまった! この藤田先生の面白さ、大人気なさ、うさんくささ!!ほんとにどうしょーもなく最高だ。ずっと電車の中で読んでいたのだけれど、笑ってしまって仕方なかった。 そ...

ちょっと難しい本が続いたので、箸休めにバカな本を、と思ったのだけれど、期待に答えすぎ。あまりに面白くて、一日で読んでしまった! この藤田先生の面白さ、大人気なさ、うさんくささ!!ほんとにどうしょーもなく最高だ。ずっと電車の中で読んでいたのだけれど、笑ってしまって仕方なかった。 それにしても、寄生虫の研究者は、大抵自分で飲んでしまうみたいだ。。。飲んだ話は聞いたけど、サナダムシがお腹いると"幸せ"な気分だとかいうのは初耳。 サナダムシにしたって、なんだってそんなややこしい、偶然だよりみたいな人生を選んだのか。。。人間のお腹で生まれて、川で孵化し、ミジンコに寄って、鮭に寄生。その鮭を生で食べた人間のお腹に戻る。。。そんなライフサイクルで、よくしぶとく生き残ってたもんだ。 そんなサナダムシの人生が、やたらこの藤田先生に被ってみえるのは気のせいだろうか。。。

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2012/01/13

今日のレビューは、うん、この話題で。いかん、間違えた。ウンコの話題で!本書は寄生虫博士・藤田 紘一郎氏の自叙伝的な一冊。その人生の節目節目に、大きくウンコが関与する。 子供の頃は、芋や野菜の肥料に使うためのウンコ運びをしながら、すくすく育った藤田少年。医学部時代に、トイレでばっ...

今日のレビューは、うん、この話題で。いかん、間違えた。ウンコの話題で!本書は寄生虫博士・藤田 紘一郎氏の自叙伝的な一冊。その人生の節目節目に、大きくウンコが関与する。 子供の頃は、芋や野菜の肥料に使うためのウンコ運びをしながら、すくすく育った藤田少年。医学部時代に、トイレでばったり出会った教授に声を掛けられ、熱帯病の調査に帯同したのがウンのつき。整形外科を目指していた運命が、大きく変わった瞬間でもあった。 また、医師としてインドネシアにも駐在。ウンコの流れる川で平気に遊んでいる子供たちが、日本の子供よりずっと元気であることに気付き、キレイとキタナイが逆転するくらいに人生観が変わったそうだ。 一方で、専門家らしくウンコの分析にも余念がない。これまでにウンコ集めのために訪れた国は70か国。世界中から集めたウンコの数が10万個近く。その大量のウンコを情報源とし、数々の知見を生み出している。 例えばその一つに、日本人のウンコの減少化ということが挙げられている。戦前の日本人のウンコは、一人あたり350~400グラム。それが今では150~200グラムまでに減少。これは、日本人の食生活が欧米化した結果、腸内細菌の餌である食物繊維の摂取量が極端に少なくなったことに原因があるそうだ。 しかも、ウンコの大きさが自殺率と大きく関係するとまで言うから驚く。食物繊維摂取量が多くウンコも大きい、ウンコ先進国のメキシコを見てみると、自殺率が非常に低いという。例外もあるのだが、概して食物繊維を多くとっている国ほど自殺率も低い傾向にあるのだ。 著者いわく、長年のウンコの研究によって最も役立ったのは、誰もが嫌う寄生虫やウンコを対象とすることで、嫌われ者の気持ちがよく分かるようになったことであるそうだ。その結果が、人とは違った視点から物事を捉えるということに結び付いたというから、人生なんてわからないものだ。うん、これ大事!

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