怪のはなし の商品レビュー
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ほどよいこわさ。 これだけの目にあっておきながら自然体というか、何か理由をつけたり因果を探そうとしないところが好き。
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この人の本は何冊か読んでいて、私にとっては久々の新作だけれど…… ひたすら、怖かった。一番、怖かった。 もう、嫌…… 涙目で読了。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
短篇20本を一冊にしているので読みやすいです。しかしまさか全てが筆者の実体験だとは思いませんでした。スゲエエエ。コエエエエ。読了後、帰りの夜道で思わず駆け出したくなるほどゾクゾクしました…。冬に読むんじゃなかったよ…(笑)。 春に落ち着かない気持ちになるのは、自律神経が不安定になるからとか、新生活に対する不安(および停滞している自分に対する焦り)だとかいう認識でおりましたが、本の中で「東京大空襲があった頃だから」と言われていて、なんだかゾッとしました。 私自身は霊感は全くないですが、無意識的にシャッターを閉じているのか鈍感なのかは分からないですけども(笑)、すごく幸せなんだなと再認識しました。加門さんほど敏感だったら多分まともに暮らしていけない…。
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