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ボーイズ、ビィ・アンビシャス の商品レビュー

3.2

9件のお客様レビュー

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2021/02/03

松井省吾が主役のお話。 第2作。 前作以上に「ススキノ探偵シリーズ」のスピンオフ色が強いです。 省吾は、自分の周りで起きている事件に対して、 無警戒、無力。 すべて「俺」が解決してしまいます。 その後の省吾の成長も、作者の構想にあると思いますが、続編の気配は今のところ無し...

松井省吾が主役のお話。 第2作。 前作以上に「ススキノ探偵シリーズ」のスピンオフ色が強いです。 省吾は、自分の周りで起きている事件に対して、 無警戒、無力。 すべて「俺」が解決してしまいます。 その後の省吾の成長も、作者の構想にあると思いますが、続編の気配は今のところ無しです。

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2017/05/23

再読。省吾君、自らが愚かであることを知って、少しだけ大人になっている。親父さんの金で酒を飲むことの葛藤が切なく、前作よりもコクのある若者に成長した。 「俺」が左翼をバカにしていじるのにぼちぼち飽きてきた。右翼の方がバカだというが、行数を割くのは左翼への批判ばかり。右翼より賢い左翼...

再読。省吾君、自らが愚かであることを知って、少しだけ大人になっている。親父さんの金で酒を飲むことの葛藤が切なく、前作よりもコクのある若者に成長した。 「俺」が左翼をバカにしていじるのにぼちぼち飽きてきた。右翼の方がバカだというが、行数を割くのは左翼への批判ばかり。右翼より賢い左翼をバカにするノンポリが一番賢いという理解はすごく安易。 とはいえ、左翼運動・学生運動の闇の部分を現代に繋げる構成は見事。長い時間をかけて過去と現在の闇が繋がるとき、省吾君の希望が砕け散る。 個人的には、一浪して北大を目指すべきだと思うけどなー。グロダッチ。 「俺」を大学生の立場から見るのは相変わらず新鮮、嫌なおっさんだなーヒロインに尊敬されちゃうとこも含め笑。

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2014/06/05

松井省吾も大学生に。 主人公が大学生だと、ハードボイルドではなく、まさしくハーフボイルドだな。 そこに例の探偵が出て来ることで、物語全体がしまってくる。 ただ、全共闘やゲシュタポ、内ゲバ、学生運動の話になると、知識が暗いのでやや分かりづらい。 もっと知識を詰めないとな。

Posted byブクログ

2014/03/08

ハーフボイルド続編。 読めるけど、便利屋の方がキャラが立ってたりするので、 そのおかげかなという気がする。 あくまでススキノ探偵シリーズがあって、 この本ありきな感じ。

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2013/09/14

ススキノの便利屋「俺」が脇役として登場する外伝的シリーズ。 こうして客観的に見ると、「俺」は相当面倒で困った人ですね。 内容は学生運動時代の残党の揉め事に現役大学生が巻き込まれるといったもので若い人にはピンとこないでしょうが、主人公の振り回されぶりだけでも「俺」シリーズの読者には...

ススキノの便利屋「俺」が脇役として登場する外伝的シリーズ。 こうして客観的に見ると、「俺」は相当面倒で困った人ですね。 内容は学生運動時代の残党の揉め事に現役大学生が巻き込まれるといったもので若い人にはピンとこないでしょうが、主人公の振り回されぶりだけでも「俺」シリーズの読者には充分面白いと思います。

Posted byブクログ

2013/01/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

相変わらずの東節。ついつい読んでしまうのは、ハマっている証拠か?オチの強引なつけ方、大掛かりなバックボーンを最後に探偵の説明で済ましてしまうので、深みがなく、あららと言っているうちに終了。 ススキノ探偵の猫・・・読むのは先になりそうだ。

Posted byブクログ

2012/05/31

ススキノハーフボイルドシリーズ第2作目。 1作目では高校生だった主人公・松井省吾が大学生に。 北大受験に失敗し道内最低の偏差値と評判を誇るグロ大に半ば自暴自棄になって入学。 左翼絡みの事件に巻き込まれ・・・ というのが物語の大筋だが、自分は他人とは違うというプライドと他人と比...

ススキノハーフボイルドシリーズ第2作目。 1作目では高校生だった主人公・松井省吾が大学生に。 北大受験に失敗し道内最低の偏差値と評判を誇るグロ大に半ば自暴自棄になって入学。 左翼絡みの事件に巻き込まれ・・・ というのが物語の大筋だが、自分は他人とは違うというプライドと他人と比べて何もできていないという現実の錯綜がリアルに描かれている。 脳内表現がリアル過ぎて、面白くもあるが、やや不快にもなる。 ススキノ探偵シリーズの主人公「俺」は本作でも登場し、主役級に立ち回る。「俺」と省吾の絡みが面白いし、ススキノ探偵シリーズとは違った省吾目線での「俺」の表現が本作の1番の魅力と言っていい。 ちょっとした学びも得る事ができた。 様々な表現により道内最低を謳われるグロ大。 そんなグロ大にも一目置く存在がいるという事が暗に語られているが、そこに「どんな環境にも見方によっては尊敬すべき人はいるし、どんな人にも見方によっては尊敬すべき要素がある」的な考えを見受けられた。 続きが出れば読みたいシリーズ。

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2012/01/18

進学の希望が思うように行かなかった若者が、色々な出来事を潜って自分と向き合って行こうとするというような「青春ストーリー」でもある… 本作には、あの“便利屋”も確り登場する。「ススキノ探偵シリーズ」の番外編という趣も在る…或いは、ハッキリそう思っていても構わないかもしれない… ...

進学の希望が思うように行かなかった若者が、色々な出来事を潜って自分と向き合って行こうとするというような「青春ストーリー」でもある… 本作には、あの“便利屋”も確り登場する。「ススキノ探偵シリーズ」の番外編という趣も在る…或いは、ハッキリそう思っていても構わないかもしれない… 相変わらず、非常に愉しく読了した!!

Posted byブクログ

2012/01/06

前回よりも主人公にイライラさせられたかなー。高校生のころの方がまだ可愛げがあった。 内容はなんだか、どれも中途半端な印象。「俺」が出てくるのは嬉しい限りだけど、ススキノ探偵シリーズと比べると物足りない。

Posted byブクログ