獅子は働かず 聖女は赤く(2) の商品レビュー
この作者も昔(エミリー1巻のころ)はイイ子だったのに 今が駄目になったわけではないのだろうけれど つたないのでなく上手くいっていない感じ どうしてこうなった 商業ペースでなく好きなように書いて電撃文庫に拾ってもらうとかのほうが良いのかも と編集の仕事を否定するようなことを言う
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早くも、主人公周りで設定されている様々なものが明らかにされ始める2巻目、というか、ふざけた話が得意な作者であると思ってたんだが、結構人情話だなぁとか。
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前巻と比べて格段に面白くなっています! 前巻が悪いという訳ではなく、今作は様々な物語の要素が追加され、それらがストーリーを引き立ててくれてます。 特に戦闘シーンが熱かった! マイナー作だとみくびらず、ファンタジー好きな方には是非読んで欲しい一冊です。
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“「よかった……。ちゃんと入った。でも、やっぱりあの頃より、少し腹が……」 ぼやいたユリウスはいつも着ている黒い服とは違う服に身を包んでいた。 彼の普段の服とは対照的に、その服は染みひとつなく白い。戦闘に用いられることも想定しているのか、白く染められた皮で、とこどころを補強された...
“「よかった……。ちゃんと入った。でも、やっぱりあの頃より、少し腹が……」 ぼやいたユリウスはいつも着ている黒い服とは違う服に身を包んでいた。 彼の普段の服とは対照的に、その服は染みひとつなく白い。戦闘に用いられることも想定しているのか、白く染められた皮で、とこどころを補強された服には、中央教会の意匠があしらわれていた。 両手を覆う分厚い戦闘用の手袋もまた、白色に染め上げられている。 その首には、アンナのものよりも豪華な装飾が施された獅子の聖印がかかっていた。 「ユ、ユリウスさん……。その服、いったい。なんだか……」 アンナは言葉を止めて息を呑む。 「なんだか、すごく真面目な人みたいです!背中がちょっと丸くなっているのと、いつもどおり眠そうな顔が難点ですけど、立派な聖職者みたいに見えます!ど、どうしたんですか!?いったい、どうしてしまったんですか!?働くんですか!?働く人みたいです!!」 「……アンナさん、いつも、俺のことそういうふうに見てたんですか」 ユリウスは苦虫を噛み潰したような表情を浮かべた。 「ゴ、ゴメンなさい!でも、わたし、言ってると思うんです!背筋を伸ばしてとか、もっとはつらつとした表情をしないといけないって。いや、そうじゃないんです!その、服はいったい……」 「俺が《法の獅子》をやってた頃の服です。みれんなんてなかったけど、残してたんですよ」”[P.45] バイオレンスアンナさん。 聖職者姿のユリウスさんをイラストで見たかったー。 過去は若干明かされつつも、どうして彼があっち側に着いたのか気になるな。何となく予想はつくけど、もう二転三転あっても面白い。 “「と、とにかく、詳しい話を……」 ユリウスが辛うじて口を開いた時、その言葉を遮るように、グギュルルという、どこか気の抜けた音が鳴った。 それは、明らかに腹の音だ。 ユリウスたちが目をやれば、音の主、白い髪の少女はお腹を押さえて、目を逸らす。 「あ、いや……。違うんじゃ。お昼御飯、少なかったけど、さすがに、わしもこの状況はわかっておる。つ、続けてくれ。話を続けてくれてかまわんよ」 白い少女が何か言い訳をしていたが、また彼女の腹が鳴った。 「お師様……」 赤い少女が額に手を当てて、溜息をつく。 「ま、待て!生理現象だし、これはさすがにしかたないじゃろ!二度鳴るほど、お腹がすいてたんじゃから!だって、ほら、わしも、今、色々考えていて、それで……!そう!頭を使ったから、お腹が反応してしまったんじゃ!そうじゃろう?」 「もういいから、ほんと、黙ってて。あーもう。せっかく神秘的な女の子気取ろうと思ったのに、お師様のせいで台無しだよ」 白い少女の口を塞ぎつつ、赤毛の彼女は、ユリウスに微笑む。 ユリウスもまた、自然と頬が綻ぶのを感じていた。”[P.178]
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アンナ嬢最強説。あれ、前巻からそうですっけ?(笑)天然バイオレンスは恐ろしいよねー(棒)新キャラ・コルネリアはよくあるツンデレさんかと思ってたけど微妙に予想と違ってたんで新鮮だった。エピローグの感じからまだ出番はありそうですね。まぁ個人的には今回の新キャラだと全力でヒルデ推しだが...
アンナ嬢最強説。あれ、前巻からそうですっけ?(笑)天然バイオレンスは恐ろしいよねー(棒)新キャラ・コルネリアはよくあるツンデレさんかと思ってたけど微妙に予想と違ってたんで新鮮だった。エピローグの感じからまだ出番はありそうですね。まぁ個人的には今回の新キャラだと全力でヒルデ推しだがな!(笑)他の方の感想読んでると、人死にやグロさに定評のある作者さんらしいですが個人的にはこのくらいでいいかな。そんなマイルドな人間は読んじゃいけない作者さんだったかしら(苦笑)
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